太宰府木うそ保存会

木うその技術伝承と原木育成を目的とした会です。木うその歴史や会の活動内容などを紹介します。

宝満山での植樹会 ~コシアブラの植え方~

2010年10月25日 | 木のお話
10月23日(土)に本谷遺跡群(推定安西塔跡)で植樹会がありました。
この植樹会は宝満山研究会、天台宗西教区主催で太宰府市の農林課の補助
の元、行われました。総勢36名を超える大所帯でした。


某造園土木会社の専務をされていた上野さんが植樹の仕方を説明。


用意された木はヤマモミジ、ヤマツバキ、アカマツ、コシアブラなど。


まず、落葉樹はすべて葉をちぎっていきます。
ポットで育てた樹木だと、落葉樹でも葉をちぎらなくてもいいそうですが、
自然に育っていた苗を植える時は、水分を吸い上げる根が千切れている状況
なので、葉をなるべく落として木への負担を軽くする必要があるそうです。


スコップで穴を掘っていきます。
西教区のお寺さんも頑張っておられました。


肥料を穴ごとにバケツに分けていれていきます。


肥料は腐葉土のような「ダイナバーグ」と固形肥料を使用しました。



そして、このように添え木をして木を植えます(コシアブラです)。


たっぷりと水を注ぎ、足で樹木の根元を踏みしめておきます。


こんな斜面での植樹作業でしたが、無事にお昼前には終了することができました。

植え方のコツは
1、山から抜いてきた苗(コシアブラ)を植えるときは、葉を落としてしまうこと
2、根付かない最大の理由は植えた苗が揺らされること
3、揺らされるのを防止するにはきちんと添え木をして、水やりの後はしっかり
  根元を踏んで固めること
4、植樹の時期は今はあまり適していないかも…

植樹会に参加して、プロの方に色々教えていただき、とても勉強になりました。

植樹会の模様は下記ブログでもご覧いただけます。
宝満山研究会 http://blog.goo.ne.jp/dazaifu2340

映画「宝満山」を作る会 http://blog.goo.ne.jp/houman1234














コメント (2)
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