JO133、
私が筑前町で最初に出逢ったコウノトリだ。
その前日、前々日には、太宰府市で、
1羽でいる所を目撃されている。
私が最初に見た時も、1羽だった。
単独行動が好きな子なのだろうか?
26日に、4羽でいる時も、
この子が1番動いて回る。
仲間から離れて、
1羽でウロウロするのが目に付いた。
アオサギが近くにやって来たら・・・
つつつ・・・ と近づいて・・・
なにげ~に・・・
チラッ・・・
そして・・・
また、チラッ・・・
それから・・・ じ~~~っ・・・
よほど、アオサギが気になると見た。
デジカメのバッテリーを交換するために、
車を止めているため池の方へ戻ったら・・・
彼女が、1羽だけで飛んで来た!
餌を探しに来たのか?
でも、ため池に入ることなく、
そして、何かに目標を定めたらしく、
スタスタと、歩きだした。
アオサギ~!
彼女は、アオサギの後ろを通り抜けた。
私は一瞬、何か起きるのか!?と、
ハラハラしつつも、
期待しながら見ていたのだけれど、
何も起きなかった。
民家の近くにまで来ると・・・
クルッと向きを変えた。
また、アオサギの所へ行くのか?
と、思ったら・・・
仲間の所へと、戻って行った。
この時点では、このJO133の年齢、
性別しか分かっていなかった。
30数年生きたと記録のあるコウノトリ。
4歳なんて、
まだまだお子ちゃまなんだろう。
この子は、お子ちゃまだから、
好奇心旺盛で、じっとしていられない。
アオサギが気になって気になって、
仕方がないのだろう。
そう、思っていた。
でも、他のコウノトリたちのことを調べ、
その年齢を知った時、
あ、逆だ!と思った。
ずっと片足立ちだった1羽は、
年齢不明だけれど、
あとは、3歳と1歳。
このJO133が、1番のお姉さん!
彼女は、この小さな群れの中での、
最年長としての責務を果たしていたのでは?
アオサギに対して、
「うちの若い子たちに、
変な真似したら許さないから!」と、
威圧行動を取っていたのではないだろうか?
写真を整理しながら、
そんなことを、ふと思った。