妖怪大魔王・コバ法王日記

オートバイを分解して磨き、正確に組み立て独自理論でラインを探り、ストップウォッチと頭脳で感性を磨き、日々の想い語ります

「アミガサユリ」が春の使者 / ”Fritillaria verticillata” is the messenger of spring.

2024-03-30 22:42:56 | GRAのお仕事


我が家の花壇、春の予感を知らせるように、次から次へと、初めて咲く花たちが訪れましたが、ようやく「春の使者」が来ました。それは「アミガサユリ」でした。

In my flowerbeds, the first flowers of spring came one after another, as if to warn us of spring, but at last the 'messenger of spring' arrived. It was the ”Fritillaria verticillata”.


それまでに訪れていた紫色の花の「ヒメオドリコソウ」を見下ろすように、高く伸びた茎から白い花を咲かせています。初めてお会いする花です。最初に見た時は、「晴れると、花が上を向くのかな?」と思っていましたが、そうではありませんでした。下を向いて咲く花だったのです。
 
「アミガサユリ」という名前から、「網(あみ)かさ百合(ゆり)」だと最初は思ったのですが、そうではないと思い直しました。きっと、「雨傘(あまがさ)百合」と呼ばれていたのが 「アミガサユリ」に変わってしまったのでしょう。だって、白い花は、まるで少しすぼめた雨傘にそっくりだからです。

The white flowers are somehow shaped like a squashed umbrella as they bloom face downwards. This is probably why it was first named in Japanese as a lily like 'amagasa' (umbrella). Then, as it continued to be called, it must have changed only one sound and turned into 'amigasa' lilies.


裏の花壇では「キズイセン」が咲き続けてくれて、「キンモクセイ」も新しい芽を一気に伸ばし始めています。そして、まるで枯れた茎の様になっていた「アジサイ」からは、一枚また一枚と、新緑の葉が増えています。きっと、6月には紫色の花を咲かせてくれるでしょう。

In the flower bed at the back of the house, the 'kizusai' have continued to flower, and the 'kumquatsugi' have started to grow new buds at once. And the ’hydrangea’, which used to look like a withered stem, is now sprouting new green leaves one by one. I am sure that the purple flowers will bloom in June.

 

 





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GRAミーティング開催報告 (その2)/ GRA Meeting Report < part 2 >

2024-02-22 20:58:55 | GRAのお仕事

 
GRAミーティングで最初に議題に挙げたのは、やっぱり、一番大切な『 活動基本方針<案>』です。なにしろ、憲法と同じで、基本方針があるからこそ色々な活動の形が生まれるのです。この『 活動基本方針<案> 』は「活動目標」「行動原則」そして「GRAと支援」の 3本からなり、ミーティングでは順番に意見交換と決議をしました。
The three items that make up the basic policy were listed in order and reviewed again.



『 活動目標 / Activity Target 』


1991年の設立時から活動主旨は変わっていません。そして、現在の文面に落ち着いたのは 15年以上前の事で、すっかり馴染んでいる事もあって、全員一致で 2024年度も継続する事でまとまりました。
The purpose of the activities has not changed since its establishment in 1991, and it was more than 15 years ago that we settled on this text, and it was unanimously agreed to continue.



『 行動原則 』


この方針の主旨は’行動を行なう人が主役である’という事です。これは、GRAを設立した個人の考え方であり、その後、イベント用会場の確保など、活動に必要な様々な業務は、数多くの人々が無償で自発的に支援している事を広く伝える言葉であり、GRAの活動への参加を呼び掛けるのが目的です。

ただ、一部の参加者の方から意見が挙がりました。「イベント参加者も主役ではないですか?」という主旨でしたので、参加者全員で意見交換を行ない、’活動を支えているのはイベントではない’ という事と、’活動を支えている人達が主役と考えるのが自然’、という考え方でまとまりました。つまり、この『行動原則』は、GRA設立以来長年続いている事で、その事を改めて認識して、支援して下さった方々の恩に報いる為にも継続している事に全員が一致したのです。

The main idea of this policy is that "those who take action are the main actors. This is the idea of the individual who founded the GRA, and it is also a way of communicating to the public that many people have voluntarily and without compensation supported the various tasks necessary for the activities, such as securing venues for events, and to encourage participation in the activities of the GRA.

However, some participants expressed their opinions. The main idea was "Aren't the event participants also the main actors?", so all the participants exchanged opinions and came to a conclusion that 'it is not the event that supports the activities' and 'it is natural to think that the people who support the activities are the main actors'. In other words, this "Principle of Action" has been in place for many years since the establishment of the GRA, and all agreed that it is being continued in order to recognize this again and to repay those who have supported us.




