1月13日夜半、寝付けない。
安ワインをワイドだが嵩が低いグラスに氷を入れ注ぐ。
スマホで編集画面解析欄を読む。
「又銀座でタンメンを食べる」
どなたかが閲覧。
30代半ばまで、銀座4丁目のビルに勤務。
そのビルは現在取り壊し中。
裏通りには三原小路と呼ばれるどん詰まりの飲食店が並ぶ。
銀座ショッピングの方々は知らない。
銀座でサラリーマンする男が昼飯食べる。
雑然とした小路は銀座の裏の表情
タンメンの名店
バブル時代の銀座は不夜城。
銀座柳の下、綺麗な和服お姉さん達が
ビル街角の明かりで竹久夢二が描く女の艶やかな装い。
銀座に勤務していたけれど、ご縁はなく
昼も夜も裏通りでの飲食。
再掲
2012/07/07 20:40:09
7月6日(金)午前中 再度 東銀座まで行かなければならなかった。
用事は直ぐに終わった。
時刻は11時10分、一昨日と同じく中華三原でタンメンを食べることにした。
http://www.youtube.com/watch?v=SM4MCZXKWZM
既に 6人の先客がカウンターで食べていた。
客の一人がホールのオバサンに話しかける。
「ずっと昔来ていたんだ、味は変わらずに旨いね」!
オバサン「ありがとうございます。みなさん、そう!おしゃってます」
私もその会話は「そうだな」と感じるが
少し微妙に味が違う気がするのだ。
37年前、銀座勤務だった頃、週一で食べた。
カウンターから厨房での動きを逐一眺めた。
厨房は男が3人いた。
野菜を中華鍋で炒め味付けする白髪のオジサン。
麺を茹で上げるオジサン
野菜を切り、洗い場を担当する若者がいた。
当時、野菜の味付けするオジサンの手捌きを見続けた。
無駄のない動き、野菜を中華鍋に入れ、炎がガス台一面に立ち上がり
鉄鍋と鉄柄杓が野菜と油を混ぜ合わせ、振ると独特の金属音を覚えている。
必ず小皿にスープを入れて味を確かめていた。
出来上がるまでの時間は割合長かった気がするのだが?
そして、野菜と塩スープを中華丼に移すと
中華鍋を小さい竹箒で洗い、タワシで再度洗い
油を引いていた。
仕事が丁寧だった。
熱々のタンメンがカウンターに運ばれるのを少し苛苛しながら
待ったが食べ始めると、苛苛脳が官能脳に変わった。
厨房の二人のオジサンは既に黄泉の国へ行ったか?
現在 味は変わらないのだろうが、出来上がりは早い。
今、厨房で中華鍋を振るうのが37年前
野菜切と洗い場を担当していた青年だ。
私と同世代のはずだが。
今の厨房には、この青年はオジサンになり少し白髪混じりだ。
一人で中華鍋を振り、麺を茹で丼に入れる。
オバサン二人が野菜切と洗い場を担当している。
どこが違うかと言えば
中華鍋を丁寧に洗わない、小皿にとって味見をしない。
麺の茹で加減をあまり確認しない、野菜の切り口、形が乱雑だ。
注文から運ばれてくる時間が短い。
麺の茹で具合が一定ではなく、むらがある。
男が一人で調理するので短時間に客の注文を捌かなければ致し方ないのだろう。
まあ、多少の不満があるが、これは個人的な感覚。
30年以上前の味など殆どの人が分かるはずもなし。
そんな独り言を思いながら650円払った。
ご馳走様。
7月7日の新聞にAIJ投資関連の社長が銀座で高額接待をブログに書いていた事が
記事になっていた。
年金基金の幹部と銀座で最高級食材を使った中華料理を堪能
みんなして満足したらしいが、懸命に働いた庶民の金を
銀座で食いつぶした。
私は650円のタンメンを銀座で自腹で食べて満足しているのだが
その銀座の高級中華店とタンメンの味を比べたい。
時間があるので37年前の思い出の銀座を見て回った。
次回ブログに書く。
暑い陽差しの中、柳橋事務所まで徒歩で帰ることにした。
息子は台湾の取引先との打ち合わせでビッグサイトにいる。
デザイナー女性は日本橋のレーザー彫刻工房で打ち合わせしている。
歩くことに損はない。
茅場町まで来ると外で並んで待っている店がある。
店名 中華麺酒家 菜華
http://tabelog.com/tokyo/A1302/A130203/13020068/
旨い店なのだろう。覚えておこう。
いつかの機会に行くだろう。
汗だく兜町まで来るとビル前人だかりしている。
7月7日は「そうめんの日」の登り旗が翻る。
ビル内を覗くと行列だ。
無料でそうめんを配っている。
私も並んだ、ビル名は製粉会館。
http://www.enjoytokyo.jp/life/spot/l_00005884/
7月7日は七夕だが、何でそうめんの日か分からないが
「そんなの関係ねー」!
私も並んでそうめんと冷麦を受け取った。
14時、柳橋事務所着
喉の渇きは限界、直ぐに 発泡酒を2缶一気に飲む。
弊社 マドンナがいればストップがかかるが
「今、三越で買い物中なので15時過ぎに戻る」とメール。
息子は台湾の取引先を夜接待のため戻らない。
15時には椅子で午睡。
16時目覚めると
デザイナー女性が黙々とデザイン作業をしている。
18時には事務所に私一人になったので、
ホッピーを飲む。
だが 腹の具合が変だ。
トイレに駆け込む。夜9時までトイレの出入りを数度繰り返す。
自宅に帰れない。
やっと治まり10時に船橋駅に着いた。
胃袋と腸は空っぽになったので
飲み屋横丁の一平で生ビールとチュウ杯を飲んだ。
帰宅して夜中、何度もトイレに駆け込む。
いやー参った。7日は一滴も飲まない。
原因 分からん
仕事せずに飲んだくれてるから罰が当たった?
宵待草 ソプラノ 竹久夢二詩 多忠亮曲