太宰府木うそ保存会

木うその技術伝承と原木育成を目的とした会です。木うその歴史や会の活動内容などを紹介します。

コシアブラを育てよう! ~木うそ保存会の取り組み~

2010年02月07日 | 木のお話
木うその原木である、コシアブラは太宰府周辺で入手しにくく
なっています。



その理由としては

1、管理された森林の減少

 日々の生活に欠かせない燃料である、木(焚き物)を得ることは
 とても大切なことでした。ガスや電気が普及していなかった頃は、
 集落ごとに管理された森林を所有していました。このように管理
 された森林は減少し、コシアブラが育ちにくくなっています。

2、注目される山菜

 コシアブラは美味しい山菜として注目を集めるようになりました。
 山菜採りは春の楽しみのひとつですが、近年は乱獲されています。
 新芽が一つしかない幼木の芽を摘むと、枯れてしまいます。
 成長した木も、すべての新芽を摘むと、結果は同じことです。
 春の味覚を長く楽しむためにも、木鷽を後世に伝えるためにも
 ちょっとの我慢が必要ですね。

木うそ保存会ではコシアブラを育てる取り組みを行っています。
太宰府市環境美化センターの斜面に500本植樹(根付いたのは60本)し、
毎年下草刈りを行っています。

コメント (3)
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