二つの季節の変わり目、特に夏から秋へと優しく変化するのを「ゆきあい」と言うそうです。
このころをさして「暑さ寒さも彼岸まで」とも言いますが、今年ほど劇的に変化した年も珍し
いのでは?彼岸の中日(22日)の最高気温は30.1度の真夏日だったのが翌日は久しぶり
の降雨も手伝ってなんと21.7度でしたから。
さて、彼岸のころに咲く花と言えば”彼岸花”です。どんな荒れ地や野原、道端でも育つ強い
生命力を持つ花、子供のころ茎を根本から薄皮を切らずに折っていき、首飾り作って遊んだ
思い出がよみがえります。(70後半の年寄だからでしょう)
花は深紅色で王冠のように開いたこの花は、別名「曼珠沙華」とも呼ばれ、梵語では
「天上の赤い花」という意味があるとのこと。
この花の最も似合うのは、私は田園の畦道に列を作って咲いている姿だと思います。
稲の黄・空の青・雲の白・草の緑に赤い彼岸花、このような風景は私の子供の頃には
すぐ近くで見られたのに、今は私の散歩道ではお目にかかれません。だから晴れの日
に廣澤の池のあたりに出かけて写した写真をとってきました。
有毒のため害獣をよけるため古来、田畑の周囲に植えられたという説もあります。
ついでに花言葉ですが「情熱」「再開」のほかに、「思うはあなた一人」「また逢う日の
楽しみに」とロマンチックな花言葉が。
見頃は1週間程度と短命です。赤色以外に白色の彼岸花もあり、平野神社で撮影
した写真を添えておきます。