和歌山県田辺市にある、地域の新鮮な食材を使った、ヘルシーなランチバイキングが900円で食べられる農家レストラン。バイキングは30種以上あるそうです。秋津野ガルテン内にあります。
といっても、お百姓さんのお家で食べるわけではありませんよ。野菜中心の素朴な料理。地味だけれどとてもおいしい。そして不思議なことだけれど抵抗なく体に吸収されていく気がします。素直におかわりをしてしまいます。プラスチックのトレーもひとつひとつの窪みが小さいので、無意識に少しずつ、たくさんの種類が食べられるようになっています。最後にカレーライスを食べました。これが懐かしくもあり、とてもおいしかった。実は、その日の朝、宿泊したホテルでこの倍以上の料金の朝食バイキングを食べました。素材やサービスの内容にもよるでしょうから、安直な比較はよくないと思うのですが、朝食に比べて体にしっくりとくる、体が喜んでいるランチだったように思います。写真の御飯茶碗には茶粥が入っています。白米もあります。
このバイキングを食べるだけでも十分お得感があるのに、地元産のみかんジュース、コーヒーも飲めるのですからありがたい話です。当然、人気のレストランであるらしく、13時過ぎに入ったときも混雑気味でした。「みんな、よー知ってはるなぁ」とは思いますが、私だって雑誌の記事で読んでやってまいりました(正確に言うとご主人様が読んだ、私は連れてこられた)。地元の人と思われるグループがたくさん食事に来ているのが、ほんまもんの証しだと思われます。白浜温泉が近いですから、観光など遊びに来ている人の財布が開くのはともかく、地元の人が内容とサービスと料金を納得してやってくるのは、それだけ魅力があるということだろうと思います。
大変魅力的なレストランですが、実は上秋津小学校の旧校舎を利用していて、宿泊滞在施設、農家レストラン、都市の農村の交流施設を、農業法人秋津野が運営している、いわゆるグリーンツーリズムなのだそうです。
- 持続可能な自立した地域を作ること
- 地域の魅力(農作物など)の発信
- 歴史ある小学校校舎の保存活用(上秋津小学校は新築移転したので)
- 地域のコミュニティづくり
- 健康で安全な食、食育の構築、スローフード
こういう願いをギュっとまとめ上げたところが農業法人秋津野であったり、この農村レストランであったりというわけです。市民農園や農業体験、みかん加工体験などもできるようになっているそうです。さらに、地域づくり学校も開校しているらしい。ここでの取り組みを見本に、日本中の田舎に頑張ってもらおうという情報発信の場になっているわけですね。
知ったかぶりをして記していますが、私とて一度訪れただけ。もらったパンフレットやWebサイトを眺めて勉強しただけです。白浜温泉に行くことがあったら思い出してくださいね。期待は裏切られないはずです。「それは、どこにあるのさ?」という人はこちら。
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