「実は海水注入していました」。
「現場所長の独断でしました」。
又東京電力の隠蔽が明らかになった。東京電力も政府も現場主義を疎かにしている。前にも書いたように現場見ずに東電幹部、専門家、政治家、マスコミは報道。テレビに写る場面は官邸か東電本社からの報道説明のみ。首相補佐官や東電副社長が原発現場でマスコミも現場で互いに事実確認しながら報道説明しない。真実を知るのか怖いのか、それとも被曝を恐れているのか・釜ヶ崎から騙して作業員を原発現場で働かせるより、政治家が原発災害現場で働く事が最も国民を説得できる。
「所長の独断で行った」。
嘘つくな!公益企業で大企業で典型的管理組織の会社でありえない。
傲慢白髪うどの大木副社長が責任すり抜けただけだろう。
東電上層部は責任回避で逃げたのだろう。
決断を部下が迫っても判断出来ず沈黙したまま時間経過して
現場は決断した。
そして、上層部は政府に責任転嫁した。
サラリーマンで偉くなるには平社員の頃から責任回避して
危ないことには近寄らない、よけいな口出しはしない
決断はしない、上司の意を汲んでその通りに行動する。
黒猫だが上司が白猫だと言えば「はいその通りでございます」
そうやって忍従のサラリーマン生活を30年余り続けて
やっと役員になったのだから、突然未曾有の津波が自分達に襲って来た訳だから
立ち向かうことなど出来ない。
病院に逃げ込むか、部下に押し付けるか、それもダメになったから
よしみのマスコミ、政治家に泣きつき責任回避を企てる。
公務員でもなく公的独立機構でもなく税金は納め、みなし公務員でもない。
東電には対外的競争原理はないので内部競争のみが高い地位を得るための必要。
現場など下請け任せだから正確な情報を説明できない。
歪んだ巨大組織体質は外部からの攻撃には全く対応できずひ弱だ。
阿保缶政府が逃電の企業体質見抜けず振り回された。
口先商売人が見たこともないのにぺらぺらしゃべるが理解出来ない。
30年前、労組書記長としてスト決行日指令を出すと
途端に出張だとして逃げてしまう組合員が必ずいた。
通常会議では勇ましい攻撃的言動する組合役員に限って
秋闘、春闘の決断をする会議には出て来ない。
匿名の手紙が届き嫌がらせ文面が書かれていた。
年賀状に「大儀親を滅す」と書いてくる上司。
会社側に媚びているのだろうが
会社側もそのお調子者を利用するが
書記長の私は無視するから、更に私へ説得力ない非難が集中する。
社側労務課長は社内的には傲慢不遜で嫌われ者だった。
当初激しい喧嘩もした、時間外ストもした。
その結果要求賃金で妥結したが、その後、前書記長と労務課長の
「交渉員メモ」なる書面が出てきて、文面には今後の賞与についての
取り決めが書かれていた。
妥結額を下回る賃金が明記されていたのだ。
会社側は労務課長の直筆サイン実印と社判、
組合側は 労組名ゴム印、書記長ゴム印、個人名ゴム印 三文判
まさかこのような裏交渉メモの存在になす術なく
組合員に説明ができなくなってしまった。
今更、前書記長に確認してもかわいそう。
やはり、私は騙されたのだ苦渋に眠れぬ日々が続いた。
労使関係は裏交渉であろうと合意事項は守らなければならない。
管理部長と、交渉員メモの件で話しをした。
「会社と秋闘で合意した、互いに約束は厳守する」
「しかし、交渉員メモについて組合員は存在を知らない
従って、組合員に説明するために、交渉員メモを公開します」
「説明方法はメモをコピー印刷して組合速報に載せることにします」
「又全国オルグして説明します」。
管理部長の顔色が青ざめた。
密約がバレテしまえば企業モラルが一気に瓦解
社員の不信感と上部組合組織からの圧力がかかるのは必至だ。
会社側は交渉員メモを破棄した。
正義とか悪とかではなく組合が弱ければ
日米修好通商条約のように一方的に不平等条約なるのだ。
私にとっては賃金が安くても良かった、
仕事も賃金も福利厚生も私には不満はなかった。
商売なのだから利益なければ分配は少なくなる。
公平感のある労働協約締結と本社の補完業務的仕事からの脱却と
仕事にあった誰もが納得する客観的基準を元に人事賃金体系構築を望んだ。
続く
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