ぶろぐのおけいこ

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デジカメで写真が上手になる方法5

2007-05-04 12:45:49 | ぶろぐのおけいこ
  デジカメの世の中になって大きく変わったことのひとつは、補正や加工までが完全にユーザーの手に移ったことでしょう。撮るという行為の変化以上に大きな変化だと思います。
  フィルム時代は、基本的に補正は写真屋とか現像所の仕事でした。出来上がったプリントを見て、「もう少し青みを強く」とか、「オレンジ色をもう少し出せないかな」とかの注文をつけて、焼いてもらってました。増感処理なんてのもありましたよ。舞台写真ではASA(ISO)400のフィルムを800のつもりで撮って、「増感」と注文をつけていました。トリミングも、出来上がったプリントに線を引いて、「このサイズで」と注文をつけていたものです。プロラボと呼ばれるプロフェッショナル対応の現像所があるそうですが、どこに行けばプロラボがあるのかも知りません。とにかく思い通りの色やトリミングをするのは簡単ではなかったのです。現像やプリントを自前でするという方法もありましたが、クラブのようなものに属するか、個人でもかなりの思い入れのある人でなければ、道具を揃えることからして相当の覚悟が必要でした。
  コンピュータというのはヘンなヤツで、自分自身には何の方向性もないのに、必要に応じてwebページを見たり、メールを読み書きしたり、音楽を管理したり、加工したり、また動画の編集もしてしまうという八方美人です。写真の補正や加工、管理もまた八方美人的にこなしてしまいます。コンピュータには画像という大きなデータ量を扱う都合上、多少のスペックを要求するというものの、現在お店に出ている普通のコンピュータで、さしあたって作業は可能です。それ以外に、ボードだとかデバイスとかを必ずしも必要とするわけではありません。 コンピュータ以外に必要なのは、カメラとコンピュータをつなぐUSBケーブル(大抵カメラに附属している)と画像ソフトくらいです。プリントを前提としてもプリンタを買うとか、インクや用紙代で済みます。撮った写真を必ずしもプリントにする必要がないことを考えると、出費もたいしたことはありません。つまりいろいろと挑戦できる。撮ること、見ることにはランニングコストがほとんどかからない。ここに撮り手としてアドバンテージがあり、現像・プリントで食べている町の写真屋さんには死活問題が生じるわけです。
  本論に戻りますが、補正だって加工だってどんどん挑戦できる。「こらダメだ」と思えば、アプリケーションを閉じればいいわけで、印画紙や薬品を消耗するわけではありません。恐れることなく、コストを気にすることなく、どんどん挑戦できるのがデジカメとコンピュータを使った写真といえます。
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