『 GRAと支援 』


これは、GRA が “無償で世界中の人々へ支援を行なっている” という事を示す内容であり、GRAの活動を支援して下さった方々を讃える言葉であり、新たな賛同者へ呼びかけるメッセージです。そして、この事は参加者全員一致で承認されました。

This is a message that shows that GRA is "providing support to people around the world free of charge", praises those who have supported GRA's activities, and calls for new supporters. This was approved unanimously by the participants.




以上、次回は、「2023年の総括」と「会計報告」などについて、どの様な検討があったかを報告します。
In the next article, I will report on the "Summary of 2023" and the "Accounting Report" and other considerations.



NPO法人 GRA 代表 小林 裕之  
Hiroyuki KOBAYASHI   GRA representative 




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GRAミーティング開催報告 (その1)/ GRA Meeting Report < part 1 >

2024-02-20 14:13:07 | GRAのお仕事

 
GRAは、世界最小の NPO法人ながら、“世界中の人々へ無償の支援” を行ない、Webサイトで独自の記事や動画などのコンテンツを発信しています。しかし、GRAの「思想」や「哲学」は伝わっていないと私は常に感じていました。

そこで、2月18日(日)開催の『 GRAミーティング 』に向けて、効果的なアプローチの仕方について、私は集中して考え続けました。(まるで、サイボーグ009が加速スイッチを入れた様に、時間の流れが遅くなり、色々な事を考える時間が増えました) そして、ミーティングで予想以上に良い決議を残せたので、本来ならば、直ぐに第一回目の報告を行ないたかったのですが、夕方には “電池切れ” の状態になり、早く横になり、翌日の月曜日も終日休んで “充電” に努めたので、第一報が遅くなりました。後日、2~3回に分けて報告します。

Although GRA is the world's smallest NPO, it provides "free support to people around the world" and publishes original articles, videos, and other content on its website. However, I always felt that GRA's ``thoughts'' and ``philosophy'' were not being communicated.
Therefore, I continued to concentrate on thinking about an effective approach for the meeting to be held on February 18th. Since we were able to come up with a better resolution than expected, we had originally planned to make the first report right away. However, by the evening, the battery seemed to be dead, so I went to bed early and took the whole day off the following Monday to try to "recharge", so the first report was delayed. I will report on this in two or three parts at a later date.

 


参加人数は 合計 8名(委任状による参加含む)、参加予定者全員の到着を待ち 10時過ぎに始まり、終了予定時刻を1時間以上過ぎて、13時10分に終了しました。
検討項目は、3項目の「活動基本方針案」、「2023年の活動報告」、「会計報告」、「事務局移転の承認」そして「届いた便りや意見の検討」でした。
また、参加者の方々から、GRA活動への「支援金」として 5,000円を受領しました。
    

以上、次回は、一番大切な「活動基本方針<案>」について、どの様な検討があったかを報告します。
Next time, I will report on what kind of considerations were made regarding the most important "basic activity policy."



NPO法人 GRA 代表 小林 裕之  
Hiroyuki KOBAYASHI   GRA representative 







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セミナー開催会場 ・ 御影公会堂での発見 数々

2022-06-13 00:37:00 | GRAのお仕事

先日(6/4)、神戸市東灘区にある “御影公会堂” でセミナー・イベントを開催しました。
いつも横を通り過ぎていて、その存在は知っていたのですが、内部に入り、管理を担当されてきた地元の人達のお話を聞いて、改めてその良さを知りました。
そこで、観て、聴いて知った良さを、少しずつ報告して、多くの人と共有したいと考えています。では、概略の説明から始めます。



『 昭和初期の建築 』

建設されたのが 1933年とされていますので、第二次大戦前の 昭和 8年、大正ロマン時代から昭和へと、建築にも変革の流れが続いた時代です。
当時の最新工法であった鉄筋コンクリート造りで、外壁はタイル貼りの地下1階、地上3階建ての建物は正に昭和初期を感じさせます。そして、それを一番強く感じたのは 踊り場の広い階段とガラス天井です。

 


『 時代背景 』

ただし、1929年に米国を震源地とする世界恐慌の波が日本を襲っていた中、建築資金の調達など苦労も多かったと思われます。そんな中、地元・御影の名士、有名な酒造家であり高額納税者でもあった実業家・嘉納治兵衛氏や、同じく地元名士・嘉納講道館柔道の祖とされる 嘉納治五郎 氏などからの寄付を得て建設されたようです。 
ただ、昭和という時代が始まり、日本の新しい時代を築いていくという、当時の人々の気概がこの時代の建物には残っている様に思えます。


『 大阪・中之島公会堂 と較べて 』

大阪市北区にある「中之島公会堂」は、以前から会議やセミナーでよく借りていた施設です。 1918年 竣工ですから、御影公会堂よりも 14年ほど古く、鉄骨レンガ造りの建物は国の重要文化財に指定されている程です。

