木枯し菊太郎ブログ

日本で森林が2番目の岩手に根を張り
森で働き、森を活かす事に時間を費やして
行きたいと想う者です。

船が日本海まで

2012年01月01日 | ニュースのこと
大槌の船、兵庫へ漂流 持ち主は震災で犠牲に岩手県大槌町から兵庫県香美町沖に漂流してきた小型船=31日午後5時、兵庫県香美町の香住東港、新井正之撮影

見つかった小型船(手前)と巡視艇「こまゆき」=31日、兵庫県香美町沖の海上、香住海上保安署提供

船が漂流したとみられる経路


 31日午前10時40分ごろ、兵庫県香美(かみ)町の沖合約1.2キロの海上で小型船が漂流しているのを地元の漁船が見つけ、第8管区海上保安本部に通報した。香住海上保安署によると、東日本大震災で岩手県大槌町の港から流された船で、津軽海峡を経て漂着したとみている。両町は海岸沿いで約1500キロ離れている。

 同署によると、船は長さ5.7メートル、幅1.6メートルで、水につかった状態で浮いていた。船体の登録番号を調べたところ、大槌町の吉里吉里(きりきり)漁港の船とわかった。

 所有者は3月11日の震災で犠牲になった大槌町の左官業、野崎長一(ちょういち)さん(当時63)。兄の重太(しげた)さん(68)によると、長一さんは海岸の様子を見に行って津波にさらわれ、翌日に遺体で見つかった。港にあった船も流された。釣りが趣味で、アイナメやカレイを近所の人に配り、自身は釣った魚をつまみに焼酎を飲むのが大好きだったという。

※菊太郎より
大槌町吉里吉里は大津波の直後に物資支援・消息確認した所です。

不安解消を願います。

2011年09月14日 | ニュースのこと
千葉県成田市の成田山新勝寺は13日、おたき上げで供養するために取り寄せた岩手県陸前高田市の景勝地「高田松原」の松の木の検査で、放射性物質が検出されなかったことを明らかにした。25日のおたき上げで燃やす予定で、新勝寺の担当者は「震災で亡くなった方々の供養や、被災地の復興祈願ができるのはうれしい」としている。

 東日本大震災の津波で流された高田松原の松は、京都市の伝統行事「五山の送り火」の「大文字」で燃やされる計画だったが、放射性セシウムが検出されて中止。新勝寺のおたき上げにも健康被害を不安視する抗議の電話やメールが相次いだ。

 松は縦、横それぞれ4・5センチ、長さ90センチの角材30本に加工され、新勝寺の僧侶が「祈願東日本大災害復興」などと書き入れて燃やす予定。

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北の森が消えるかも?

2011年06月18日 | ニュースのこと
北朝鮮の山林が急減、韓国より面積少なく
2011年6月17日(金)09:40
 【ソウル聯合ニュース】北朝鮮ではここ20年間、樹木の伐採などで毎年ソウル・汝矣島(840ヘクタール)の150倍ほどの山林が減ったことが17日までに確認された。
 国立山林科学院の兪炳一(ユ・ビョンイル)博士は、業界マガジンの「世界食品と農水産」6月号で、北朝鮮が国連食糧農業機関(FAO)に報告した「2010国家山林報告書」を引用して発表した。
 兪博士によると、北朝鮮は報告書で2010年北朝鮮の山林面積を566万6000ヘクタールと報告した。これは韓国より55万7000ヘクタール少ない。また、1990年は820万1000ヘクタール、2000年は699万3000ヘクタール、2005年は629万9000ヘクタールだったと報告した。
 これらの報告をまとめると、北朝鮮ではここ20年間に253万5000ヘクタールの山林面積が減った。20年間で山林面積全体の30.9%が減少したのだ。これは毎年12万7000ヘクタールの山林面積が減少したもので、汝矣島の150倍ほどの面積がなくなったことになる。
 兪博士は、「こうした山林減少ペースは熱帯の開発途上国よりも速いもので、食糧や燃料確保のための伐採などが原因のようだ」と推定した。

