西ウクライナの(過激)民族主義者を取り上げたかと言うと❓
おそらく今のウクライナ政府の実態を知れば、ウクライナを支持したり支援する人は、少なくなると思います。
それを目的に書くのではありません。
プロパガンダとフェイクニュースのメカニズムを知ってほしいから書きます。
先に結論を書くと、ウクライナの(過激)民族主義者がアメリカの支援を受けて2014年ウクライナ・クーデターで政権を握ったのが、今のウクライナ政府です。その後、急激にウクライナ政府はロシアとの対決姿勢を強め結果としてロシアのウクライナ軍事侵攻を招き寄せて、侵攻直後の2022年3月~4月ごろに停戦協議が行われ停戦は実現寸前まで行きました。これをぶち壊したのが当時イギリス首相のボリス・ジョンソンです。ボリス・ジョンソンに唆されたゼレンスキーは戦争継続を決意し、現在まで戦争は続いています。今のところ停戦のめどは、立っていません。
つまり❓
ロシアのウクライナ軍事侵攻は途中で回避する時間は十分ありましたし、戦争後も停戦するチャンスはありました。その度に誰かが話をぶち壊して、戦争に持ってきた流れがあります。
そのような歴史的な経緯が出てくると「ロシア極悪」スタンプは、押せなくなります。
そのためにウクライナの(過激)民族主義の話は隠されてウクライナは正義の国家で「世界の自由と民主主義を守るために極悪ロシアと戦っている」と言うほぼ「おとぎ話」のようなストーリーを作って、ウクライナとロシアとの戦いを正当化しました。
つまり❓
今流れているウクライナの美談は、戦費と武器をかき集めるために作られたプロパガンダとフェイクニュースです。
そのためには、2022年2月24日以前のことは「無かったこと」にしなくてはなりません。
西ウクライナの(過激)民族主義者の話など有ってはならない事です。
『(危険な)西ウクライナの(過激)民族主義者がクーデターで政府を乗っ取ってロシアと戦争を始めました!皆さん、武器と資金を支援してください!』
話がこうでは武器と資金は、そう沢山は集まらないと思います。だからプロパガンダとフェイクニュースが必要になり、西側世界に短時間で急速に拡散されて今に至っています。
(1)ウクライナ民族主義
これは1900年以降にウクライナ独立を目的として始まったウクライナ独立運動の中の一つです。現在の西ウクライナがその活動場所でした。
これは今でも大体同じでウクライナの(過激)民族主義者は西ウクライナに多く住んでいます。このグループが2014年にクーデターを起こしてウクライナ政府を乗っ取りました。別に今のウクライナ政府が、ウクライナ国民の総意であるわけではありません。
この点、日本人は完全に誤解している人が多いと思います。
現在のウクライナ政府が戦時中の陸軍独裁内閣に酷似しているのは、これが理由です。
ほぼウクライナの(過激)民族主義者独裁政府と言えます。
1900年当時は、西ウクライナはポーランド領でした。ウクライナの(過激)民族主義者の闘争は主にポーランドに対して行われ、目的のために手段を選びませんでした。暗殺や破壊工作その他、非合法活動を手段にします。
ウクライナの歴史
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2
その主流は・・・
ウクライナ軍事組織
ウクライナ民族主義者組織
ウクライナ蜂起軍
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E8%9C%82%E8%B5%B7%E8%BB%8D
と続きます。
現在のウクライナの民族主義者は、「ウクライナ蜂起軍」の後継と言えます。そのため「ウクライナ蜂起軍」の性質を内蔵しています。現在のウクライナ政府は、その後継であることを誇りにしています。
「ウクライナ蜂起軍」はナチスドイツに協力し、相当戦争犯罪に協力しています。目的のためには手段を選ばない性質がよく見えます。
その後、旧ソ連政権下でも生き残り2014年遂に政権奪取に成功したというわけです。
ウクライナ国民(全部の意味)にとって今の大きな不幸を呼び込んだのは、スターリンが第2次大戦後ポーランド領であった西ウクライナをソ連に割譲させソ連領に組み込んだことです。
「ウクライナ蜂起軍」の残党を現在のウクライナ領域に組み込んだ結果、「ウクライナ蜂起軍」の残党が「現在のウクライナ領域」全部を乗っ取ってしまったというわけです。
だから今のウクライナ政府は軍国主義的な色彩が非常に強いです。半分、独裁国家と言えます。軍事独裁国家に共通の病巣も内蔵しています。
「軍部や治安組織に大きな権力がある。社会に発展性がない。腐敗や汚職がはびこる。治安が安定せず犯罪が多い。様々な極右勢力が社会にはびこる。など」
これが、「ホワイトウオッシュ」している現在のウクライナです。「ホワイトウオッシュ」したのは2022年2月24日以降ですから、それ以前を知っている人は誰でも「ホワイトウオッシュ」を理解することが出来ます。
(2)日本人はウクライナの歴史や近い過去のウクライナを取り巻く国際環境など知らないと思います。
だから2022年2月24日以降に大量に一気にばらまかれた「プロパガンダとフェイクニュース」に簡単に騙されて単純に信じ込んでいる人が多いということです。
私も去年の9月まで単純に信じていました。
10月になって、やっと何かがおかしいことに気が付きました。
西側の政府(日本も)とマスコミが総がかりで「ホワイトウオッシュ」するのですから、騙されるのも無理はありません。
しかし❓
調べれば分かるわけですから、どの時点かで騙されていることに気が付くべきです。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27