今年も残り10日となりました。
雪不足で各スキー場は大変な思いです。
木曽の民話~
山村代官屋敷のおいなり様
明治以前のことです。このころ、山村というお代官が木曽福島を納めていました。この山村代官の御屋敷には一匹のきつねが住んでいました。このきつねは火事とか地震おこる前には山に登って(ヨーイ ナマイタ ヨーイナマイタ)と啼いたので人々はそれを聞くと(きつねが啼いた、よくないことが起こるぞ。)といって災害から救われたということです。お代官様」はこのきつねを大変可愛がりました。ある日おいなり様のおつかいで開田へ出かけてゆきました。途中であごを撃たれてしまいました。やっとのことで屋敷に帰り縁の下に入り息絶えてしまいました。キツネは干あがってミイラになっていました。家の人はきつねの死を大変悲しみミイラになったきつねを丁寧におさめて供養しました。今もこのきつねのミイラがのこっています。