ウクライナ、交渉による戦争終結を望む世論が半数に
Nearly Half of Ukrainians Open To 'Compromise' With Russia To End War: Poll
2023年12月5日(火)19時14分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/12/post-103174.php
調査したのは、ウクライナの独立系独立系調査機関「レイティング」です。
交渉による解決を支持するか❓の質問に対する答え
今年2月
支持する35%
「全ての領土を奪還するまで」戦闘60%
今年11月
「第三者の仲介のもと交渉を行い、妥協と解決を模索する」44%
「全ての領土を奪還するまで」48%
賛成に傾向も見られます。
15~35歳の若者(支持者の45%)
ウクライナ東部の住民(51%)
「全ての領土を奪還するまで」を支持
より年配のグループ(36~50歳)ウクライナ西部の住民
50%が戦闘の継続を支持
やはり元々親ロシア派の多い東部とウクライナ民族主義の傾向の強い西部では、はっきり支持不支持が分かれます。今のところ、五分五分まで接近しました。2月時点より停戦支持派が増えていますので、今後も続く傾向だろうと思います。
ロシアの方も
和平派48%
戦争継続39%
初めて和平派が、上回ったようです。
ウクライナ・ロシア双方とも和平派が増えつつあります。本来なら政治の側もそれを汲み取るべきです。
プーチン氏の停戦受け入れと取れる最近の発言は、ロシア国内の意見を受けてのものかもしれません。来年の大統領選挙に向けて、ポーズは示しておこうと言うことだと思います。
ゼレンスキー氏の方は、大統領選挙を戒厳令を理由に中止しようとしています。
このようなウクライナ国民の意識の変化が、ウクライナの「政治の季節が戻ってきた」政界の動きに影響を与えていると思います。
キーウ市のビタリ・クリチコ市長は、はっきりゼレンスキー追放に動き始めました。
『キーウ市長「ゼレンスキー、徐々に独裁化…失政により失脚の可能性」公開批判』
12/4(月) 13:44配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae0796faafb853fb7b61fcf74569e4bae9a1713e
キーウ市長は去年の11月の末にもゼレンスキー氏や大統領府と対立しています。
ロイター
『キーウ市長、ゼレンスキー大統領の批判に懸念 停電対策巡り』
Reuters
2022年11月28日午後 12:51 GMT+91年前更新
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-klitschko-zelenskiy-idJPKBN2SH0KM/
BBC
キーウ市長、市民に「避難準備」呼びかけ ロシア攻撃による「完全停電」に備え
2022年11月7日
https://www.bbc.com/japanese/63538114
「もう、黙ってはいない!」と言うことでしょうね❓
カテゴリー 『中立の視点で見るウクライナ紛争』
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/c/4d98d9f4c3fb26ff0cf59d1eb97ae90c