妖怪大魔王・コバ法王日記

オートバイを分解して磨き、正確に組み立て独自理論でラインを探り、ストップウォッチと頭脳で感性を磨き、日々の想い語ります

タイムトライアルは楽しく学べる“遊び” だ !!

2017-05-24 22:42:53 | オートバイの練習は楽しい
前回のイベントで、ショートコースを利用した 「タイムトライアル練習」 をしたところ、やっぱり !! 楽しいいものです ♪

すぐに結果が出る ショートコース だった他に、光電管ユニットを使用して 1/1000 秒まで正確に測れたのが楽しさの理由だったかもしれませんネ ♪

走行中の少しのミスやライディングの工夫が、即! 測定結果に出てくるので、どんな場面でも精度の高いライディングを実現するのに最適な練習です。
それに、何よりも 楽しいのです !!!

そして、タイム測定を行なってくれた K君、ありがとうございました。





お蔭で、翌週から 数日間、筋肉痛に悩まされましたけど ・・・・・

当日の様子は、「 5/14 開催リポート 」 に 多くの画像と動画で報告されています。


■ 5/14 開催リポート ■
http://gra-npo.org/publicity/report/2017/20170514_rep.html

「 風邪ひいて、一歩前進か 」 GRAの自由練習会・参加感想文

2017-04-13 22:09:06 | オートバイの練習は楽しい
【 Sさんのご宣託の通り 】
2週間前、ターンイン時のフロントの応答性を高める目的(魂胆・欲張り?)で、 残ストローク量(通常走行時)を直前のセットデータ、45mm から 4mm下げるため、 フロンフォークオイルを 4㏄ 抜く。

当然(?)ノーブレーキで行なう基礎練習・サークル旋回は快調&快調。
しかし、ブレーキを併用する練習走行ではトレール量が足りず、 フルバンク状態ではフロントタイヤが方向安定性を失い、 余分に切れ込み走行抵抗になり、 荷重の抜け気味のリアタイヤが緩やかにグリップを失い、 フロント軸にくるりと回転・転倒。

ベテランSさんのご宣託の通り、不安定で恐いセット状態でした。
帰宅して、即! フォークオイル 4㏄戻した事は前回報告の通り。



【 ポカポカ陽気の中で 】

イベント1週間前、確認の為 テスト走行。
日中は日差しも良くて、ポカポカ気分。

「 ん ~~~ ご機嫌、ご機嫌 」

ターンイン時の安定感は増し、フロントブレーキ併用でもGood!
ノーブレーキでの サークル旋回では、強めのフロント旋回力は弱まるが、
旋回中のフロント安定感は高い。

「 これなら、ベテランSさんも、ダメ出しはしない・・かな? 」

しかし、改めて前後の車高バランスを確認すると、フロントがリアに較べ低い。
低いから、バンク初期の反応は遅れるけど、その後の入り込み(切れ込み)が急。

「 ん? 以前には感じなかったけど、直したら良くなるかも ♪ 」

そこで、フロント側の車高を、フロントフォーク突出し量変更して、1mmアップ。

「 おっ! こっちの方が全体に安定したターンインになるぞ 」

暫くそのセットで確認した後、“ 欲張り心 ”が顔を出した。

「 もう 1mm フロント側の車高を上げると ・・・ いいかも? 」


【 ご機嫌に、風邪をひく 】

さらに、1mm、合計 2mm フロント側の車高をアップしてみれば、悪くない!!

ただ、ターンの後半、ターンアウト直前、最小曲率(回転半径)ポイントで、
フロントタイヤの行儀がよろしくない。
そのフロントブレーキをリリースする直前で内側へ切れ込もうとする。

試走での フロントサスペンションの 残ストローク量は 47 ㎜
速度を出して急制動を行ない、フルバンプ時の残ストローク量は 41 ㎜

「 ん ~~、あと 2㏄追加すれば、Sさんも誉めてくれるかも ? 」
「 追加すれば、フルバンプ時の残ストローク量が 43 ㎜になるけど・・・
まあ 来週 確認しよう 」

しかし、夕方時、昼間かいた汗で身体が冷え、頭が痛い。

「 んん? 風邪、ひいてしまったぁ 」


【 確認して、わかった事 】


風邪治りきらぬまま 1週間が過ぎた土曜日、朝から雨。
走りたいけど、風邪治りきらず、走れない。

でも、明日の準備もある、フォークオイル 2㏄ 追加して当日を迎える。

いつもの様に ノーブレーキの基礎練習・サークル旋回は少し鈍い。
でも、フロント(タイヤ)の速度が、ターンアウト時に落ちてない。
4本四角パイロン外周旋回では、いつもよりフロントの速度落ちず、
アクセルポイントがずっと早くなり、ターン横G が強くなった。

「 アクセルポイントが早目にやって来る感じ、いい感じ 」
「 フロントの意思がしっかりしているので、どんどんと攻められる ! いいねぇ 」

無事に転倒なくタイムトライアルも終わり、(立ちゴケ一回アリ)イベント終了。
帰路の途中で気付いた事。
「 以前のセットデータ、残ストローク(フルバンプ)41 ㎜って、以前のタイヤ 」
「 タイヤの仕様・性格が変われば、必要なセットも変えなくちゃいけないんだ! 」


