ウクライナ東部のポクロフスク戦線、「極めて厳しい」=軍総司令官
By ロイター編集
2024年8月30日午前 3:57 GMT+92時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/SLNAN2NVHFOOHBNSX5AW5D3B5Y-2024-08-29/
①ここで、いつもの通り・・・(シルスキー総司令官)
「ウクライナ軍は頑強に戦い、ロシア軍を撃退している!」
と、やってしまうと直ぐにポクロウシクPokrovskが陥落すると、さすがに都合が悪いから戦闘について「非常に厳しい」との見解を示しました。
②ゼレンスキー大統領も・・・
「ポクロフスク付近の状況は「極めて困難」であるとした上で、防衛をさらに強化すると述べた。」
「よく言うわ・・・」とポクロウシクPokrovsk戦線で戦うウクライナ軍将兵は、白けた気分で聞いているでしょう。
東部戦線の各戦場から強い部隊を引き抜いて、クルスク侵攻作戦につぎ込みました。当然、東部戦線は少ない兵力がさらに減少し、しかも砲弾などは割当制にして補給を絞っています。強力な機甲部隊、強力な武器や砲弾・ミサイル・ドローンなどは、全部クルスク侵攻作戦に投入しました。
ゼレンスキーの嘘とは逆で、苦戦のポクロウシクPokrovsk戦線は増援部隊は送らず放置したままです。
以前にも「防衛をさらに強化する」と発言しましたが、特に何もしていません。
東部戦線から有力な軍事資源を引き抜きそれを集めてクルスク侵攻作戦を開始した以上、少なくとも敗勢に近いトレツクТорецьк~ニューヨルクNiu-York方面とポクロウシクPokrovsk戦線は、最初から放棄を決めています。
そうは言えないから、①と②の発言が出てきます。
すでに(数か月前に)決定してクルスク侵攻作戦を決行して3週間が経過する以上、今更途中でやめることは不可能です。
それこそ西ウクライナの市民が激怒して反乱が起きるかもしれません。
「クルスクで勝った!勝った!勝った!」
と散々戦勝気分を煽りまくってしまった以上、もうドネツク中部は、どうにもなりません。
ウクライナとしては、ドネツク中部で精一杯「戦ったフリ」をしてドネツク中部を、そっと放棄するしかありません。
後は、クルスク侵攻作戦で思いっきり頑張って、「クススクで勝った!勝った!勝った!」を煽りまくるしかありません。
クルスク戦線の方は、ロシア軍がクルスク原発や州都クルスク市に、ガッチリ!防衛ラインを建設したようです。
ロシアの防衛ラインは、強力ですから事実上ウクライナ軍の突破は、これ以上は不可能です。
後は、持久戦になり消耗戦が続くでしょう。
消耗に耐え、補給(兵站)の戦いに移行します。
どっちが、それが得意かを考えると、大体クルスク戦線の行方も分かると思います。
一応、この先を考えると仮にポクロウシクPokrovskをロシア軍が、やがて制圧するとします。
しかし、これは始まりであって終わりではありません。
もうすでにロシア軍は南ドネツクで攻撃を強化しています。南ドネツクも半年もつかどうか・だと思います。
もう補給が相当苦しくなっており、やがて補給困難になるからです。
『ポクロウシクPokrovskはドネツク州の物流(兵站)と交通の大拠点で替えが利かない重要拠点<ウクライナ紛争2024/08/30』
https://smcb.jp/diaries/9352886
『ポクロウシクPokrovsk戦線、南部も根こそぎ制圧するらしい欲深ロシア軍<ウクライナ紛争2024/08/28』
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/b71816f217e32ef8896417c1d54874e0
そしてポクロウシクPokrovskの更に西の話です。
『ポクロウシクPokrovskが、何故ウクライナにとって重要なのか❓<ウクライナ紛争2024/08/22』
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/d3cf126433a80a743e6c4eb30f2d59ef
ドネツク州の西の隣のドニプロペトロウシク州のパブログラードПавлоградまで防御に適した地形や大きな都市がないのです。
ポクロウシクPokrovskからだと、目見当75km~80kmくらいでしょうね❓
補給や兵力の問題はありますが、ロシア軍が西に進撃した場合、約75km先のパブログラードПавлоградまでウクライナ軍には、まともな防衛拠点がありません。
どうするんでしょうね❓
ウクライナがクルスク侵攻作戦のためにポクロウシクPokrovsk防衛を事実上、放棄したことは❓
ロシア軍にデカくて!美味しすぎる!臨時大ボーナス!をプレゼントしたのと、ほぼ同じことです。
シルスキーとゼレンスキーは、数の勘定とか❓
出来るのかな❓
①クルスクの端っこ少し⇒25円
②ドネツク⇒500円以上
③ドニプロペトロウシク⇒1000円以上
ロシア②+③
ウクライナ①(あるか、ないかまだ分からない)
普通の人なら、どうします❓
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27