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こちらは、2015年3月10日~14日まで
娘3号と一緒に韓国・ソウルに4泊5日で
旅してきたときの記録になります。
何らかの参考になれば嬉しいです❤
… … … … …
今より少し前までは、韓国に大挙して日本人が観光に出掛けたので
その名残で、案内・説明板には、日本語でちゃんと説明がしてあり、
ハングルが達者ではない私にとって、有り難いことです。
最近これが中国語に取って代わって戸惑います。
『定林寺址内 中門址』
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「少し前まで韓国は、古い物に関心がなく、遺跡や遺物は保管や保護されることなく、
野ざらしになっていました」 と、ガイドさん。
最近になって、その重要性や価値を見出し、
ようやく保管や保護に積極的に政府が動き出したそうです。
未だに博物館などで重要文化財や国宝級のものが間近で見られるように展示してあったり、
写真撮影OKだったりするので驚きます。
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南北一直線に並ぶ 『五層石塔』 の後方 (北側) には 『講堂』 があります。
この中には、何が…
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『講堂』 の中に安置されているのは 『定林寺址石仏座像』 です。
この仏像は高麗時代に定林寺を改築した際、
新しく造られた毘盧舎那仏であると推定されているそうです。
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なんとも微笑ましい仏像です。
帽子を被っている仏像を初めて拝見しました。
仏像を写真に撮っていいものがどうか迷ったのでガイドさんにお聞きしたら 「大丈夫ですよ」 と。
台座の上には蓮の花が刻まれ、その下のには蓮の花の模様が刻まれているそうですが、
以前まで、この仏像はそのまま野外に安置され、野ざらしになっていたので随分風化していますね。
今ではやっと雨風から守られるように金堂に安置され保護されていて、一安心です。
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『講堂堂』 から 『五層石塔』 に振り返ると、こんな感じです。
この間に 『金堂』 が、あったのでしょうね。
随分広い空間にぽつん、ぽつんと建てられています。
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発掘調査時の写真も展示されているので、興味深く見入ってしまいます。
この発掘調査の時に出土した瓦の銘文から重建時の名前が 『定林寺』 ということ、
重建された時期も判明したそうです。
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定林寺址の中門、塔、金堂 、講堂が残っていたらのイメージ画像です。
目の前の広大な敷地に、この画像を照らし合わせながら、頭の中は何千年も昔に飛んでいます。
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東側の事務室や博物館に続く門の手前に 『扶余 定林寺』 の説明がありました。
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石仏の趣は、日本のものと違いを感じましたが、日本に伝わった “伽藍配置” は、
日本のそれとほぼ変わりなく、ここが韓国だということを忘れてしまいそうです。
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さて、次は 『定林寺址博物館』 を見学するようです。
日本の歴史と合わせて、この時代の百済の歴史ももう一度勉強したくなりました。
ツアー内容は こちら にてどうぞ~!
住所 : 忠清南道 扶余郡 扶余邑 定林路 83
開館時間: 4月~9月:9:00~19:00 / 10月~3月:10:00~17:00
休館日 : 月曜日
入場料 : 大人1,500ウォン
行き方 : ソウル南部市外バスターミナル (ソウルメトロ3号線「南部ターミナル駅」) から
扶余行きの高速バス (2時間あまり) に乗車し 「扶余ターミナル」 で下車
扶余市外バスターミナルから徒歩15分
ホームページ : http://www.jeongnimsaji.or.kr/jpn/index.asp
ポチっと押して頂くと皆さんには何もありませんが、しゃかしゃか母がHappyになります
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