「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ロシア軍は嘲笑され?ウクライナ軍は褒められる?S60対空砲機関砲<2023・3・28>

2023-04-10 18:00:11 | ウクライナ紛争
 

ソ連時代の機関砲、前線で活躍 ウクライナ東部
2023年3月24日 15:03 発信地:バフムート近郊/ウクライナ [ ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3456763

S60(口径57ミリの対空機関砲)は、ソ連軍が1950年に導入した。ほぼ、骨とう品です。
去年の秋ごろロシア軍が、倉庫から運び出すのを動画にアップされて、散々嘲笑されていました。

【動画】これで戦える? ロシアの倉庫から引っ張り出された「年代物」すぎる対空機関砲
2022年10月21日(金)14時09分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/10/post-99919.php

原型は、4輪式で動力は、ありません。けん引式で移動に不便で倉庫のゴミになっていました。これの再利用方法を考え出したのは、中東の武装勢力です。あるものは、何でも使おうの発想で4トンぐらいのトラックの荷台に取り付けて、空ではなく地上攻撃用に使い始めました。

古いから連続射撃は難しいですが、弾丸(正確には砲弾)の口径が大きいので装甲車両の横側から打ち込むと十分、破壊できる威力があります。20ミリ機関砲でも似たような効果は得られますが、20ミリ機関砲は普通、戦闘機や武装ヘリに搭載されていて地上戦は想定されていません。

そう言うわけで、あるものは何でも使うウクライナ軍は、骨とう品みたいなS60(口径57ミリの対空機関砲)を倉庫の奥から引っ張り出して、整備して磨いて最初は、資金もなくトラックもなかったそうです。そこで、知り合いやボランディア、NGOからの寄付でトラックを何台か購入して取り付けて機関砲として復活しました。

今でもやっぱり、数十年ものの「KrAZ」製トラックの荷台に取り付けられている、とのことで骨董品と年代物の組み合わせで兵器として活用しているそうです。1門につき6人ぐらいの兵士が必要です。

実際に、これは結構使われています。
記事URL
https://www.cnn.co.jp/world/35201730.html
画像URL
https://www.cnn.co.jp/storage/2023/03/26/5d19d5f85b370dfff48765aeb719cff6/t/768/511/d/Ukrainian-serviceman-.jpg
この戦場は、バフムトです。
鉄くずにする前で、良かったですね。鉄くずにしてしまえば、これすら無かったのです。写真のは、2連装式ですが多分、砲身のサイズを見ると同じではないかと思います。操作の仕方が、似ています。

つまり?
ロシア軍がやると、骨とう品を持ってきてどうするんだ!と嘲りを受け?

ウクライナ軍がやると、そんな涙ぐましい努力をしているのか?と、誉められるわけです。

悪党と正義の味方ですから?同じことをやっても、評価が正反対になるという例です。もっとも、ロシア軍は単に昔式にけん引してきて、すぐウクライナ軍に破壊されてしまうのではないかと思います。ウクライナ軍の方は、トラックの荷台に取り付けて移動式の機関砲として活用している部分が工夫です。こうすると、撃った後すぐ移動出来て破壊されにくいんです。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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