馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

(4)79歳と78歳 互いの安否確認。

2024-12-03 07:25:28 | 日記
(3)79歳と89歳 過去、現在、将来。

続きです。
酔いの回って綿羊の里をフラフラ歩く。
下記動画は、2020年9月20日に弘法山へ出かけた動画です、
実は今回の79歳白髪頭との峠の茶屋での会食は
兄が破傷風感染で生死をさまよった時
助けてもらった御礼の為です。

丹沢弘法山 名古木  

丹沢弘法山 冨士見の湯へ


木里館の名は
王維の詩からとったのであろうか?
竹里館 王維
独り坐す幽篁(ゆうこう)の裏(うち)
琴を弾じて復(また)長嘯(ちょうしょう)す
深林人知らず
明月来たりて相照らす
現代語訳
一人ひっそりとした竹林の中に座り、
琴を弾いたり声をのばして歌ったりする。
深い林の中なので知る人はいない。
明月の光が降り注ぎ私を照らす。



午後3時 79歳白髪頭が車で渋沢駅まで送る。
2枚の株主優待券をくれる。

僕は葛湯を渡す








有効期限2025年5月31日。
それまでに来いということ。
期限過ぎて連絡無きは死んだとみなす。
渋沢駅で乗車する、
列車が入って来る。
坂井泉水の曲が流れる。
彼女の出身地なのだ。

「負けないで」Music Video

互いの三途の川への旅立ちを案ずるのだ。
続く




(3)79歳と89歳 過去、現在、将来。

2024-12-02 17:23:45 | 日記

 

続きです。
弘法山

老いた自分は山から見つめる湘南の海、富士、箱根、丹沢山塊 
17歳から60年間、心の安定を求めて彷徨った。 
冬山、ロッククライミング、氷壁 
北アルプス、谷川岳、南アルプス、 
凍傷、滑落、山仲間の遭難死 
費やした時間は長い。 
しかしと時間を留めて考える。 
どんな人生であっただろうか? 
人生の三つのうち将来の時間は少ない限りがある。 
回想するべき価値はあっただろうか? 
実社会を知らず野望を抱き、挑んだが、成功は成就したか? 
殆ど打ち砕かれた。 
様々な人間関係での軋轢での戦い。 
打ち倒され、起き上がり打ち返した。 
挫折の半生なのか? 
反骨の精神が潔しとしなかった。 
そもそも人生は予測できないものだ。 

「人生は少しだけ減らすことを考えれば 
その分だけ世俗から抜け出すことができる。 
友人との付き合いも少しだけ減らせれば 
その分だけ煩わしいざこざから逃れられる」。 
「菜根譚」 
既に誇り高きアルピニストでもなく 
ハイカーでもなく 
数多の老人の一人だ。 



幸運だったのか?
仲間は先に逝ってしまったが
未だ死んでいないことだ?


左から3人目 一心
3人は黄泉の谷を渡った。
昭和45年3月北アルプス上高地



















【山登りトレッキング・ハイキングの歌制作】「山は呼んでいる」歌:さとうささら

(2)79歳と78歳 青春を回想。

2024-12-01 09:42:51 | 日記

(1)79歳と78歳の山登り
続きです。
峠の茶屋でジンギスカン羊肉の煙、秋空へ昇る。
私は生大ジョッキと日本酒熱燗2合を呑む。
79歳白髪頭はノンアルコールビール2瓶
13時半 頂きの展望台まで上がる、
細い急登を酔いが回って足取りはヨロヨロフラフラ。
79歳は意外にも軽快に登る。
下山する3人が、登る私達を待っている。
「すいません、酔っぱらっています」
お父さんらしき人が
「日本酒吞んでましたね」ニコヤカニ応対。
そうか、テラス席で、爺さん達の馬鹿会話を聴いていたのだ。
尾根道に出ると、階段の男坂と緩やかな山道の女坂がある。
当然男坂を登る。
79歳はスタスタ
78歳はヨタヨタ



女性二人が追い抜いて行く。
頂きに着く。
展望台に上がる。
湘南海岸 江の島、房総半島
ぐるりと右首を回す。
箱根連山
その上から富士が覗いた。
高校時代を過ごした海辺の街。
60年が過ぎたのだ。
1964年昭和39年3月13日弘法山
林間学校の小学生を引率して海と山と島と富士を眺めたのだ。
教師たちは既に黄泉の谷を渡った。
小学生も70歳を過ぎた。
緑と紅葉と黄葉のパッチワークの秦野盆地
初冬の海風が吹き抜けた。





夏の熱中症後遺症で左脚は治癒しない。
碧の海と黒の山々を見詰め想い馳せるのだ。
青春の焦燥に彷徨い、心身の炎を燃焼、
そうして心の安定を求めた。
みんな逝ってしまった。
人生に百歳なし、幼き時は物知らず、
年老いて体弱く、
ただ残るは青春の数年のみ、
名誉と富貴に骨身をけずっても、
やがてはみな白髪の老人
男は加齢を重ね、
罰当たりで復讐される。
若い頃は人間が身体を虐め
老いては身体が人間を虐める。


