桜花を求めているうちに季節は早や晩春、緑の息吹く季節です。
風が薫りどこからともなく青草の匂いが運ばれてきて、早朝ウオーキングの足を止め
肺臓いっぱいに大きく深呼吸、老いたとはいえ、元気で歩ける自分に感謝する私です。
京都では梅の開花で春の訪れを知り、桜の種類の開花のバトンパスで春の深まりを、
そして山吹の開花で春の終わりを知るといわれます。
珍しく快晴の日が続いた今週、いつもは閑をもて余す私ですが老人会のことや野暮用で
昼間の予定がつまり、やきもきしながら時間を見つけて平野神社の「里桜」と松尾大社
の「山吹」の花の写真を写しに行ってきましたので紹介します。
まずは「里桜」から。以前にも書いたのですが日本には古来からの自生種・野生種
の桜(9種類とも言われる)を「山桜」と呼び、この山桜をもとに、人の手で交配して
作られた栽培種・園芸品種(300種ほど)を「里桜」と呼ぶそうです。
京都の平野神社は里桜の品種の多さや珍しい品種が見られるので有名ですが、
私には同じような八重サクラにしか見えません。
そこで大雑把に花の色の違いで区別して紹介。
まずは花弁がほとんど白っぽい八重サクラ、「白雲桜」と「松月」言う品種です。
花弁の色が淡いピンク色や濃いピンク色の八重サクラ。
下の写真2枚は「関山」という名の八重サクラで庭園をはじめ寺社仏閣で一番多く
見かける八重サクラです。桜並木は植物園で写したものです。
下の写真は「突羽根桜」と言い、平野神社に古くから伝わる菊桜。
下は「普賢象桜」と言い、おしべが葉化して象の鼻や牙似ているところから。
花弁が緑色がかっている珍しい花3種。まずは「楊貴妃」(普賢象桜の一種)
次はウコンと御衣黄桜。
最後に「山吹」、夕方のTVのニュースで「山吹三千株、八重の花満開」と報じられていたので
23日(日)の午後出かけました。
この神社は私たち夫婦には関係深いところでもあります。女房が中学校校長を務めた学校の
校区内ということ、今も地域の行事にはお声がかかり親交を重ねているのを見るとうらやましく
思います。そして私の父の実家が西京極の郡村、祭りとなるとお呼ばれで、ごちそうになり、
叔父が神輿の川御渡で活躍姿を見た、夏kしい思い出のある場所でもあります。
松尾大社本殿が普請中ということでお目当ての社を背景にした写真は残念ながら写せません。
それに日曜日の神幸祭とあってカメラを構える人も多くて構える画面に入り、一ノ井川沿いを中心
に咲いた山吹の風景は思うようには写せませんでした。