    < 大阪市 中之島公会堂 >


一方、登録有形文化財に指定されている「御影公会堂」は、大戦による戦禍や大地震による被災からの復元改修などを経ているなど、其々に由緒と趣のある建物ですが、較べると何かが違う事に気付きました。
それは、古い歴史ある建物を保管・管理して復元して、かつそれを現代の用途に合うように運営管理する方式の違いであり、それを担当している人々の息吹の違いの様に感じられています。例えて言えば、中之島公会堂と御影公会堂の違いは、僕にとって、大阪城と姫路城の違いの様に感じられるのです。


『 トイレの話 』

急に話題は変わりますが、設置されたトイレに感銘を受けた事を報告します。 それは、2F に設置されている 通称・多機能トイレ です。
その木製の扉を開けるまでは、そこがトイレである事は理解していたのですが、まさかこんなトイレが隠れていたなんて! という驚きがあり、しかも、中に入ってみれば “男児専用” 便器が設置されていたのです。 こんな便器、初めて見ました。
建物の外観や内部の部屋や通路の雰囲気とは異なり、扉ひとつでバリアフリーを主眼にしたトイレが出現するとは、こんな所にも 現代に合わせて改修された人々の心意気が感じられたのです。



そんな驚きと喜びを施設の管理責任者の方に伝えると、嬉しそうに、1Fの “多機能トイレ” を案内して下さり、そこは “オストメイト対応トイレ” になっていたのです。 勿論、公共施設への “多機能トイレ” 設置は国が進めている事業の一つですが、初めて身近に見た設備に更に感激したのです。

この “オストメイト対応トイレ” や、建物内部の大切に引き継がれ続けている意匠など、改めて報告したいと考えていますので、是非、ご期待ください。 




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動画編集に めぐる想い

2022-05-22 01:44:01 | GRAのお仕事

『 動画編集に めぐる想い 』    Thoughts on Video Editing

動画サイトで公開するために、GRAで開催したイベントの映像を編集する時、僕はいつも懐かしく、甘く、そして少し苦い想いが心を巡り始めます。
特に、今は亡くなっている人が、活き活きと走る姿を観る度に、いつも複雑な想いに捉われ、手が止まってしまいます。

そして今回、編集作業を行なった、1996年11月に開催したイベント映像の中には、オートバイ乗車中に亡くなった人が 3名も映っていたので、とてもやるせない気持ちになりました。

 




『 オートバイで事故死 』   Accidental death on a motorcycle

僕は、「オートバイで事故死」と聞けば、何故か、「ライダーが無茶な運転をしたのか?」と考えてしまいます。そして、そう考えてしまう僕自身を恥じてしまいます。というのも、その3名は無謀な運転での事故死でない事がはっきりしているからです。

一人は、日中、街中の交差点で、四輪車の後で信号待ち停車の最中、後方から前方不注意の四輪車に激しく追突される事故で亡くなり、一人は、街中の片側2車線の国道を直進走行中、彼のオートバイの存在に気付かずに右折した反対車線の四輪車と衝突して亡くなり、一人は、彼のオートバイの存在に気付かずに Uターンしてきた四輪車と衝突して、彼も打ち所が悪く、出血多量で亡くなったと聞いています。

どれも、街中での走行で、不注意な四輪車との衝突事故という、亡くならなくてよかった人達なのです。

 




『 動画が長過ぎる、という指摘 』   Pointed out that the video is too long

開催したイベントの映像の動画編集する際には、基本的に編集は最小限に留めてオリジナル映像のまま公開しています。そのため、1本の動画の長さは 1時間半から 2時間にもなります。

そのため、イベント動画の長さに対する指摘を度々聞きます。
「長過ぎるので、短くするべきでは」とか「投稿動画は通常 2分程度で、長くても 10分程にしないと、観てもらえないよ」、「GRAの事を多くの人に認知してもらう為にも、閲覧数が獲得できる短い動画にした方が良い」等です。

 




『 誇りを感じてもらうために 』   For Sharing ”Pride”

敢えてオリジナル映像のまま編集を加えず、長いイベント動画を投稿する最大の理由は、イベントに参加した方々に”誇り”を感じてもらうためです。

イベント映像の多くは 20年以上前の映像ですから、参加された多くの方々にとって、若い頃の姿が映る数少ない思い出の映像であり、ご家族にも紹介してもらえる貴重な機会になる筈です。
ですから、映像に映っている方は誰も編集カットせず、オリジナル映像のまま公開をして、ご自身の姿だけでなく、今は会えなくなった人々と協力しあった事を想い出して、参加した事を “誇り” にも感じてもらう機会にしたいと考えているのです。

そして、往時の姿を思い出すのと同時に、現在も、GRAが活動を続けている事を確認して、一層、イベント参加した事を “誇り” に感じてもらえる様に、活動内容を高めていきたいとも考えています。




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