生死有命!
富貴在天

(財産や地位は天命によって決まっており、人の思い通りにはならないということ)。
一切是命運決定!
死ぬか生きるかは天命による。富貴になるかどうかも天命による。(しょせん人間の力ではどうにもならない






続く
河島,英五「初冬」


(1)79歳と78歳の山登り

2024-11-30 08:02:59 | 日記
11月29日(金)
9月末決算
税務署に申告書は11月29日(金)に提出
息子の奮闘で若干の黒字を計上した。
変圧器、トランスの製造、その他電子部品等

OEM商品・ノベルティ製作

アマゾンショップ

3業態はニッチ産業

11月29日(金)朝5時半起床 
8時 登山支度をして自宅を出る。


京成電鉄、都営新宿線を乗り新宿駅で小田急線快速急行小田原往き乗る。
株主優待券乗車券だ。

早速スマホラインで友人に逐一知らせる。


11時半渋沢駅着
白髪頭の枯れ木のような奴が改札口で待っていた。
湘南ナンバーのボロ軽自動車に乗る。



遊園地の子供自動車の如きゆっくりだ。
高齢者のシルバーマークを貼り付けるより
亀のマークを貼り付けたほうが安全だ。

息子達に運転を止めろと忠告された。
免許更新は何とかオッケーだったが
警察署の視力検査で眼鏡使用義務をしなければ許不可となった。
ノロノロ運転で山間の住宅地を抜けて
山道に入る。
木々と雑草が生い茂り、山道と沢へ下る小路が判らず
モウロク79歳は小路に入ろうとする。
「待て!谷底へ落ちるぞ」
制止する。
あぶねー!
地元出身なので、本道ではなく裏道を通ってるのだ。
峠の茶屋に到着。

野外のベランダテーブルでジンギスカン料理を食べることにする。
生大ジョッキ、日本酒熱燗2合
79歳爺はノンアルコールビール







高校で、出会い帰宅方向が小田急線上り方向だった。
僕は大和駅で乗換え、79歳はそのまま秦野駅
俺達二人は、厚顔の美少年?であったが
60余年の年月は白髪と皺と変貌
だが、真向いあって喋ると学生服姿の二人に戻るのだ。


過去の時間とは何であろうか?
既に存在しないが亡霊の如き現実があるのだ。

時は加速度をつけて流れていく
意味のない人生は停車せずに通り過ぎる。
しかしと、79歳78歳に達した。
濁流に流され岩に叩かれ
枯れ木にしがみつき
泥水を飲み
口をイルカの如く吹き出し
河口までやって来た。
年月はひ弱な精神を強く賢くしたかのか?
2人の老人が、秋色の峠で
降り注ぐ陽光を浴びて10代に戻るのだ。



続く

♪枯葉/ビージー・アデール

(7)小料理屋女将から妾になる。

2024-11-28 08:34:19 | 日記


6)不倫夫 離婚、ホステス、小料理屋女将、妾

続きです。
女将は涙顔をそむける。
泣き笑いの表情で
「いらっしゃいませ、早いのね」
板前はまだいない。
無言でビールを持ってグラスに注ぐ。
互いに会話の出だしが無い。
彼女の苦闘を感じるのだ。
独りで3人の子供を抱えて、酔客に媚びて
明るいおしゃべり
美しい顔の内側には、耐えきれない苦悩。
私達は、誰も助けてもらえない同士なのだ。
銀座電通通り地下にあるスナックのママさんは
彼女が、仕入れ先の卸問屋でパートをしていた。
後に新橋のボロビルで小料理屋を開いた。
ビル取り壊しになり、立ち退き金を貰い
姉が銀座でクラブを経営。
その援助でスナックを開いた。
ママさんは種子島出身
エキゾチックな顔立ちと素朴な話し方。
新橋地下の小料理で接待すると
直ぐにスナックにクライアントを連れて飲む。
私も接待笑いで応じる。
深夜、帰宅するタクシー代もなく
日本橋まで歩き3畳の事務所で寝るのだ。
接待場所は小料理屋とスナックだけ。
互いに事情を知っているので無理はしない。
4年が過ぎた。
三回の結婚した六本木の店経営の先輩から連絡が入る。

「新橋の店を閉じることになった」。
「お別れ会をする」
客ではない、仲間が集まり明るい会話をした。
記念写真を撮った。
その日は、閉店の訳は聞かなかった。
後日、六本木の先輩の店で事情を知った。
小料理屋は、借金返済が出来なくなった。
女将は、借金返済と生活保障を条件として妾になった。
その後の行く末は知らない。
愛人が選ぶネクタイは、自宅でネクタイを締めて
マジマジ、鏡で見ると似合わない。
「美しい女が心も美しいとはいえない」。
美しい計算高い女は、男の金を吟味する。
しかし、一緒になると、男は真の愛を求めて
違う場所で愛情を満たそうとする。
その葛藤が不倫だ。

続く


PV]阪井あゆみ - 横顔 「白い春」主题歌