木枯し菊太郎ブログ

日本で森林が2番目の岩手に根を張り
森で働き、森を活かす事に時間を費やして
行きたいと想う者です。

捨てられない物・・・

2008年11月20日 | 昔のこと
このシュラフ今年は、かなり使い傷だらけもう捨ててもいい
年代物、1983年製(モンベルが化学繊維の冬季用を初めて開発・当時はダウンが主流で、かなり高値でなかなか買えませんでしたが、乾きが早いのとリーズナブルでしたので人気が出ました。)
チープなシュラフでビバークして凍傷で痛い思いしたので
残業がんばって買ましたので、思い入れがあり補修しました。

縫いながら思い出だしたのは、「シュラフがあれば死なずに済んだのに」と独り言、遭難死したSさんの事でした。
1991年11月24日に岩手山で冬山講習会の後、行方不明になり翌日に
疲労凍死で亡くなった事
Sさんは当時、県山協の理事で指導員でしたし、国体選手や冬季の剣岳の経験
も体力も抜群でした。
まさかと思いましたが、テントから200mの場所で訓練中に天候が急変で受講生を早く下山させ自分のザックを取りに戻ったが風速20m以上の中、見つけられなかったのでしょう。ビバーク用具を持たず彷徨した末、テントと反対の方向で凍死でした。(ホワイトアウトとグリデルワルト)
わたしと行動は少なかったけどすごく純粋な人でした。
寒さも強く、12月にある氷曝偵察の時は雪降っているのに「暖かいな」と言ってたのに
また、岩手山の洞ケ沢はレベルが高いルートで山岳会に届けを出さず行ったら
例会で問題になり、俺が誘ったのにSさんが謝ってくれて、優しい人でした。
子どもが当時3歳位でしたのでもう成人になったと思います。
供養登山してからは岩手山にはもう登らない決意をしました。
それ以来11月の山は危険として登らなくなり、低い山でも最低装備とザックは離さなくなりました。
人生、明日はどうなるか解らない事をSさんの遭難から学びました。

合掌








初雪が我が家にも

2008年11月20日 | つぶやき
いよいよ冬が到来しました。
今朝の気温-4℃でまだ序の口ですが・・・
初雪は綺麗ですが、毎回降られると
やはり苦痛ですね。もう除雪用具の
準備もしたし「降るなら降ってみろ」
と気合を込めました。

宮城県・栗駒の耕英地区でボランテイア

2008年11月18日 | 防災のこと
11月16日
私、栗駒にて5回目の活動いたしました。
豪雪地なので、今回は雪囲い作業でした。
本格的活動は今回からで、被災者が
1日でも早く復興される事を願います。
このブログをご覧なられた方々に、この地区の
事を忘れず応援をお願い致します。

避難所宿泊体験は良い事だ。

2008年11月13日 | 防災のこと
神奈川県・真鶴町で避難所体験の記事から思うにさまざまな問題が出され体験から学び改善されていく事を望みます。
しかし、快適な避難生活を望むのは不可能なわけで、対応物資や季節的要素など全ての人が満足するのはできないと思います。
最低限どこまで不快感を我慢できるかの線引きしないと問題だらけで物資、お金や人がいくら有っても足りません。ですから個々に自力で解決する智恵を働けせることしかないと思いますが・・・

私の住まいは東北の寒冷地なので、寒期の対策が重要です。もしも住宅から何も持たず避難したら寒さで体力が落ちます。防寒服がない場合はカーテンなどを体に巻きつけ下半身から熱が奪われるのでレジ袋や段ボールなどを巻きつける、とにかく空気層をたくさん作れば体の保温になります。(倒壊した家の畳や断熱材も利用できる)
就寝マットがうるさいと言う問題ですが、真夜中の改造マフラーの車やバイクよりましではないでしょうか?