逆に日本は森林整備が遅れて木材の蓄積が増えてます。
イカダにして日本海を渡ったらいかがかな・・・


復興のシンボル・ツリー

2011年06月04日 | ニュースのこと
河北新報より
東日本大震災で津波被害を受けた岩手県陸前高田市の名勝地「高田松原」で、1本だけ残った松の木を守る活動が本格的に始まった。海水から守る囲いを取り付けたり、バイオ技術を用いて増殖を試みたりするなど、市民らがあの手この手で、復興のシンボルである「一本松」を絶やさぬようにと奮闘している。
 活動の中心は、市民グループ「高田松原を守る会」(鈴木善久会長)。会は4月下旬、専門家と松の調査を開始した。根は地中の3分の2が海水に漬かり、土壌の塩分濃度は1.2%と、松が生きていける濃度の約3倍だった。
 鈴木会長は「危機的状況だが、可能性がある限り、どんな手も尽くす」との思いで、行政や地元の企業、団体、研究所と連携し、保存活動に乗り出した。
 まず、木の周りに丸太で作った防潮柵を設置。幹には日よけのネットを巻き付け、根には活性剤を散布するなど延命のための措置を施した。塩分を吸収するヨシを周辺に植えることも検討中だ。
 並行して、松の子孫を残そうとバイオ技術も活用。森林総合研究所材木育種センター東北育種場(岩手県滝沢村)は、採取した松の枝100本を研究所の台木に差し、接ぎ木を実施した。住友林業筑波研究所(茨城県つくば市)では、松の芽を培養液で育てる組織培養を研究している。
 22日に同市で開かれた守る会の総会では、一本松を浸水から守るためにも、海との間に立つホテルの建物を保存していくことを申し合わせた。
 守る会に60人いたメンバーのうち、津波で吉田正耕前会長ら10人が死亡または行方不明になった。鈴木会長は「亡くなったメンバーのためにも、白砂青松の高田松原に戻していきたい」と力を込める。会は新会員を募集している。連絡先は事務局の陸前高田市農林課0192(54)2111。(古賀佑美)


一本松をデザインした復興グッツも販売始めたそうです。



もったいないようだが・・・

2011年04月17日 | ニュースのこと
東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた岩手県大槌町で、2階建ての民宿の上に巨大な遊覧船が乗ったままになっている。船を所有する同県釜石市は、余震などで落下する危険があるとして、早期に解体することを決めたが、船体はほぼ無傷。「まだ乗れそうなのに…」。14年間乗り続けた船長は複雑な思いで成り行きを見守っている。(市岡豊大) 

 釜石市が委託運営する遊覧船「はまゆり」は全長27メートル、排水量110トン、定員230人の双胴船。毎年4月上旬~1月末に運航し、美しいリアス式海岸を周遊するコースなどで観光客の人気を集めてきた。

 同町在住の刈屋秀章さん(59)は平成9年の就航から航海士、19年からは船長として延べ約20万人の乗客を運んできた。3月11日、今シーズンの運航に向け年1回の定期点検を受けるため町内にある造船所のドックに、はまゆりを入れた直後、津波に襲われた。

 刈屋さんによると、はまゆりは津波でドック内から高さ約6メートルの防潮堤間際へと持ち上げられ、一気に住宅街へとなだれこんだ。ぐるぐると旋回し、民宿の屋根に引っかかったという。

 「どうしてあんなところに」。刈屋さんは思わず目を見張った。はまゆりは防潮堤にぶつかることなく乗り越えたとみられ、目視で確認する限り、客室にも船底にも目立った損傷はなかった。

 しかし、船を下ろすにはクレーンでトレーラーに移し替えて運ぶなど巨大な重機が必要。周囲はがれきの山となった住宅街で作業は困難を極める。しかも東北地方では余震が続き、いつ屋根から落ちてくるか分からない危険な状況に、町側も早期の処理を要請しているという。

 釜石市は14日、造船業者や運航業者らと協議し、解体を決定。市の担当者は「余震のたびに心配している。一刻も早く安全を確保することを優先した」と話す。

 海からわずか150メートルの場所で解体されるはまゆりの運命に、刈屋さんは「そのまま海に浮かべれば動きそう。でも周りに迷惑をかけ続けるわけにもいかないし…」と苦悩する。

 震災で巨大津波が襲った東北地方沿岸では、港に停泊していた多くの船が押し流され、街の中に横たわっている。岩手県によると、県内では4014隻の船が被災。陸上に打ち上げられた船も数百隻に上るとみられる。

 県によると、市町村が廃棄物と認めれば、処理費用は国の補助金対象になるが、移送する場合は公的に費用を負担する仕組みはない。県は「まだ動かせる船が相当数あるとみられるが、最終的には所有者と市町村の判断」としている。

                   ◇

 ■「後世への教訓」保存求める声も

 大惨事の象徴的な痕跡について、被災地では保存に慎重論もある一方、災害研究者らからは「後世への教訓として残すべきだ」と訴える声もある。

 「はまゆり」について、解体する方針を決めた釜石市の下沢治産業振興部長は「がれき撤去の妨げになっている。市内なら残す選択肢もあるかもしれないが、現状では早い処分が大槌町への誠意だ」と話す。これに対し、早稲田大教育・総合科学学術院の高木秀雄教授(構造地質学)は「地元の方には思い出したくもない存在かもしれないが、長期的展望に立ち、津波防災の啓発に活用してほしい」と撤去方針を残念がる。

