ロイター
ゼレンスキー氏、ロシアと交渉の用意 欧米の参加が必要
2025年2月5日午前 10:10 GMT+914分前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/7AMOEQ2ASBM33GDJR27YSZJY6M-2025-02-05/
この記事を読んでゼレンスキーの発言の中身を信頼する人は、欧米(特に日本)のマスコミに洗脳されています。ゼレンスキーは、人を洗脳する名人と言えます。プロパガンダ詭弁、責任逃れ、嘘を巧みに織り交ぜて架空の話を作り上げて、それを本当らしく思わせます。
それを、ウクライナ支援を国是としているイギリスのマスコミが拡散します。特にロイターは英語圏では大きな影響力を持っていますから、英語圏を中心にそれが拡散するという構図があります。
日本が一番ひどいでしょうね❓
ゼレンスキーのSNSをそのまま記事にしているのを沢山見ました。
これでは、ゼレンスキーの広報機関でしかありません。
以下、この記事を例にそれを占めします。
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『いかなる交渉も米国と欧州の参加が必要だと強調した。』
去年あたりは、ロシアと交渉しないと言っていました。それが交渉するに変化しました。相変わらず「米国と欧州」と言うウクライナ応援団+ゼレンスキーです。中国やインドは、入ってきません。これで公平な交渉が出来るはずがないでしょう❓
更には、欧米の側にウクライナが参加できるかどうかが問題です。停戦を妨害するゼレンスキーが交渉から排除される可能性は、かなりあるでしょう。ウクライナが交渉に参加したければ、ゼレンスキー以外の人間を要求される可能性が高いと思います何故ならゼレンスキーが大統領に居座っているのは単にウクライナ国内で黙認されているだけで、特に敵対するロシアは交渉相手として認めない可能性が高いです。
『プーチン大統領と交渉のテーブルで向かい合うことが「ウクライナ国民に平和をもたらす唯一の手段であるならば、間違いなくこの手段を選び、これらの参加者と会談する」と語った。』
プーチン氏とは、絶対に交渉しないと主張していました。何故か主張が180度変化しています。
『一方、ウクライナは、選挙の実施は戒厳令が施行されている間は法的に不可能だと主張している。
インタビューでゼレンスキー氏は、19年に73%の得票率で当選したと述べ、ロシア側の主張を否定。「常に選挙に前向きだ。ただ、戦争中の選挙には憲法改正と法的な調整が必要だ」と語った。』
私が理解しているところでは、ウクライナの法律は戒厳令期間中は選挙を延期できると規定しているだけです。選挙の実施を禁止しているわけでは、ありません。選挙をやればゼレンスキーが負ける確率が高いから、選挙をゼレンスキーが阻止しているだけです。
「戦争中の選挙には憲法改正と法的な調整が必要」なのは、ゼレンスキーが自分でロシアとの交渉を禁止する法律を作ったからです。今、大統領の正式な権限のないゼレンスキーには、これを解除することが出来ません。自分で作った法律を解除できなくなっています。
『その上で「重要なのは単なる法律の問題ではなく、人道的な問題だ。塹壕にいる兵士たちはどのように投票するのだろうか。占領地にいる何百万人ものウクライナ人はどうなるのか。彼らの声はもはや重要ではないのだろうか。戦争によって国外に追いやられた800万人のウクライナ人はどうなるのか」と問いかけた。』
「塹壕にいる兵士たち」⇒投票用紙を何らかの方法で送って記入した後、回収することは普通にできます。
「占領地にいる何百万人ものウクライナ人はどうなるのか」⇒この人たちは選挙に参加するのは不可能ですから除外するしかありません。もし投票するならロシアの占領地を全部回復する必要があります。これを理由にしたら永久に選挙は出来ません。
「国外に追いやられた800万人のウクライナ人」⇒国外に逃げた人はキエフ政府に見切りをつけて出て行ったのであり追い出されたわけではありません。おそらく戦争が終わっても帰国しない人は、半数以上いると思います。そんな人を国内選挙に加えても仕方ありません。除外するべきです。どうしても加えるなら郵送を利用すれば、いいことです。これは外国居住者にどこの政府も普通にやっている方法です。
「将来のロシアの行動に備えるためウクライナには安全保障が必要だと改めて主張した。ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟手続きが長引いた場合・・・」
これが一番大切なポイントで、2014年ウクライナ過激民族主義者がアメリカ主導で暴力クーデターで政権を簒奪しました。そしてその後のキエフ政府が、NATO加盟を法律化して国是としました。
これが、ロシアとの対立を生みだし内戦が始まり、最終的にロシアの軍侵攻を招き寄せた主要な理由です。
キエフ政府がNATO加盟放棄を受け入れない限り、ロシアが戦争を止めることは100%ありません。
戦争を止めたいなら、ウクライナのNATO加盟放棄と中立化は絶対の条件になります。
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こうして見てくるとゼレンスキーは、ほぼ無理か100%無理なことを主張しているだけです。
むしろ、停戦を拒否してそれをロシアの責任に転嫁しているだけです。
ペラペラと言葉だけは、多いですがゼレンスキーに停戦する意図はありません。
記事を読んで何の違和感もなかった人は、どうにもなりませんね❓
ゼレンスキーのペテンを信じて疑わない人でしょう。
ゼレンスキーが詐欺師の極悪人なら、どうしますか❓
(犯罪者ほど自分を正当化しようとし、それが巧みです。詐欺師は特に巧みです。口先だけで欧米から30兆円以上かき集めました。トランプ氏は「優秀なセールスマン」と言いましたが、本音は❓)
更に悪いことに悪賢い外交が巧みなイギリスが入知恵して全面的にバックアップしています。
最高(または最悪)の組み合わせです。
※関連日記目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑧
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27