【 次にやる事、治す事 】

次にやるべきは、前後の車高バランスは 若干フロント低いので ・・
フロントの車高を 0.5 ~ 1.0 ㎜ アップして、フォークオイル 1 ㏄抜きもありか?
左フルバンク時、リア挙動が不安定だから、前後タイヤ整列取りが必要だ。

それにしても、ブランク期間を過ぎ、この車両でリハビリに励んできて、
ようやく フロントの照準をコースで合わせ使い切る感覚も少し戻り、
ターンアウトポイントに合わせたブレーキ操作とフロント回しでの横G感覚も久しぶりだ。

「 ん ~~、これでトラ復活も見えてきたかなぁ~? 」
「 いやいや、帰路で戻った風邪治さなくっちゃ! ターンGで腹筋も傷めたし、明日は仕事だ。 」



* * * * * * *


当日の、「開催リポート文」や「他の人の感想文」、「コース図」などは、下記の公式サイトで発表しています。
http://gra-npo.org/document/record/2017/20170409.html




妖怪・小林 “妖怪”になる前の 憧れで目標

2016-08-29 20:42:52 | オートバイの練習は楽しい
妖怪になる前の1980年代末、
二輪ジムカーナ界のトップライダーの走りを目の当たりにして、
ますますライディングの世界へと魅了されてしまったのです。

それでは! と、最も競技人口が多く、競技レベルが高かった関東へ!
年明け早々から通い始めると ・ ・ ・ 。
当時、トップライダーの座にいた人からプレゼントを贈られたのです。
それが、この練習走行のデモテープです。

現代の車両(オートバイ)と比較すれば車重は重いうえに、
タイヤが細くグリップ限界の低いバイアスタイヤのために、限界の低い
車両ですが、現在のライダーでも真似が出来ない様な高度なテクニックが披露されています。




アンクル グリップは、ライディングの要(かなめ)だ!

2016-05-18 13:25:03 | オートバイの練習は楽しい
オートバイのライディングスキルを上達させるには色々な方法がある。
ライディング講習会を受講したり、サーキット走行会に参加したり、
近くのワインディングロードを何度も走ったりする方法だ。

けれど、特別な場所へ行かなくても、一般道を走るだけで確実に上達できる方法がある。しかも、先に挙げた方法よりも確実に基本が身に付いて上達できる方法だ。

それは、「 目印走行 」だ。



『 目印走行で上達、妖怪級 』

練習方法はとても簡単だ。
走行する車線の中の中央に、走行するラインをイメージして、そのラインの上を走るだけだ。

特に、郊外の信号や交通量の少ない道や、高速道路を走る時が最適だ。
前後の交通や道路状況に注意しつつ、車線の真ん中に 30㎝ 幅位の線をイメージして、その線から前後のタイヤが外れないでスムーズに走れるようになれば凄い。


慣れてきたら、幅を15㎝ 位に狭くすると良い。
直線路だけでなくてコーナー部でも外れなければ妖怪級と言えるだろう。

実際、イメージしたラインの上を走るには色々と注意すべき事がはっきりと見えてくる。
例えば、ハンドルには体重を掛けず、両手の薬指と小指の第2関節辺りでハンドルを握り、軽く引く程度が良いとか。
着座位置(シッティングポイント)は意外に前方の方が安定するとか。
膝のニーグリップよりも、踝(くるぶし)を意識した繊細なステップ荷重操作が有効とかだ。

★ 目印走行は特に珍しい事ではなくて、特に大型トラックの上手なドライバーの人達の運転が良い見本だ。



『 高速道路を走り、反省して ・・ ? 』

実は、先日の日曜日、久し振りに高速道路を長距離走る機会があった。
当然、15㎝ 幅の目印走行を目指して! ビュィ~ン と走った。

あれ? おかしい。
平坦な個所は大きな問題は無いが、ジョイントなどのギャップのある所でラインから外れてしまう。

何故だろう?
ハンドルまわりはOK! 着座位置も安定している。ニーグリップもこれで十分だ。
おっと! ギャップ通過の度に踝(くるぶし/アンクル)を使った車体グリップ(ホールド)が緩み、ステップ荷重が抜けている。

何とかしなければ!
以前に較べてめっきり減った練習量や体力、身体の柔軟性の事は棚に上げ、オートバイの責任にした。
ガレージに戻り次第、早速に ステップ周りを加工して、以前より更にステップの後退角と上反角を 2度程度増やした。


ガレージ内でライディングポジションを試すと、ステップ荷重が更に掛けやすくなったのを実感。
アンクルグリップは、ニーグリップと同じ程度、オートバイの正確なライデリングには欠かせないから、次の走行が楽しみだ。

★ この加工は、決して一般向けではないけど、ステップ荷重の繊細な操作に悩んでいる人にとっては参考の一つになる! かな?