先日のセネガル戦の快勝に「不屈のオッサン魂」「オッサン選手の意地とプライド」等、メディア
の称賛の声でわきました。そして明日(28日)の深夜は決勝トーナメント進出をかけた格上の
ポーランドとの大一番です。
私は今回の3戦目のゲームは「果報は寝て待て」と、夜は早く寝て早朝のニュースで結果を
知ることにします。
3戦目のこの試合は、これまでの祈るような思いで見つめたコロンビア・セネガル戦の時とは
違います。
侍ジャパンのここまでの戦いぶり、つまり勝ち点4(1勝1分け)をあげているこのチームに
たいする敬意と称賛の気持ちたいからです。
予選が始まるまでは厳しいグループに入って、1勝することも難しいだろうと、海外のメディアは
勿論のこと、多くの侍ジャパンのサポーターは分析していたのではないでしょうか。私も。
その予想を見事?に覆した侍ジャパン、持てる力を最大限発揮させる西野監督とピークが
過ぎたと言われる30過ぎのオッサン連中の活躍に。
ポーランドを撃破するか否かにかかわらず、今までの二戦だけで、私は十分すぎるほど満足
しています。あとは予選の有終の美を飾ってほしいと。全力を出し切って良い試合を!
ゲーム後のサポーターの清掃活動にも頑張ってもらって、称賛の声を世界中に轟かせて
ほしいです。
さて、後半は梅雨時の花の紹介です。今週は「夏椿」の花です。
仏教で聖木とされる沙羅双樹「シャラノキ」にちなんだ名称ですが別の木です。
日本では「平家物語」で”祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、
生者必衰の理を顕わす……”に書かれてる有名な樹木。
梅雨の頃、朝に涼しげな白い五弁の花を咲かせ夕方にはぽとりと落とす一日花。
民家の庭木としてもよく利用され、とくに寺院では好んで植えられています。
”朝に咲き夕に散りゆく一日花” の姿が、仏教では人の世の常ならぬことを象徴していると
とらえ、「今日なすべき明日に延ばさず、確かにしていくことが良き一日を生きる道である」
と教えています。
余談ですが、この夏椿と同じように一日花を咲かせる木に「ムクゲ」があります。
荒れ地や乾燥地に強いこと、葉木・枝全体に蕾をつけるが一気に咲くのでなく、次から
次へと少しずつ長期間咲かせる所も夏椿とムクゲはよく似ています。
日本では仏教の教えに、韓国では困難にもめげず咲き続ける姿を国民性に投影して
いるところも興味深い花です。
梅雨の晴れ間を選んで夏椿の名所妙心寺の塔頭の一つ「東林院」を訪れましたので
その紹介を。
山門までの石畳の道のわきには紫陽花が見頃でした。
受付でお茶券(1600円)を受けとり本堂と苔むす庭へ。まずはお茶を一服いただく。
ご住職の法話が素晴らしい。ためになるお話をわかりやすくユーモアを交えて。
自然に聞き入り背筋もしゃんと伸びて拝聴します。次から次へと訪れる客でいっぱいに。