ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

居酒屋炭火焼 庄八

2012-08-22 07:41:07 | 食べもの

  今夜は高岡でお泊り。庄八という居酒屋で晩御飯です。

  富山県人の食に対する自信におののいた経験があります。10年以上前のことですが、飛騨から富山へ走って、北陸自動車道で帰ろうとしていたときのことでした。日曜日。道の駅のようなところで、「新鮮な魚を買えるような店はないか」と尋ねたのです。すると、その女性は、「あの店なら開いているんじゃないか」と2軒ほど教えてくれた後で、「なにせ、富山の人は日曜日には魚は食べないからね」と言ったのです。漁のない日曜日に魚を食べようというのは愚かなことだというわけですね。もうひとつ、これはエピソードとして誰かに教えてもらった話。富山の人に言わせると、「富山で売れ残った魚が築地に運ばれていく」のだそうです。それを聞いていた氷見の人は、「氷見で売れ残った魚が富山へ運ばれる」と言ったとか。豪快な話です。立山から流れてくる水がうまい米を作り、うまい酒を造り、富山湾の魚を養う。なんとも羨ましい話です。


  高岡には過去に2度泊まったことがあります。最初に泊まったとき、仕事先で、「今晩はどこの店にいけばいいだろう」と尋ねて教えてもらったのがこの庄八です。もっとも、「なんで駅前のホテルに泊まるのか、氷見の民宿にしなかったのか」とは言われましたが。


  3月末のことでした。ベニズワガニのおいしかったこと。お酒は「立山」を冷で。そんな記憶が残っているものですから、ずっと「高岡の庄八、高岡の庄八」と呪文のように唱えていたのですが、このたびやっと庄八に行くことができました。


  折角高岡に行くのに、満席だとか、定休日だったというのでは切ないので事前に電話をして、予約をしておきました。その時に尋ねられたのが、「岩ガキをどうする?」ということでした。説明によると、私が行く日が岩ガキの提供できる最後の日だそうな。余裕をもって予約時間を20時にしたものですから、お店としたら折角予約までして来てくれた客に岩ガキが売り切れだったでは可哀想と思ったのでしょうか。親切にお店が声をかけてくれるわけですから、岩ガキを予約しておきました。
  記憶もあいまいなのですが、10数年前に行ったお店とは少し雰囲気が違っていました。小奇麗になっています。テーブルに置かれたその日用の品書きには、岩カキは限定10と記されていました。岩カキも白エビも、赤エビも、アツアツのすりみ揚げも、鮎も。それからフグの唐揚げもキモも。うまかった。立山の冷酒でおいしくいただきました。


  やっと念願かなってこのお店にふただび来ることができました。幸せです。
 


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