次の日、僕らは親の了解がとれたかどうか確認しあった。
僕はOK。テンちゃんもOK。やまさんはお母さんはいなかったけど、いつも自分の責任がとれる範囲ならいいといわれてるからという事でもちろんOK。
みずっちは・・・。
「・・・大丈夫だよ・・・」と言った。なんだかちょっと元気がない。
やまさんが心配して
「無理するなよ。もし来れなかったら植物採集したあとの作業を手伝ってくれればいいんだから」と言ったら
「大丈夫なんだって!お母さんもいいって言ったんだ!」とみずっちが叫んだ。
やっぱりちょっと元気がないとこが気になったけど皆これでOKだ。
どうやって行こうかと言う話しになったんだけど、自転車で行く事になった。道は僕が知っている。
僕らは赤城先生に報告をしに行った。
赤城先生は「良し!それなら気をつけて行くように。ちゃんとご両親に連絡が取れるようにしておけよ。そしてちゃんと報告を月曜日に先生に誰かが報告に来る事」と言った。
先生は夏休みでも学校に来ているらしい。大変なんだな。
丸山さんに詳しい時間と仕事の内容を聞きに言った。
「そっか~~!皆大丈夫だったんだね。時間はお昼の1時半からでいいらしいよ。多分3時ぐらいには終わると思うからそのあとは遊んで帰ったら?仕事の内容は次の日に『森の木で作る工作』と言うのをするらしいから、その木を集めたり運んだりするのと道具や机の用意を手伝ってほしいらしいの」
とまた一気にまくしたてた。
僕らは仕事が済んだ後、夏休みの宿題の自由研究として植物採集がしたいのでおじさんに植物の名前を教えてもらえないだろうか・・・と聞いた。
「もちろん、大事丈夫だと思うよ。それが報酬という事でおじさんに言っておくね!じゃ!私は帰ってすぐにおじさんにまた連絡しておくから!」と言ってバタバタと走って行った。いつも忙しい人だ。
僕らの夏休みの最初の計画。
なんてわくわくするんだろう。
それから、夏休みにはいるまでの2週間、僕らはこの日の事ばかり話していた。
僕は休みの日は自転車の調整をして、山にはえている植物の事を調べたりした。
おしば標本の作り方なんて言うのもインターネットで調べてたりもした。植物は根からとってくるのがいいらしい。標本を作るには新聞紙が必要だ。
たくさん用意しないといけないなあ~。
皆もいろんな事を調べてきてあれもしようこれもしようなって一日で出来れないほどの話しになった。
だから別の日にも遊びに出掛けようと言う事になった。お弁当を持って一日中いるのもいいななんて。
こんな楽しみな夏休みは初めてだ。
ただ・・・この話をしている時やっぱりみずっちがあんまり元気がないのが少し気になった。
どうしてだろう。お母さんの許しも出たと言うのに。
体力がないみずっちの事だ。自転車で坂道を走るのが不安なんだろうか。
出来るだけ皆にゆっくり走ってくれるように言わないとけないな。
そして・・・待ちに待った夏休みがやってきた!
通知簿の事は聞かないでね。だってそれはプライバシーの問題だから。
長い、長い夏休み!なんて楽しみなんだろう!
そして明日はいよいよ森林公園に皆で行く日だ!
