おばVAN日記帳 ~明日は誰に逢えるかな?~

鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。

対馬へ その3 ~阿連のダルマ夕陽~

2020年12月09日 15時09分03秒 | 
島なんだから、
西側の海岸線を走れば、
どこででも夕陽は見られる・・・
と、思ったら大間違いの対馬。
そもそも海沿いを走る道がない!
全くないわけじゃないけれど、
少なくとも、幹線道路はない。

切り立った崖が続く海岸線に、
道を作るのが困難だったのと、
昔、海からの砲撃を恐れた軍が、
あえて山の中に道を作ったためらしい。

対馬に出発する前に、
何ヶ所かの夕陽ポイントは、
一応チェックしてはいた。
沖にいくつかの小島があったり、
奇岩があったりと、
絵になる写真が撮れそうな場所。
でもいずれも幹線道路から離れていて、
きっとそのポイントに辿り着くのに、
難儀するのが目に見えていた。
どうにか辿り着いたとしても、
その日の夕陽が、
海に沈んでくれるとは限らない。

友人が見つけてくれた夕陽スポットは、
県道24号線上を走りながら、
少しだけ海が見える場所がある阿連。
それだって、阿連と言う地名だけで、
詳しく何処なのかは、わからない。
ともかく行って見るしかない。

この辺りが、阿連みたい・・・と、
交通量が少ないのをいいことに、
ノロノロ運転。
確かに、所々で海が見渡せる。
でも、展望のための駐車スペース、
そんなものはない。
路肩に駐車して、
路肩で撮るしかないのかな~。
どこかいい場所はないかと、
行ったり来たり。
脇道へ入るために、
少しだけ広くなった場所を見つけた。
幸いその脇道は通行止めのようで、
車を止めても迷惑にはならなそう。
ここに、車止めよ~!





16時59分の夕陽。
どうにか間に合った。




まだ、ダルマ夕陽になるかどうか不明。



17時8分。
ちょっと倍率上げて確認してみようか・・・



わ!
これは、ダルマさん決定や~ん!



ダルマになり始めたら、
もうあっという間だった。





ダルマ夕陽のお師匠さんに言わせたら、
色が良くない!なんだろうけれど、
初心者の私にしたら、
見られただけで、御の字だ!











あ~、終わっちゃった・・・


今回、対馬には、
オモチャみたいなもんだけれど、
一応、三脚持って行った。
使いこなせなくて四苦八苦したけれど、
ないよりは、良かったと思う。


ダルマ朝陽は出来損ないだったけれど、
ダルマ夕陽はちゃんと見ることが出来た。
もうこれで、対馬に思い残すことは・・・
いや、待て!
烏帽子岳展望所に、登ってな~い!




つづく・・・






対馬へ その2 ~島を巡る~

2020年12月09日 11時01分29秒 | 日記・雑記
漁火公園で朝陽を拝んだあとは、
街中にある観光案内所へ。


このガイドマップを手に入れるためだ。
事前リサーチをほとんどしていない私たち、
現地でもらう観光ガイドだけが頼り。

観光案内所は8時45分からで、
まだオープンしていなかった。
観光案内所の前は、バスの発着所。
バスを眺めながら時間を潰す。


対馬の空の玄関口の愛称は、
対馬やまねこ空港。




乗り合いバスのラッピングも、
ツシマヤマネコ押し。


👆 ガイドマップより

ツシマヤマネコには逢いに行かなきゃね~!

やがて、観光案内所がオープン。
ガイドマップを頂く時、
親切なオバチャンが、色々と補足事項を・・・

対馬野生生物保護センターは、休館中。
 豊砲台跡への道、通行止め。
異国の見える丘展望所への道、通行止め。
網代の漣痕、立入禁止。
 琴の大銀杏、台風被害のため無残な状態。
 鳴滝は、水がない。

ツシマヤマネコには逢えないのか~!
ま、福岡市動物園にいるんだけどね。
琴の大銀杏と、対馬唯一の滝、鳴滝は、
立ち寄ろうと思っていたので、残念。
ともかく、北に向かって出発!



