「北の山・じろう」日記

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アウデイーイウカ戦線北部のオケレタインをロシア軍が電撃制圧に成功<ウクライナ紛争2024.2.23

2024-04-23 12:59:51 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

アウデイーイウカ戦線北オケレタインを電撃攻撃したロシア部隊<ウクライナ紛争2024.2.23
https://smcb.jp/diaries/9272751

この記事を書いたときは、まだ村の半分くらいの制圧でした。
Hara Blog
2024年04月22日18:55
オチェレチノ ロシア軍が都市の半分を支配
http://hara.livedoor.biz/archives/52338643.html

それが、完全制圧になっていました。

2024年04月23日02:53
ロシア軍がオチェレチノをほぼ占領 あとは北郊外の押さえ
http://hara.livedoor.biz/archives/52338649.html

アウデイーイウカ戦線北部の最重要拠点ともいえるオケレタイン:Ocheretyneを、こうも簡単に制圧されては、もうアウデイーイウカ戦線西の郊外の戦いはロシア軍の勝利と言えます。オケレタイン:Ocheretyneのウクライナ軍は、まともな抵抗もせずに撤退したことになります。
ほぼ、前線が崩壊したというべきでしょうね。

今、ウクライナ軍が必死に防衛しているベルデイチBerdychi、セメニフカSemenivka、ウマンスキーUmans'ke方面は補給路を失い撤退するしかありません。

更に大問題は、その後方(湖の西側)の次の防衛拠点の北の拠点に想定していたのが、オケレタイン:Ocheretyneです。
ここから次の防衛拠点と考えられていた集落を北側から、次々に攻撃することが出来ます。
だから北側の高地であるオケレタイン:Ocheretyneが重要な軍事拠点であったわけです。
ロシア軍は高い標高にあるオケレタイン:Ocheretyneから低い位置のウクライナ軍の拠点集落を攻撃できます。

こうなるとロシア軍は、ルートT-0511沿いに西に進撃することになり、ウクライナ軍の想定とは全然違うルートを攻撃することになります。
略図(航空万能論から)
https://grandfleet.info/wp-content/uploads/2024/04/Avdiivka_Front_2024_0418-scaled.webp

南のルートE-50沿いに進撃する部隊と併せて、その中央部が補給路を失いウクライナ軍にとって守りにくい地域になります。南北を進んで中央を大きく包囲するのはロシア軍の得意な作戦です。

バフムト市街もアウデイーイウカ市街も、この作戦で攻め落としました。

そうさせないためには、ベルデイチBerdychi、セメニフカSemenivkaを放棄してでもオケレタイン:Ocheretyneを守らなければなりませんでした。(もう遅いですけれど・・)

このエリアは、ロシア軍の進撃を止めるのはもう困難です。かなり西まで防衛しやすい集落群がありません。

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次④
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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