TVの天気予報士が「京都では今シーズン(12月~2月)の冬日が31日、観測してから
2番目の多さです」と解説していました。もうそろそろ春が来てほしいと祈る昨今です。
さて、25日は北野天満宮の「梅花祭」、梅の花をこよなく愛された菅原道真公が没した
903年2月25日、その祥月命日に、今年も梅花祭野点大茶会が開催されました。
時折粉雪が散る寒い日でしたが、拝服料1500円の茶券を求める客であふれていました。
梅の開花状況は冷え込み続く影響のため「早咲梅見ごろ」との表示よりは少ない感じですが。
写真上から楼門をくぐって本殿へ向かう参道から、本殿前の三光門(重要文化財)よく
の白梅、神楽舞台前の白梅です。
梅苑入り口から眺めた苑内の様子はご覧のように梅はちらほら、観梅客も少ない。
一方、野点会場は大テントが張られて設営され、そこを取り囲むように紅白幕が張ら
れているため写真撮影は困難でした。
拝服券を購入しても入場するのに長蛇の列、やっと大テントにたどり着くと、二重三重
のカメラを構えた人垣、その中で苦労して撮った写真です。
最後に梅の花の写真を掲載します。北野天満宮には50種1500本の梅の木があり
知る人ぞ知る京都の梅の名所です。早咲きの紅梅・白梅ともほとんどが八重咲種で、
一重咲きの木はすくないのです。そのような中で撮った2枚です。
梅の花は寒風の中凛とした花姿、清楚で可憐な風情に人々は心を引き付けられ
ますが、花とは対照的にごつごつとした幹や枝の姿にも私は引き付けられます。
本殿を囲むように200本余りの古木が、有料梅苑よりも一足早く咲いていますので
私のお勧めです。