3月上旬に種まきした「マリーゴールド」が約80日経過してようやく咲きそろいました。
私には少し変わった趣味があります。花苗を買い求め育てコンテナ・庭を季節の花
でいっぱいにするというガーデニングが一般的ですが、私は花苗づくりの過程を楽し
む方です。風に飛ばされそうな芥子粒のような小さな種が、数日後にかぶっている土
を押しのけて発芽始めた様子を見た時、命の息吹を感じ少しオーバーに表現すると
心が震えるのです。
何日もかかってか細い新芽が双葉に、そしてやがて本葉が出そろうのですが、小さな
小さな変容を観察するうちにいとおしささえ感じるのです。
我ながらかわっていると思いあまり人には「苗づくり」が趣味とは言わないでいました。
今年も自室の南側のベランダに三月上旬蒔いた種が約200ポット開花しました。
例年ならもう2~3種育てるのですが今春の3月初旬~中旬は低温続きで、
発芽に必要な20度以上の気温の日が数日間確保することができず失敗。
それでもうれしいことにこの花苗を近隣や知人の保・幼・小が喜んでもろって
いただけるのです。勿論ご近所さんにも。
そしてこれが私の健康の源の一つでもあるのです。
昨年も書いたことですが高齢者(老人)に必要なことは「キョウヨウ(今日 用)」と
「キョウイク(今日 行く)」の二つだとか。そうであれば育てている苗に毎日水をやる
という用事があることは「キョウヨウ」のこと、ではう一つは「早朝ウオーキング」も
あてはまるはず。
この道中、私はこれも少し変わっているのが、ともすると振り向かないような道端
の草花を探しながら歩くことです。
たとえば邪魔者扱いされがちなカタバミ(三種類)です。
戦時中育ちの80歳近い老人にはこの若葉をおひたしにして食べた悲しい思い出
があります。
ドクダミは薬草というよりは邪魔な雑草扱いされている事の方が多いようです。でも
4枚の白色花弁のように見える総苞片と花穂(実は小さな花が集まってる)は美しく
北野チンチン電車記念碑にはこのドクダミが植えられています。雑草扱いから鑑賞花
に格上げです。
ヒルガオも日当たりのよい場所であればところ選ばず咲き誇っています。
これら野草も花壇に植えられて咲き誇っている花も、ともに同じように日の光を
浴びて精いっぱい自己表現しているのです。そう思うといとおしさを感じてついつい
カメラを向けてしまします。
最後に、今週の花ではなく今週の鳥さんです。道々出会うツバメの巣の様子です。
北野神社近くの豆腐カフェーの巣はどうも一人っ子らしい。
白梅町付近の食堂の巣には三つ子。
そして立命大東門近くの巣にはなんと六つ子。
親鳥も子育てに大忙し。