上記地図で言うと、
厳原()から、国道382号を北上し、
途中から県道39号で、比田勝()へ向かう。

対馬空港を過ぎてすぐ、
嫌でも渡るのが万関橋(マンゼキバシ)。



明治34年に、
旧日本海軍が掘った人工の瀬戸に架かり、
対馬の上下島を結んでいる。
   (ガイドマップより、以下青字同)


厳原から走ると、橋の手前、
向かって右手に駐車スペースがある。

橋を過ぎて、少し行って、
左手に上ったら万関展望所
ここの入り口の看板は、
非常に分かりにくい。
万関展望所の存在を知らなかったら、
気付かずに通り過ぎてしまうだろう。
私、知っていて、気を付けていたのに、
一旦は通り過ぎてしまったもん。



案の定、誰もいない万関展望所


浅茅湾が眺められる。


あの中央に見えるのが白嶽かな。


対馬中央部の浅茅湾は、
対馬を代表する風景。
大小いくつもの入江と島々が、
複雑に入り組んだリアス式海岸で、
壱岐対馬国定公園に指定されている。


樹齢1500年と言われる日本最古の銀杏
琴の大銀杏は、県道39号線の道沿い。
え、これが~!?
と言うような悲惨な姿だった。
台風10号の被害で、枝は折れ、
樹の上半分以上は、葉すらまばら。
観光案内所で、聞いてはいたものの、
あまりにも可愛そうな姿で、
写真も撮らなかった。
なので、ガイドマップの写真を・・・👇




島内唯一の滝である鳴滝は、
水がないと言うことなので、スルー。




観光案内所のオバチャンお薦めの、
三宇田海水浴場に立ち寄った。
対馬では数少ない砂浜の海水浴場のひとつ。



まあ、12月だから当然だろうけれど、
だ~れもいない。



オバチャンお薦めだけのことはあって、
確かに美しい砂浜。
ゴミひとつ落ちていない・・・
と思ったけれど、
やっぱりあった漂着ゴミ。
ちゃんと地元の方が回収してあるようで、
そう数は多くなかったけれど・・・



なんの容器か不明のモノが多い中、
これはハッキリと出身地がわかる。



この時点で、ちょうどお昼。
少し前に通った比田勝で、
何か食べるなり、買うなり出来ないかと、
ウロッとしてみたのだけれど、
これが、ま~、土曜日なのにね~。
見つけた小さなスーパーマーケットは、
駐車場が分からず断念。
で、結局、こ~なる。


いつものことだけれどね。


おや、トンビ。



まさか、お揚げさん、
狙っちゃいないよね。


こっち見てるし~!


ここでは、ジョウビタキや・・・



メジロたちにも逢えた。

さて、腹ごしらえも済んだし、
ここから、対馬最北端にある、
韓国展望所を目指す。


韓国展望所
韓国をイメージして作られた展望所。
気象条件に恵まれれば、
釜山市の街並みが望める。


ぼんやりとだけれど、見えた。
韓国まで、わずか49.5km。
釜山港から比田勝の港まで、
高速船で1時間10分~30分だそうだ。



すぐそばの海栗(ウニ)島。
島全体が航空自衛隊の海栗島分屯基地で、
一般人の立ち入りは不可。

『国境の島つしま』を実感する地。

ここからは、島を南下。
たぶん対馬で、
No.1の観光スポットであろう場所へ・・・


👆 ガイドマップより

和多都美(ワタヅミ)神社
豊玉町の由来にもなった豊玉姫命と、
「海幸山幸」の神話で知られる
彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)を、
祭神とする海宮。
海に面して立つ鳥居は、
大潮の満潮時には2mも海中に沈む。

なぜここで、ガイドマップの写真なのか?
それは・・・




台風10号で倒壊したらしい。
パワースポットも、
台風には勝てなかったか・・・



なんか異様に注連縄が綺麗。


マジマジと見たら、
藁などの天然素材ではなく、
ナイロンロープ製?
なぜ?


対馬一の観光スポットだろうに、
ここもガラガラ。

次は、和多都美神社の背後にそびえる、
烏帽子岳展望所へ・・・
和多都美神社から5分ぐらいで到着。
当初、ここで夕陽を見る予定だった。
でも、到着したのは、まだ3時前。
早過ぎる!

展望台からは、
360度ぐるりと見渡せるようだけれど、
西の方角に外海は見えるのだろうか?
日の入りの方角を見るアプリでは、
島にかかっている。
島の高さが低ければ、
その向こうの外海まで見渡せるはず・・・
展望台が直ぐ傍ならば確認に行くけれど、
駐車場から展望台がある所までは、
145段の階段を登らなければいけない。
ちょっとね~、どうしよ~。
思案に暮れていたら、
観光バスが2台やって来た。
お客さんの年齢層はかなり高い。
この大勢のご年配の方々と、
幅1mあるかないかの145段の階段。
あ、もう駄目、や~めた!

友人が、スマホで探してくれた、
別の夕陽スポットへ移動することにし、
烏帽子岳展望所を後にした。




つづく・・・