スペインで作られた揺り椅子
40年前に東京の百貨店でご購入されたものです。
古くなって座面も痛み家具屋さんで聞いてみても座面を草で編んだ椅子はできないと断られ、でも思い出があり愛着のある椅子なので修理したいということで、うちを探し当ててくれました。
ゴッホの椅子の絵と一緒運んで来ていただきました。
ロッカーは板から切り出したものではなく、芯持ちの小径木を削り出しています。
このカーブのものを森でみつけて使ったのか、曲げ木で作ったものなのか?割れてはいても芯があり木目が通っているので丈夫です。
古い椅子はまたいろいろ発見があっておもしろい。
まずは、製材所でもらってきた帯のこ刃をグラインダーで切ってスクレーパーを作り、古い塗装をはぎます。
これを作った職人さんと対話しながらの作業いろいろ妄想しながら楽しみます。
じいさんになっても同じことやってるんだろうなぁ、たのしたのし。