トホホおやぢのブログ.....

アンチエイジング、自転車、ダイエット、スイム、ラン等々、徒然なるままを・・・

トマジーニでグラベルを走る

2022-07-25 13:41:05 | スチールバイク

道の駅万葉の里(まんばのさと)ま6WS(車載輪行のこと)すでにここは標高350mくらいあって

日影では涼しく、快適だった。いつもサイクリングする場所を自動車で通り過ぎるのは、また別の景色が見えて楽しい。この時は、今後おこる悲劇もしらずに、気持ちはるんるんのおやぢでした・・・

から

が、冷静にコースを見ればよかったのに、実はこんな上りがあったとはつゆ知らず・・・

みかぼ森林公園管理事務所、塩沢峠迄・・・・えっ!?何?!最高勾配22%って・・・・・

こんな劇坂とは知らずに 「ダムを過ぎれば、勾配は緩くなる」とゴードン〇沼ガイドの言葉を信じたのが、過ちのもとでした....

路面状態の悪いコンクリート坂、この先のグラベルを考えると勇気ある判断を強いられました

この劇坂をすぎると、手入れの行き届いたナラやクヌギなどの素晴らしい紅葉樹林帯が塩沢峠迄続きます。

あの劇坂には閉口ですが、この樹林帯は是非秋に来てみたいと思いました。

稜線にたどり着き、塩沢峠からしばらく行くと いよいよグラベルです。

グラベルキング26サイズの弱点は、軟質の土や砂。幅が狭いためにハマってしまって最悪ですが、硬い路面や砂利道はルートさえ選べば、かなり楽しめます。しかもエロイカ仕様のwレバーなので、状況を先読みして安定しているときに変速しないと、ヤバいのですがまたそれが楽しい。不便を楽しむ感覚ですね(笑)

こんな路面は、とても楽しい。適度なアップダウンが長く続くこんなグラベルはなかなか身近にないので、ワクワクです。

 あっという間に時間が過ぎてゆきます。ここはオフロードバイクでも有名なので(実は、35年くらい前にセロー走った記憶があるけれど、完全に忘れてる)走行音が聞こえてきたら注意が必要ですね。四輪自動車も数台すれ違いました。

 穴埋めに砂を使っているのですが、これをきちんと見極めないと危ないです。砂を避けたつもりが避けきれず、ずぼっとハマって落車しましたが、下が砂地でケガもなくバイクも無事でした。

 こんなグラベルダートが観光資源になるということを地元は理解していないと思うけれど、素晴らしい観光資源なんですよね。ヨーロッパでは国をまたいで、そんなグラベルサイクリングコースが整備されているので羨ましい限りです。

楽しみにしていた、展望台からは、ちょっと曇りで大パノラマは見れなかったけれど・・・

うっすらと、東秩父の堂平や笠山、そして武甲山が見えたが、とてもよかった。

ぼんやり、昔ここに来たことがあるような気がする感覚が蘇ってきました・・・

ここら辺は、いつも走っている奥武蔵と違って山が深くて大きい。ずっと標高1100M~1400Mくらいの稜線を走っていたので、少し寒いくらいでした。標高が高いので秋は冬支度かな・・・

上野村の道の駅にたちより、ソフトクリームを食し

道の駅万葉の里に戻り終了・・・下界は暑かった(笑)

あの劇坂は嫌だけど、また来てみたいぞ 御荷鉾スーパー林道!

脚注)劇坂←ドラマが生まれるくらいの 楽し死める坂のこと

 

 


バイクフレーム材料の環境負荷について

2022-07-25 11:04:27 | 自転車事情

 「やはり地球を大切に思えば、スチール系素材を選ぶべきなのだ......と呟いておこう(笑)」とつぶやいたら 意外と反響が大きく「TommasiniやCasati&Calamita等のスチールバイクを売らんが為に、またテキトーなことを!!!エビデンスはあるのか?エビデンスは?」と 少なからずご意見を頂戴しましたので、そのエビデンスについて少し............

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自転車フレーム材料の環境負荷について
       
  炭素繊維 アルミニウム スチール リサイクル炭素繊維
エネルギー負荷(Mj/kg) (製造エネルギー) 286 205 23 46
環境負荷(kg-CO2/kg) (CO2排出量) 22.4 11 1.8 2.6
        出典:経産省

省エネ材料(燃費向上)として注目されているカーボン材料。

 飛行機のB787で 機体の材料の約50%に使われ、燃費の大幅な向上で環境にやさしいとして、メディアでも大きく取り上げられ注目されました。従来の機体に比較すれば、確実にそのとおりなんです。

 しかし、炭素繊維そのものを作るエネルギーや環境負荷については言及されることが無かったと思います。自転車の場合はエンジンに相当するのは、人間の呼吸から発生するCo2です。それは生存する為に仕方ないこと。では自転車フレーム材料をつくるときに発生する環境負荷について調べてみると上記の表が見つかりました。

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 アルミ生産は電力を大量に消費するので、環境に優しくない と言われていますが、実はカーボンの環境負荷はアルミの2倍、スチールの8.5倍以上なのです。リサイクルカーボンでさえ、スチールの2倍!!

しかも カーボン材料のリサイクル技術は未だ発展途上で、そのコストもまだ現実的ではありません。研究段階と言ってよいでしょう。さらに カーボンからCFRPにする段階で、大量のレジン(エポキシ樹脂)を使用しますので、その環境負荷はいわずもがな・・・・

実は、この表のとおりスチール系材料が一番環境に優しいのは本当だったのです!!

 私のつぶやきは冗談ではなく、マジだったんです(笑)だからこそ、地球温暖化の大局的な視点では、手入れを怠れば 錆びて朽ち果てる長所を持つスチールバイクに乗るべきなのです・・・・・

 20年くらい前のように CFRP(カーボン)フレームが、とても高いものだったら、大切に扱われたかもしれません。しかし、現在CFRPフレームは生産の技術が向上し合理化効率化が進んで、「使い捨て」の材料になりつつあります。軽さ、バランスのとれた弾性と剛性、サイクリスト自身の脚力とジオメトリーのバランスが合致すれば、これほど素晴らしい材料はないのですが、「使い捨て」はいけません。既に焼いてある素材なので、まさに「煮ても焼いても食えぬ」ゴミになってしまいます。前述のとおりリサイクル技術も発展途上。オーナーにはそれなりの責任と覚悟が求められると思います。基本は自分のバイクに愛情を持ち続けることでしょうけどね.....

 なので、どうせCFRPフレームをつくるなら、テーラーメイドが絶対良いと思います(PR)乗り心地やフィット感が最高なので、一生の友となってくれるでしょう。普通に乗っていれば、先に身罷るのは人間様の方ですから.....