goo blog サービス終了のお知らせ 

アイドル話に花が咲く

2018年05月27日 | 日記
たくさんの名曲と、夢や感動を遺し、西城秀樹がブルースカイへと旅立ってしまった。

告別式など昨日からテレビで報道が出る度に、また知らず知らず涙が出る。

今日も野口五郎の弔辞をテレビで見て涙していたら、ピンポーンと鳴った。

出たら新聞代の集金だった。

この集金の仕事をしてる人は、同じ地域内に住む私よりちょっと年上のおばさん。

うちの息子の一つ上の息子さんがいるので、子供会の関係やら何やらと、昔から繋がりがあったのだがちょっと苦手。

新聞の集金の他にダ○キンの仕事もしていて、付き合いの関係上断りにくく、この人から三つも契約をさせられていた。

でも息子が中学校を卒業したのを機に、なんとか全部契約を断った。

なるべく会いたくないのだが、毎月集金に来るので、月に1度は会わなければならない。

会うと何かとウチのことや近所のことを聞き出そうとしてくるので、口車に乗らないようにサッサと追い払いたい。

しかし今日に限って集金ババア、私が涙を流したあとに来やがった。

私を見て、あれ?っていう表情をしていたので、

「いや今ヒデキのことをテレビで見てて…」

と言っておいた。

すると集金ババア、

「ああ、だよねぇ、昔からずっと見てきたから悲しいよねぇ。まあそう言いながら私はひろみファンだったけど」

と言う。なんだって?ひろみファン?初めて知った。

「え!私もひろみファンだった!」

「あー、でも私はひろみから途中マッチに移ったけど。たかぽんさんはずっとひろみファン?」

「あ、一時期、平行してベイシティローラーズも好きだった」

「あら?私も!」

げっ、好みが集金ババアと気が合ってるな。

「たかぽんさん、誰の?」

「あ、私はレスリー」

「ああ、レスリーは人気あったね。でも私はエリックだった。ファンレターも書いたり、タータンチェックの服を作ったり…」

何、この盛り上がり。

10年以上、子供関係でいやいや付き合ってきたが、初めて話してて楽しい。

しかし集金ババア、急に照れたような表情になってこう言った。

「でも今は新しいアイドルが好きになったの」

おや?乙女な表情が気持ち悪い。

「だれ?」

「えー」

恥ずかしそうにもったいぶっている。まあ別に興味はないが。

「ジャニーズの…」

嵐かな?私たちの年代でも嵐ファンはけっこういるようだし。

「うん、うん、」


「キンプリ」


え?

寒ブリ?


あー、はいはい、

ていうか集金ババア、そこまで対象年齢を下げたか。

いいんじゃないの、若いアイドル達に、楽しませてもらいましょう。

最近は高齢アイドルが多すぎる。

やっぱりアイドルっていうのは10代から20代前半のピチピチ世代でなきゃね。


とはいっても、

もう西城秀樹のような声の通る、力強い歌唱力のアイドルは出ないだろうなあ。


本当に素晴らしいアイドル歌手だった。