 巨大津波の痕跡保存に関し、住民感情は複雑だ。

 「この下に実家があるんです」。宮城県気仙沼市の鹿折地区で、小野寺久行さん(63)が大きな漁船を指さした。父親と妹が亡くなり、母親は行方不明。「被害を忘れてほしくないが、周りが整備されてここだけ残されても…」と声を落とす。

 一方で、住民から保存を求める要望も出ている。市観光課は「住民の理解が大事だ」とした上で「被災したエリアごと残すとか、今後の町づくり次第ではないか」と語る。宮城県南三陸町の佐藤仁町長も、3階建ての鉄骨だけ残り、多くの町職員が亡くなった町防災対策庁舎について「賛否両論あるが、町民の命を守ろうとした職員の記憶の場として残したい」と話した。


熊が!

2011年01月22日 | ニュースのこと
{アサヒコム}より
申請人はホッキョクグマ 電力会社に「すみか返して」
2011年1月22日(土)15:06
 地球温暖化ですみかを追われたホッキョクグマを申請人にして、日本環境法律家連盟(事務局・名古屋市)が日本の電力会社を相手取り、温室効果ガスの削減を求める公害調停を起こす。総務省の公害等調整委員会に今夏にも申請する予定で、温暖化の被害を受けやすい農業や漁業関係者にも参加を呼びかける。公害等調整委員会事務局によると、温暖化を理由にした公害調停の申請は、これまでに例がないという。(長富由希子)

 22日、同連盟が東京都内で開いたシンポジウムで発表した。同連盟は、気温上昇で北極の氷が解けてホッキョクグマのえさ場が不足しているほか、コメの品質低下や漁獲量の減少も招き、ホッキョクグマや農漁業者らが安全な大気環境で生きる権利が侵害されたとしている。温室効果ガスを「大気汚染物質」と認めた2007年の米連邦最高裁の判断にならい、気温上昇の原因の温室効果ガスは大気汚染物質だと主張、温室効果ガスを大量排出する電力会社に削減を求める。

※電力会社だけでなく産業界が電気を要求したから電気の需要がが増したからでは・・・







回復の兆し

2011年01月19日 | ニュースのこと
原木初競り:材価好調を持続--日田中央木材市場 /大分[毎日新聞より]
 日田市内の7原木市場のトップを切って11日、日田中央木材市場(十時和之社長)でスギ、ヒノキなどの初競りがあった。8割を占めるスギの平均材価は1立方メートル当たり1万1700円で、昨年の初競りに比べ約2000円アップ。特に、09年の材価低迷から立ち直りを見せた昨年に引き続き、好調さを持続してまずまずのスタートになった。

 九州・山口地方の製材業者など約100人が参加。土場に積み上げられた原木は昨年並みの6200立方メートル。あいさつした日田素材買方組合(約110社)理事長で製材所経営の熊谷博文さんからは「政府のてこ入れもあり、特に昨年9月以降、国産材の復活傾向と輸入材の比率低下が目立った。いつでもユーザーに納入できる態勢を整えたい」と元気な声が聞かれた。

 日田地区原木市場協組によると、低迷した09年の平均材価は9538円。昨年は同1万1312円と18・6%増。県西部振興局農山村振興部は要因について、政府てこ入れのほか、北米の丸太から製品化輸出へのシフト替え、北欧の為替事情などから、輸入材の減少傾向と国産材再評価につながったという。【楢原義則】


風雪の影響(岩手県)

2011年01月01日 | ニュースのこと
県内交通機関の乱れ続く 16時現在まとめ

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(岩手日報) 
 県内は西高東低の強い冬型の気圧配置が続き、各地の交通機関は1日午後4時現在、列車の運休や高速道の通行止めが相次いでいる。

 JR盛岡支社によると、花輪線と山田線は倒木の撤去作業などのため終日運休。釜石線は始発から運休し、午後4時前に運転を再開した。IGRいわて銀河鉄道は全線で終日運休。JRとIGR合わせて153本が運休や区間運休し、乗客約8700人に影響が出た。新幹線は平常運転している。

 県警高速隊によると、高速道は東北道の滝沢IC―鹿角八幡平IC間の上下線、八戸道は安代JCT―南郷IC間の上下線が通行止めとなっている。通行止め解除の見通しは立っていない。

 花巻空港発着の空の便は平常通り運航している。