台風一過、青空が戻ってくるはずなのに、この一週間はいろんな風が吹き荒れました。
衆議院議員選挙では”キボウ”が吹っ飛ぶほどの風や、気象では21号超大型台風に
日本全土が襲われ、甚大な被害がでました。
我が家も真夜中に瞬間30m超の風にあおられたときは、本気で被害の出ることを
心配しました。
ほとんど毎週のように花の写真を写しに訪れていた京都府立植物園、百本余りの
樹木がなぎ倒され、一週間休園との報道にも驚きました。
我が家の近くの北野天満宮でも台風の爪痕がくっきり。
参道中ほどにある文子神社に樫の大きい枝が折れ倒れかかったりたり、大型の石灯篭が
倒れまた、本殿回廊(重要文化財)の檜皮屋根がめくれたりと。
例年この時期は、澄みわたった高い空とさわやかな空気、”天高く馬肥ゆる秋”なのに今年は
さっぱりです。
そのような中で一つだけよかったことは大学卒業後初めて教えた子(?)達に招かれたこと。
現在81歳の私が22歳の出会いで、彼女たちは中1でした。
あのころの10歳違いは大人と子供の違いとはっきりしていましたが、今はよく似た
お年寄り仲間同士、人生経験では私より豊富。
話題も共通し、例えば我が子・孫のこと、病気のこと、老後の暮らし方のこと等々。
有難かったのは、新米の未熟なダメ教師であったはずの私を今でも懐かしがってくれ、
思い出しても赤面しそうな出来事さえも、よい思い出にしてくれていることです。
さて、今週の花の写真ですが予定は、女房と亀岡のコスモス園へ出かけてそこで
写したのをと考えていました。でも残念な雨続きの一週間でしたので教え子との食事会
の後、小雨の中を訪れた植物園の「酔芙蓉」と「バラ」の写真です。
一日花の酔芙蓉は朝咲いたときは真っ白ですが時間が経過するに従い薄赤いろに
変化、午後にはさらに赤さが増して夜にはしおれます。
バラ園では秋咲きの花が見ごろ、雨露で濡れた花を写してみました。