しおりの新作、南西諸島の動物たちです。
奄美大島から沖縄本島、西表島まで連なる南西諸島は、日本のガラパゴスともいわれて、貴重な動物がたくさんいます。
奄美大島に棲むアマミノクロウサギは耳の短い原始的なうさぎで、ハブから子どもを守るために出かけるときは子どもを穴に隠して土でフタをします。
トゲネズミは奄美大島、徳之島、沖縄本島に棲むネズミで、トゲのような剛毛が生えています。
3島に棲むネズミはそれぞれ染色体数が異なる別種で、とくに奄美と徳之島のものは哺乳類の雌雄をきめるY染色体がないという不思議なネズミです。
ヤンバルクイナは沖縄本島に棲む飛べない鳥。肉食の哺乳類がいない島で、飛んで逃げる必要がないので、飛ばなくなったみたいです。
クビワオオコウモリは沖縄本島、先島諸島に棲む大きなコウモリ。
一般にコウモリは、暗闇で超音波を出してその反射波で虫などを捕食するのですが、オオコウモリは昼行性で目視飛行をします。そのため、眼が大きくて普通の哺乳類らしい顔立ちをしています。英語では Flying fox といわれて、キツネのようなかわいい顔です。
イリオモテヤマネコは西表島だけに棲むヤマネコ。発見された60年前は日本哺乳類学会の誇る新種発見と思われていたのですが、DNA分析の研究がすすんで、アジアに広く分布するベンガルヤマネコの亜種という位置づけが定着したみたいでちょっと残念です。狭い島に適応して非常に特異な進化を遂げた貴重なヤマネコであることは変わりません。
しおりは、本に両手を挟むと、ページから顔を出します。
きれいな色紙を型紙と重ねて切ると比較的簡単につくることができます。
きつつき工房のサイトに型紙と作り方がありますのでつくってみてください。
型紙
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