毎年、この季節になると知り合いが、グミを届けてくれます。若い人たちはグミというと、コンビニやスーパーで買うお菓子の一種を想像すると思いますが、今日の話題は、木になる実、見かけはサクランボに似た実のグミです。
田舎というよりは山間部で育ったもので、我が家にはありませんでしたが、近所のお家にグミの木がありました。初夏の頃に実が赤くなります。ちょうど、私の子供の頃には航空防除といって、ヘリコプターで田んぼに農薬を散布するのがグミの実の時期と重なっていました。航空防除の後にはグミは食べてはいけないと、親だったか祖父母だったかによく言われたものです。つまり、農薬散布は人間にも影響があるようで、現在は行われていません。美味いのか?と尋ねられると、自信はありません。私にとっては美味い不味いではなくて、この季節の決まり事のようにDNAに刻み付けられているように思います。梅雨に入ろうかという頃に、とにかく食べたくなります。とはいえ、我が家に庭もなく、他所のお家の果実を盗むわけにもいかず…
数年前になりますか、会社の同僚の実家にグミの木があるということがわかって、以来、シーズンに2,3度、いただくのでありました。
不味くはないと思うのですが、お店で売っているのをみたことがありません。きっと、傷みやすい実ゆえ、流通には乗らないのだろうと考えています。
今年はもう終わり。また来年届くのを待ちましょう。
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