新聞の見出し風に書けば「晩秋 染まる北野のもみじ苑」となるのでしょう。
今週は12月も近づき冬の足音が聞こえる11月23日、北野天満宮のもみじの様子を写真に写し
てきましたので紹介します。
ここのもみじの見どころポイントは、私の好みで大きく分けると三か所、「本殿を取り囲むもみじ」
(無料)、「史跡御土居のもみじ」「紙屋川沿いのもみじ」(有料)だと思います。
まず、本殿周囲のもみじですが、ここに至るには二つのコースがあります。
参道横の「右近の馬場跡」の落ち葉を踏みしめ欅や椋の林を抜けて、楼門をくぐって本殿右側へ。
もう一つは花街上七軒通りを通って東門へ。亀社、名月舎から本殿北側へ。
本殿北側~西側へ歩を進めると紅葉真っ盛りです。
次に600円の入苑料を払って「お土居」へ。このお土居は豊臣秀吉が1591年に、戦乱で荒廃
した都の治安と加茂川の洪水から守るため築いた土塁で、現存するのはこの北野天満宮西側
のほか数か所という貴重な史跡です。 モミジ越しに見える本殿(国宝)は写真の好ポイントです。
お土居を下ると紙屋川が流れていて、その流れをもみじが覆う様子も写真撮影のポイントです。
紙屋川の谷間からお土居を見上げると”見上げれば錦”で、川の流れの音と、ひんやりとした風に
体を包まれ、しばらく時の流れが止まったような感覚を覚えます。
再びお土居の上に上がり、休憩所でお茶とお菓子の接待を受けながら休憩。
出かけたのが”イイフウフ”(11月22日)の翌日、見かけだけはイイフウフぶって私たちの
ツーショットで終わりです。