○ 早い段階で見つければ、治すことができる病気なのです
色々なタイプがある(種類がある)認知症の中でも、発病者の90%以上を占めていながら、世界中の認知症の専門家と言われる人達から、「原因不明で治らないし、予防もできない病気」とされている「アルツハイマー型認知症」(老年性アルツハイマー病、或いは、晩発型アルツハイマー病とも呼ばれます)と言うタイプの認知症は、「前頭葉」を含む脳の使い方としての「生活習慣病」であるというのが「脳機能データ」と1995年に活動を開始して以来これまでに北海道から九州まで広い範囲での市町村における「地域予防活動」の指導に基づく実践の成果とに裏付けられた私たちの主張なのです(ここを「クリック」してください)。
「東日本大震災」の被災地の60歳を超える年齢の「高齢者」達の間で、この3年間に密かに進行し続けている発病と徐々に進行している症状の重症化により、認知症の専門家達が「アルツハイマー型認知症」の症状と認めるレベルの症状、言い換えると米国精神医学会の規定である「DSM-4」が規定する第一の要件としての「記憶の障害」の症状と第二の要件としての「失語、失行、又は失認」という症状との両者が確認される段階、私たちの区分で言う「重度認知症」(大ボケ)の段階の症状を示す人達の存在が、この先1~2年もすると、認知症の専門家達が驚くほどの多人数となって、且つ極めて高い発病率で明るみに出てくることにより、マスコミが大騒ぎする事態が出現することになるはずなのです。
このことを、2年前のこのブログの開始時点からずっと、私たちは予告し、訴え続けてきているのです。2年後に皆さんは、この予告(警告)の内容が極めて正確なものであったことを知ることになるのです。その時こそ皆さんは、「アルツハイマー型認知症」の「地域予防活動」と「早期診断」による回復という「テーマ」を全国民的な課題として取り組まなければならないことを自覚していなければならないのです。何故なら、規模や発病率が東日本大震災の被災地の高齢者ほどではないとはいえ、厚労省が発表している「アルツハイマー型認知症」の人達の人数には、私たちの区分で言う「小ボケ」も「中ボケ」も入っていないからです。
あの人数は、「大ボケ」だけの数に過ぎないのです。「小ボケ」と「中ボケ」とを併せた人数は、「大ボケ」の人数の3~4倍にもなるというのが、私たちが把握している数字なのです。「小ボケ」と「中ボケ」と「大ボケ」とを併せた「アルツハイマー型認知症」を発病しているお年寄りの数が天文学的な数字となっていて、且つ回復させることが困難な「重度認知症」(大ボケ)の段階のお年寄りの介護に要する費用の総額が年間15兆円を超える規模に膨らんできている現実を知ることになるからです。
○ 「三つの段階」に区分される段階的な症状を示すのが特徴
「アルツハイマー型認知症」は、脳血管性認知症などとは異なり、症状が段階的な症状を示し、且つその症状が徐々にしか進行していかないのが特徴なのです。東日本大震災の被災地でのこの3年間は、「アルツハイマー型認知症」の最初の段階である「軽度認知症」(小ボケ)の段階から、症状の進行が速い人でも次の段階である「中等度認知症」(中ボケ)の段階の人達しか目につかなかったのが、この先は、末期の段階である「重度認知症」(大ボケ)の段階に症状が進んだ人達が極めて多数現われてくるようになるのです(ここを「クリック」してください)。
私たちは、脳全体の司令塔の役割を担っている「前頭葉」を含めた「脳の機能レベル」を精緻に計測し判定できる、「二段階方式」と呼称する私達が開発した独自の物差しを持っています。「アルツハイマー型認知症」を発病したお年寄りの脳の精緻な機能レベルを測ることにより、「アルツハイマー型認知症」と言うタイプの認知症は、「軽度認知症」(小ボケ)に始まり、「中等度認知症」(中ボケ)の段階を経て、最後は、末期の段階である「重度認知症」(大ボケ)の段階へと症状が徐々に進行していくという特徴があることが分かるのです。医療の現場では、「アルツハイマー型認知症」であるかどうかの診断に際して、脳の形や萎縮の度合いを判定する為にCTやMRI等の機器を使用することが多いのですが、CTやMRIでは「前頭葉」を含む脳の機能レベルを判定することはできないので、本当の意味での早期の段階(私たちの区分で言う、「小ボケ」及び「中ボケ」の段階)の計測及び判定はできないのです。回復させることは困難で、介護するしか他に取るべき途がない「大ボケ」の段階で見つけていたのでは、医療費の無駄遣いをしているとしか言いようがないのです。
○ 早期の段階で見つけると、回復させることが可能なのです
私たちが、「アルツハイマー型認知症」の症状を三つの段階に区分するのには、重大な意味があるからなのです(三つの段階区分ごとに症状を類型化しています)。「小ボケ」は、脳のリハビリ(脳を活性化させる生活の実践)により正常なレベルに脳の機能を回復させる(「アルツハイマー型認知症」を治す)ことが容易であり、「中ボケ」は回復させることが未だ可能であり、「大ボケ」にまで症状が進んでしまうと(「前頭葉」を含む脳の機能がそこまで衰えてしまうと)回復させることはもはや困難になるという問題があるからなのです(ここを「クリック」してください)。
ところが、認知症の専門家とされる医師達は、三段階に区分されることも知らないで、内容自体が重大な誤りである「DSM-4」の規定内容の権威を金科玉条のように信望して、回復させることが困難な「大ボケ」の段階で見つけているだけなのです。「介護」するしか他に途がない「大ボケ」の段階で見つけることに、何の意味があるのかと聞きたいのです(ここを「クリック」してください)。
「小ボケ」の段階 回復させることが容易
「中ボケ」の段階 回復させることが未だ可能
「大ボケ」の段階 回復させることはもはや困難
現在の状態のままで「蛇口を開けっ放しにしたまま」で居ては、介護保険制度が財政面から早晩破綻してしまうことになるのです。「大ボケ」の段階にまで症状が進んだお年寄りは、「家族介護」では困難なのです。家族が共倒れになってしまうからです。「大ボケ」の人達の介護にこそ、「介護保険制度」が必要不可欠なのです。「東日本大震災」の被災地のお年寄り達の今後の動向に常に注目し、私たちの主張の通りになった暁には、市町村の保健師さんが中核となり、地域のボランティアさん達との協働による、「アルツハイマー型認知症」の早期診断による回復と発病の予防に全国民的に、且つ全国的に取り組むべきだという「問題意識」と「危機意識」とを皆さん方がまず強く持つに至って欲しいと願うのです(ここを「クリック」してください)。
○ 情報発信基地としての伊豆高原の我が家
発病自体を予防することも、早期の段階(「小ボケ」及び「中ボケ」の段階)で見つけると治すことができるのに、何の対策も打たれないでいて、治すことがもはや困難な「大ボケ」の段階で見つけられている、それが、「アルツハイマー型認知症」に対する医療現場の診察の実態なのです。世界中で誤解されて放置されたままになっている「アルツハイマー型認知症」について、正しい知識を発信するための基地がここ伊豆高原の我が家なのです。この春から夏にかけての、その景色の移り変わりをご覧ください(写真をワン・クリックすると、画面いっぱいに拡大されます)。
エイジングライフ研究所のHP(を「クリック」してください)
脳機能からみた認知症(IEでないとうまく表示されません
http://blog.goo.ne.jp/quantum_pianist
http://blog.goo.ne.jp/kuru0214/e/d4801838dd9872301e0d491cd8900f1a
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