晩秋を追い越すかのように冬将軍の足音が迫ってきます。早朝散歩で25日には初霜を、
そして吐く息がはっきりと白く見えました。この日の最低気温はなんと2,3度でした。
さて、ウイークデーの27日(火)の午前中に、市バスに15分乗って、紅葉の名所「源光庵」
「光悦寺」を訪ね、帰路はテクテクと1時間余り歩いて「北野天満宮」へ戻ってきました。
3か所とも平日の午前というのに多くの人出でにぎわい、写真スポットでは人影を避けて
撮影するのは難しいでした。
そのような中で撮影した写真を紹介します。
まずは「源光庵」です。ここはなんといっても「悟りの窓」(円形窓)、「迷いの窓」(角形窓)
から眺める紅葉が有名です。
庭園も素晴らしく、今は落ち葉の絨毯もきれいでした。
源光庵から西へ約2百メートルのところには「光悦寺」があります。
ここは本阿弥光悦が草庵を結び芸術村を作った地、有名な石畳をモミジですっぽりと
覆う”紅葉のトンネル”、竹で編んで作った透かし垣根や鷹が峰を背景にして紅葉がきれい
でした。
最後に北野天満宮の”お土居の紅葉”です。
史跡に指定されている御土居は、豊臣秀吉が洛中洛外の境界、また水防のために築いた
土塁のことで、北野天満宮の境内西側に沿ってその一部が現存しています。
この一帯は私が子供のころによく遊んだ思い出の場所で、樫などの雑木林に紅葉も自生
している林でした。その落葉樹を伐採して新たにモミジの木を植林し、今は250本の紅葉
が見ごろを迎えています。12月上旬までライトアップの紅葉も楽しめますのでお勧めです。