ドネツク州攻撃で3人死傷 12歳少年犠牲に ウクライナ兵の訓練に時間
2024/6/4 08:06
https://www.sankei.com/article/20240604-3VIEU23JUJNWNP64Y6AT3TEPNU/
<記事から引用>
米戦争研究所は2日の報告書で、ウクライナ兵の訓練に時間がかかっており、新兵の指導に従事させるため熟練兵を前線から外すかどうか、軍が課題に直面していると指摘した。
十分な訓練をしていないロシア軍と比べ、短・中期的にはウクライナ兵がより高い練度を維持するだろうとも分析した。(共同)
<引用終わり>
共同通信が嘘の報道をしているわけではありません。
一応、専門的機関であるアメリカの戦争研究所の見解をそのまま報道しています。
ところが現実は全然、違っています。
新兵訓練に関してはウクライナもロシアも1か月程度です。これは、知られていることです。
3か月とか6か月の訓練をするのは、強襲部隊と言って攻撃用の部隊に配属される兵士だけです。
普通の塹壕戦用の兵士は、どちらも1か月の訓練で前線に送られます。
『十分な訓練をしていないロシア軍と比べ、短・中期的にはウクライナ兵がより高い練度を維持するだろうとも分析した。』
と言う部分は、完全な嘘です。ウクライナ兵のレベルは開戦当初と比較すると格段にレベルが低下しています。それが、どんどん酷くなっています。
「ウクライナ兵は強い神話」を作り出すための嘘です。
実際は、どうなのか❓
2024.06.3
『不十分な訓練で戦場に送り込まれるウクライナ人、新兵の射撃訓練は20発』
https://grandfleet.info/us-related/ukrainians-sent-to-battlefield-with-inadequate-training-new-recruits-only-get-20-rounds-of-firepower/
これは、6月2日にWashington Postが報道した記事の抜粋引用です。
元記事のリンク
https://www.washingtonpost.com/world/2024/06/02/ukraine-training-soldiers-mobilization-war/
戦争研究所の見解は、Washington Postの報道を打ち消すためのものだと思います。
記事を読めば訓練不足のままウクライナ軍の新兵が前線に送り込まれていることが書いてあります。
そのため前線の部隊が、ほぼ新規と言えるような訓練を施さなければならない状況が書かれています。戦闘している中で新兵訓練までしなければならない様です。しなければ、すぐに戦死するからです。
一番の問題は❓
「ソ連製口径の弾薬は戦場への供給を優先しているため新兵訓練に殆ど回ってこない。訓練センターで行う射撃訓練で新兵1人あたりに割り当てられているのは20発だ。さらに手榴弾もないしグレネードランチャーの弾薬もない」
「つまり動員された人々は前線に出る前に実弾を撃つ経験を殆ど積めないということだ」
更には❓
「なぜなら各旅団とも「若くて体力とやる気に溢れた新兵」を積極的に勧誘しているため、何の情報もなく他の旅団に出遅れれば背中の曲がった者、足の悪い者、病気がちな者から旅団に送る者を選ばければならなく”」
「“ある軍曹は「膝や背中に問題を抱えている50歳以上の者が『健康体の新兵』と見なされる場合があり、このような新兵を受け入れろと命じられることがある。さらに『今直ぐには戦えない』と言う者もおり、そういった者は相手にしないようにしているが、軍の人事は『彼は健康体なので連れて行け』と言い出す」と付け加えた”」
※そもそも兵士として不適格な50歳以上の健康状態や身体に問題のある兵士も前線に多く配属されていることが分かります。
今、前線に送り込まれている新兵はこんな人たちが多いと言うことです。しかも街中で無理やり連行されるケースが多いです。戦争をする気がない人を、誘拐するように強制的にかき集めています。
※兵士の健康状態や年齢に問題がある上に、歩兵の最低必要な小銃の実射訓練、手榴弾を投げる訓練、グレネードランチャーの発射訓練がほとんどされないまま前線に送られている現状をWashington Postが報道しました。
戦争研究所の見解は、まるで無関係なことを言っています。兵士の話ではなく訓練教官の話にすり替えています。
こんな状況でウクライナ兵の練度が向上することはありえず、すぐに戦死するか逃亡するか降伏するでしょう。
「強いウクライナ兵神話」を維持するために、まるきりのウソの見解を発表しています。
戦争を継続し支援を継続するために、このような様々な「神話」が作られ繰り返し広報されているのだろうと思います。
※ロシア兵の訓練に付いていえば、複雑な部隊行動は一切教えないそうです。
その代わり実弾発射訓練は、イヤになるぐらい実施するそうです。前線に送られてくるロシア軍の新兵は、銃を撃つことに関してはベテランのレベルです。
だから塹壕に入っても、即銃を撃ちまくれるという仕組みです。
これすらウクライナ側は、馬鹿にしていました。
実際には、ウクライナ軍はそれすらしていないことをWashington Postは報道しています。
こんな記事が報道されると言うことは、ウクライナ軍の内部の悲惨な現状を外部(外国)に伝えたい意図があると思います。
特にウクライナ軍情報総局は、その傾向が強く見られます。
※更に記事は直接触れていませんが、大問題があります。
「ソ連製口径の弾薬」が訓練で使えないほど極端に不足している事実です。だから旅団によっては、旅団の経費で購入したりカンパを求める部隊もあるようです。
手榴弾やグレネードランチャーの弾丸もそうです。
歩兵が普通に大量に使用する弾丸がなければ、そもそも戦闘は出来ません。
ウクライナ国防省は何をやっているのか❓が大きな問題です。不足していれば、普通必死に調達するでしょう❓
調達しているのに足りなければ❓
シロアリ機構が作動している可能性があります。
※シロアリ機構⇒ウクライナ社会全体にはびこっている腐敗汚職構造
世界中の紛争地で「ソ連製口径の弾薬」は需要があります。闇ルートに乗せれば簡単に売れます。
ウクライナとルーマニアには、大きな犯罪組織があります。密輸など簡単にやるでしょう。
特に小サイズの砲弾や手榴弾、弾丸は倉庫から持ち出しやすいでしょう。
ウクライナ軍の幹部将校すら手榴弾を私物化しているケースがありました。
新兵訓練以外にも、色々と探せば疑惑が出てくると思います。
これで戦争を続けようと思うのは、甘すぎると思います。
ウクライナに現金支給している部分は、最低20%はシロアリ機構が消費していると思います。
西側の軍需企業とウクライナのシロアリ機構がぼろ儲けできれば、一切問題はないのでしょうね❓
これが戦争を継続する一番の理由だろうと思います。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27