蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

報道ステーション

2011-01-13 | テレビ
が、ちょっとおかしい。昨夜なんか、トップ・ニュースが斎藤佑樹の自主トレ開始だよ。そりゃ、あの子はいい子だよ。オレだって好きだよ。イチローが惚れ込んでるぐらいだもん。

でもさ、報道番組がドカ雪被害や与党の議員総会を差し置いて、まずプロ野球のルーキー、はないだろう。

そのあとの講書始の儀のニュースでは、天皇への進講中に仙石長官が手にした紙をポロリと取り落とす映像をスローで延々と映し出していた。なんか、底意を感じたね。

以前、皇族列席の式典で民主の議員がヤジを飛ばしたと、みんなの党とかいう気持ちの悪い政党の議員が言いがかりをつけていたけどさ。

それにしても斎藤佑ちゃん、プレッシャーが大変だろうなあ。気の毒に。16年前、史上初の200本安打を達成したころのイチローを思い出す。

殺到するマスメディアにイチローは精いっぱい丁寧に対応していたが、とうとう切れて、ある日を境にガラリと無愛想、メディア無視へ方向転換した。

イチローは、いい子であることをやめて歴史に残る大選手になった。斉藤も、いずれ生き残るために決断しなくてはならない日が来るんじゃないか。鎌ヶ谷に詰めかけたオバハン連、どう見ても野球ファンじゃないもん。
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テレビドラマ『歸國』

2010-11-01 | テレビ
脚本・倉本聰、演出・鴨下信一といえば、テレビドラマ全盛のころ絶対的な信用のあった実力派である。その二人が作ったドラマだというので録画しておいたのを、昨日思い出して再生してみた。

アキレたね。戦後ニッポンは豊かになった代わりに大切なものを失っただの、女手一つで息子を育てた老母がその息子に見捨てられてるだの、恋人を戦争に取られた女が未婚のまま老いてるだの、手垢つきまくりのエピソードと観念論のつるべ打ち。

つまりは、さんざっぱらくり返された戦後民主主義批判の蒸し返しである。劇中、靖国神社の前で「国のために死んだ俺たちの霊を、なんで国の指導者が参拝しないのだ」と幽霊兵士に慨嘆させたりする。

論点をすり替えるな。

靖国の最大の問題は、A級戦犯の合祀だろうが。あれで天皇さえ参拝しなくなったのだ。倉本は何考えてるのだ。無数の若者を戦場へ送って死なせた責任者の罪に少しでも敏感なら、こんなセリフを書けるか? いくらボケが来たからって、無責任な言説を垂れ流すなよ。

それとも、検察張りの意図的隠蔽?

著作物は全部見なきゃ批判する権利はないから、最後まで見た。見終えて即座に消去した。つくづく嫌なものを見てしまった。
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