大学受験

2018年02月25日 | 日記
ついにこの日を迎えた。

息子の国立大学二次試験。

本日、晴天なり。

インフルエンザなどかかることもなく、無事に今日を迎えられたことに感謝。

当の息子はそれほど特別な日を迎えた雰囲気もなく、試験に向かう車の中ではリラックスしてスマホを見ていた。

そして大学のすぐ近くにある息子の塾の駐車場を使わせてもらった。

今日は保護者向け説明会があるので、私も息子と一緒に大学に行った。

大学の門をくぐり、雪を踏みしめながら息子の後ろから歩く母。

まだ少し時間があるので、待機室になっている学生食堂に入った。

わっ。

スゴい人の数。

いろんな制服の受験生たちが黙々と勉強していた。

親もたくさん居た。

あまり席が空いてない。

空いてる席も少しあるのだが息子は積極的に入って行こうとしない。

ていうか息子を見たらさっきまでのリラックス感はなく、カチンコチンになっている。

息子は人混みが苦手。

知らない人がたくさん居るとこう。

「ほら、あそこの端っこならいいんじゃない?」

隅っこに一つ空いてたから、小さい声で息子に教えた。

「うん」

と言って席に向かって歩く、ぎこちない動きの息子。

ちょっとさあ、大丈夫かこの息子。

知らない人だらけって、私は楽。

幼稚園、小学校、中学校と、親の付き合いは気が疲れた。

高校はみんなバラバラになったし、そもそも親同士が関わることはほとんどなかったから楽になった。

ましてやこの大学は県外から入ってくる人が多い。

待機室に居て、右を見ても左を見ても知らない人ばかり。気を使わなくていいって楽ち~ん。

なんて思ってたら時間が来た。

ぞろぞろと受験生達が会場に向かって行った。

「じゃあ頑張って来て」

と息子に声をかけた。

「うん」

ちょっと笑顔で返事をして、やっぱりぎこちなく歩いて行った息子。

おい。

頼むよ。


そして私は学生生協の保護者向け説明会へ。

資料をあれこれ渡され、いろいろな説明があった。

まあ結局、いろいろ購入しなきゃならないという金銭面の話が主だった。

自宅外通学生の住まい関連の話もあり、生協の人が、

「学費を含め自宅外の場合は、4年間でだいたいトータル800万円かかります」

と言った瞬間、間違って私は持っていた資料をバサバサッと床におとしてしまった。

ゲッ!
何でこのタイミングで。

ちっ。会場がシーンとして説明を聞いていたのに目立ってしまった。

これじゃ800万と聞いて驚いて資料をおとしたみたいじゃないか。

なに食わぬ顔で資料を拾うおばちゃん。


それにしても800万円かあ…

それでも少なく見積もってのことなんだろうなあ。

つくづく自宅生で良かったよ。

てゆうか大丈夫受かるよねぇ?


説明会が終わっていったん家に帰り、
試験時間が終わる頃、また迎えに行った。

どんな顔で戻って来るのかドキドキしながら車で待っていた。

あ、見えた。

同じ高校らしき人達と笑顔で話しながら歩いている息子が見えた。

こりゃ大丈夫だったな。

ホッとする母。

そして車に戻った息子。


「どうだった?」

「まあまあできたけど、思ったより今年のは難しかった」

「え。手応えはあるでしょ?」

「わかんないよ!わかるわけないじゃない。答え合わせができないんだから」


ちょ、何よその態度。感じわるっ。

ムカついたけど我慢した母。


とにかくおわった。

明日は息子の学校も私の仕事も休み。

目覚ましかけないで寝たいだけ寝るぞー!