
結構な雨が降っている。
今日は午後から前回書いたように出掛けるのとおとーさんが居るので絵日記は休み。
疲れ出ないようにほどほどに頑張ろうと思っているところ。
でも、ちょっと頑張らないと駄目な事が出来てきて連日疲れております。
今日は、ちょっと趣向を変えて・・・。
このコロナ禍の中でのショート・ショートを。
文章のワードでの校閲はしましたが自分での点検はまだなのでこれからまた変えるかもしれません。誤字脱字、文章が変なとこるがあるのはご容赦いただきたいのと、興味がない方は読み飛ばしてください。
*****************************
<ものを言う>
コロナという新型の肺炎が世界中で蔓延する。
世の中は、マスク姿の人たちが普通の光景になった。
俺たち高校生も学校に行くのマスク。
そして、昼に弁当を食べるときもマスク。
前を向いて誰ともしゃべらないで黙々と食べる。
なんとも味気ない毎日。
それでも腹は減る。
もう少しで昼だと思った時俺の腹が鳴った。
「ぐぅぅ~~」
あちこちからクスクスと小さく笑い声が聞こえる。
俺も「へへっ」と笑った。
ところが、腹の虫はまだ鳴りそうだと思い心の中で思った。
「ああ~~、腹減ったな」
いや、心の中で思ったんだ。
でも、声・・・いや正確に言うと腹が言った。
「こら!サトウ!しゃべるな!」と先生。
ええっ~!俺しゃべってないし。
俺は腹を見た。
その日を境に俺の腹はしゃべるようになった。
数日間は心の中で思う事が出てしまったりしたが、その後コントロールが出来るようになった。
口を開かなくていいので飛沫が飛ばず便利だ。
そのうちに仲間が増えてきた。
みんなコントロールが出来るようになるまで時間がかからなかった。
昼食時も向き合って食べるようなる。
なんせ口は食べるの専門だから。
おしゃべりは腹がしてくれる。
コロナになってからのの味気ない毎日が一変した。
しゃべりながら食べるのはやはり楽しい。
数か月するとクラス全員、いやこの現象が世界中に広がってきた。
ただ、大人はどうやらなかなかこれが出来ないらしい。
俺たち世代は「NEO人類」と呼ばれるようになる。
特に小さい子の方が腹は饒舌だ。
そうこうしているうちにワクチン接種が始まり、この新型も収束の兆しが見えてきた。
ただ、完全になくなったわけではなく他の感染症もあり、俺たち世代はマスクをつけ続ける。
最初は、いろいろと暑くて蒸れたりかぶれたり、また息苦しかったりしたが、いろいろな素材が開発され付け心地も段違いに良くなった。
部活のサッカーも思いきり出来るようになった。
ある日の放課後、俺はマネージャーの女の子から呼び出された。
前からかわいいなと思って気になっていたのでドキドキする。
もじもじしている女の子が顔をあげた。
「好きです」
彼女の目が言った。
なるほど目は口ほどに物を言うのか。
「俺も」
目で答えた。
なんとも世界は不思議でそして魅力に満ちている。
***********************
おあとがよろしいようで
落語で頭に木がはえて池が出来る話が好きです。
「頭山」
子ども用の教材用の動画があったので<参考>
高校生の姪が、学校で食事中は前を向いて黙って食べないと駄目だと言うのを聞いて、以前から実は「腸がしゃべる」という突拍子もない話を思いついていたので、組み合わせてみました。
授業中、私もよくお腹なっていたので。
ワクチン接種が終ってもきっとマスクを外せないだろうなと言うのといろんな感染症の認識が変わってしまって、正直インフルエンザなども怖いと思うように。
でも、このままの状態でいいのかも疑問。
7月はいろいろと落ち着かない日々になりそう。
ワクチン接種も再来週に1回目が取れたし。
接種券が届いてすぐにwebだけで予約をとっている個人病院にアクセスしたら
ラッキーなのかわからないけどすぐに取れた。
でも、その後はストップしたようでいろいろと兵庫県は混乱が起きているよう。
神戸は5万人分がキャンセルになったそうだ。
おとーさんの会社の人は、高齢の親と同居しているので西宮まで行くと言っている人もいた。
しばらくは絵を描いたり本を読んだりして落ち着こうと思う。
以前描いた絵。

パステルと色鉛筆。
さっと出せる画材がいい。
そうそう、利き腕には注射を打たない方がいいと言うのもあちこちで聞く。
ほどほどに頑張っていろいろと乗り切ろうと思う。
私が倒れたらどうしようもない。