僕は枕元にリュックを用意した。お昼から出掛けるのにね。
お母さんが言った。
「勇気はお父さんとそっくりね。お父さんも楽しみな事があると一週間ぐらい前から用意するもの」
そう言えばお父さんはゴルフに出掛けるとき何日も前から用意をしてお母さんに怒られる。
納屋からゴルフバックを一週間前からだし、玄関に出して「邪魔よ!」と言って怒られもう一度納屋にしまっている。
でも、お父さんの気持ちわかるな~。楽しみな事は早くから用意をしたいよね。
明日はどんな楽しい事が起きるんだろうと思いながら僕は眠ってしまった('-'*)
≪その3へ続く≫
僕はOK。テンちゃんもOK。やまさんはお母さんはいなかったけど、いつも自分の責任がとれる範囲ならいいといわれてるからという事でもちろんOK。
みずっちは・・・。
「・・・大丈夫だよ・・・」と言った。なんだかちょっと元気がない。
やまさんが心配して
「無理するなよ。もし来れなかったら植物採集したあとの作業を手伝ってくれればいいんだから」と言ったら
「大丈夫なんだって!お母さんもいいって言ったんだ!」とみずっちが叫んだ。
やっぱりちょっと元気がないとこが気になったけど皆これでOKだ。
どうやって行こうかと言う話しになったんだけど、自転車で行く事になった。道は僕が知っている。
僕らは赤城先生に報告をしに行った。
赤城先生は「良し!それなら気をつけて行くように。ちゃんとご両親に連絡が取れるようにしておけよ。そしてちゃんと報告を月曜日に先生に誰かが報告に来る事」と言った。
先生は夏休みでも学校に来ているらしい。大変なんだな。
丸山さんに詳しい時間と仕事の内容を聞きに言った。
「そっか~~!皆大丈夫だったんだね。時間はお昼の1時半からでいいらしいよ。多分3時ぐらいには終わると思うからそのあとは遊んで帰ったら?仕事の内容は次の日に『森の木で作る工作』と言うのをするらしいから、その木を集めたり運んだりするのと道具や机の用意を手伝ってほしいらしいの」
とまた一気にまくしたてた。
僕らは仕事が済んだ後、夏休みの宿題の自由研究として植物採集がしたいのでおじさんに植物の名前を教えてもらえないだろうか・・・と聞いた。
「もちろん、大事丈夫だと思うよ。それが報酬という事でおじさんに言っておくね!じゃ!私は帰ってすぐにおじさんにまた連絡しておくから!」と言ってバタバタと走って行った。いつも忙しい人だ。
僕らの夏休みの最初の計画。
なんてわくわくするんだろう。
それから、夏休みにはいるまでの2週間、僕らはこの日の事ばかり話していた。
僕は休みの日は自転車の調整をして、山にはえている植物の事を調べたりした。
おしば標本の作り方なんて言うのもインターネットで調べてたりもした。植物は根からとってくるのがいいらしい。標本を作るには新聞紙が必要だ。
たくさん用意しないといけないなあ~。
皆もいろんな事を調べてきてあれもしようこれもしようなって一日で出来れないほどの話しになった。
だから別の日にも遊びに出掛けようと言う事になった。お弁当を持って一日中いるのもいいななんて。
こんな楽しみな夏休みは初めてだ。
ただ・・・この話をしている時やっぱりみずっちがあんまり元気がないのが少し気になった。
どうしてだろう。お母さんの許しも出たと言うのに。
体力がないみずっちの事だ。自転車で坂道を走るのが不安なんだろうか。
出来るだけ皆にゆっくり走ってくれるように言わないとけないな。
そして・・・待ちに待った夏休みがやってきた!
通知簿の事は聞かないでね。だってそれはプライバシーの問題だから。
長い、長い夏休み!なんて楽しみなんだろう!
そして明日はいよいよ森林公園に皆で行く日だ!
僕は枕元にリュックを用意した。お昼から出掛けるのにね。
お母さんが言った。
「勇気はお父さんとそっくりね。お父さんも楽しみな事があると一週間ぐらい前から用意するもの」
そう言えばお父さんはゴルフに出掛けるとき何日も前から用意をしてお母さんに怒られる。
納屋からゴルフバックを一週間前からだし、玄関に出して「邪魔よ!」と言って怒られもう一度納屋にしまっている。
でも、お父さんの気持ちわかるな~。楽しみな事は早くから用意をしたいよね。
明日はどんな楽しい事が起きるんだろうと思いながら僕は眠ってしまった('-'*)
≪その3へ続く≫