「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

トランプ政権の対外援助一時凍結のウクライナへの影響<2025・01・31

2025-01-31 19:26:09 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ロイター
トランプ政権の対外援助一時凍結、支援団体が対応に苦慮
By Michelle Nichols, Dan Burns
2025年1月30日午後 3:13 GMT+918時間前更新
https://jp.reuters.com/world/us/KVUDVXV2FBJ7PBV7T3S7UN7RYU-2025-01-30/
BBC
米国務省、ほぼすべての対外支援事業の停止を指示 開発・軍事援助などに影響か
2025年1月25日
https://www.bbc.com/japanese/articles/cr53vy1q9d9o
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※この処置はやむを得ない部分もあります。バイデン政権は究極のバラマキ政権で100兆円単位の財政出動を何回もやっています。海外支援も何をどう支援しているかなど全然分からないと思います。バイデン政権でアメリカ政府の借金は膨大に膨れ上がり、今や利払い費が150兆円(年)を超えています。もう少し増えると財政危機になります。今、瀬戸際と言ったところです。つまりトランプ政権は、この後始末をしなければ、なりません。
【アメリカの財布は、デカイ!のか❓<2025・01・02】
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6bcbb7ed579cf689a4d931160366afc4

一部除外されている援助もありますが・・・
「米国際開発庁(USAID)は全ての援助団体に対し支援プログラムに関する通知があるまで援助を即時停止するよう指示。USAIDの支払いも全て停止された。」

ウクライナ支援に関しては例外扱いされていません。
これにより、これまでウクライナでアメリカの援助で行われてきた事業にかなり支障が出ています。
ウクライナの都合の悪いことは、ロシアのメデイアが書きます。

スプートニク日本
③トランプ大統領の返り咲きで激震のウクライナ、軍事支援もストップ
2025年1月30日, 11:33 (更新: 2025年1月30日, 13:01)
https://sputniknews.jp/20250130/19543999.html
④ウクライナメディア、約9割が西側支援で活動
2025年1月29日, 21:31
https://sputniknews.jp/20250129/9-19541859.html

ウクライナの国内マスコミは、当然戦争を煽り立ててきました。どうやら、その資金はアメリカの支援によるものだったようです。④の記事を、一部引用。
『同氏(オクサナ・ロマニュク氏)によると、資金の100%が外国からの支援で成り立っているメディアもあれば、4~6割ほどのところもあった。米国によるメディア支援も一時停止となり、資金不足のため一部の活動を凍結するケースもみられる。欧州機関の支援は残っているが、視聴者、読者に寄付を要請するメディアもあるという。』
③の記事から引用
『USAIDのキエフ事務所は危機的に重要なプログラムへの資金提供は継続するよう米国に要請したものの、これも拒否されたという。
ニューヨークタイムズ紙によると、これによりUSAIDを通したウクライナへの軍事支援も停止されたとのこと。
この事態を受け、ウクライナはEUに打診し、米国による支援の肩代わりを要請しているという。』

もとろん、今回の海外支援一時停止は全部の予算についてであり、特にウクライナだけを対象にしたものではありません。しかし、ウクライナも例外扱いはされず、一律予算停止の対象になっています。
プロパガンダ放送をするためにマスコミにも、ふんだんに資金を提供していたようです。
あろうことか軍事予算まで紛れ込ませています。普通は、これは国防省扱いでしょう。バイデン政権が、何が何でもウクライナ支援をしていたことが分かります。

ロシアの軍事サイトRYBARの記事をHara blogが転載しています。
2025年01月30日01:58
米国の支援停止により、ウクライナのプロパガンダメディアが終焉
https://hara.livedoor.biz/archives/52343825.html
スプートニクにない部分
『ちなみに、ゼレンスキー一家もUSAIDの資金で成り立っている。「デジタル国家」や「ディア」(国家サービスに類似)プロジェクトは、エレナ・ゼレンスカヤの学校での人道的「プログラム」のすべてと同様に、このアメリカの財団によって創設され、資金提供されていた。』
ゼレンスキー一家ではなく、「ゼレンスキー・一派」と言う意味だろうと思います。色々利益にするウクライナ人の才能が分かると思います。資金部分だけでこれまで7~8兆円は供与されているでしょう(これはローンの部分も多いと思います)。
後は、ウクライナ国防省が発注している軍事予算も多額です。

一体、これまでウクライナに供与された資金のどれだけが、闇に消えていることか❓
普通に20%以上は、消えていると思います。
ウクライナ同様、腐敗の多かったロシア国防省は、以前は20%~40%が闇に消えていると言われていました。
※ロシアは、2024年大統領選後、国防省の大静粛を行いました。

本当にNATOが、ウクライナ支援をするのは、巨額の予算消化が一番の目的ではないか❓と、思わざるを得ない部分があります。多分、戦争の勝ち負けなどそれほど気にしていないと思います。毎年、膨大な予算が拠出されそれが消化されることが最大の目的でしょう。特にウクライナは、そうです。その巨額の予算が消化される過程で不明朗な金が消えています。
と、言うようなことは西側のメデイアは絶対に書きません。
2022年には随分ウクライナの腐敗体質について言われましたが、2023年になると誰も言わなくなりました。

BBCウクライナのUSAIDについての記事
「人々はその規模を理解していない。」 USAIDがウクライナをいかに支援したか
2025年1月29日
https://www.bbc.com/ukrainian/articles/cx2yd09zz5qo

(ロイター英語版が少し書いていました。)
ウクライナ汚職対策機関、調達紛争で国防大臣を調査
ダン・ペレスチャック
2025年1月29日午後9時10分 GMT+9 1日前に更新
https://www.reuters.com/world/europe/ukraine-anti-graft-agency-investigates-defence-minister-amid-procurement-dispute-2025-01-29/
調達をめぐる内紛でウクライナ国防省高官が解任される
ダン・ペレスチャック
2025年1月29日午前7時06分 GMT+9 2日前に更新
https://www.reuters.com/world/europe/top-ukrainian-defence-official-sacked-amid-infighting-over-procurement-2025-01-28/


※関連日記目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑧
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


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