蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

地下鉄事故

2016-04-06 | 社会
九段下の駅で、地下鉄がドアにベビーカーを挟んだまま走る事故が起きた。そこまでは過失だったかも知れない。しかし、乗客が非常ベルを鳴らしているのに車掌は電車を停めなかったって、どういうことだ。

「運行を優先させてしまった。停めるのを躊躇してしまった」これ、一分の理でもあるかね。

ずいぶん昔のことだが、日比谷の地下鉄ホームで経験したことがある。

電車がドアを開けたまま、乗客を誘うように停まっている。で、階段を下りてきたオレは駆け寄って乗ろうとした。あと一歩の瞬間、鼻先でバタッとドアが閉じた。いかにもワザと、の感じだった。

振り向いて、最後尾から首を突き出している車掌の顔を見たら、眉間に縦じわを寄せたりして、ことさらに生まじめな顔を作っている。

それを見て、オレは確信したね。こいつ、電車をダシにゲームをやってる。乗客を釣ってガッカリさせる、暗~いゲームを。

今度の事故の車掌が、あの日比谷線の丸メガネを掛けた若い車掌と同じたぐいの人間かどうかは知らない。いずれにせよ、権威に隠れて卑しいマネをするゲスが公共的職業に多いのは確かだろう。交通機関だけではなく、役所にも政治家にも。

もっとも、年金の原資を株というバクチに注ぎ込んで5兆円の損失を出す官僚・政治家の悪業に比べたら、地下鉄職員の悪さなんかカワイイもんだけどさ。

あと、九段下の事故でベビーカーを押す父親が乗車しそこね、車輪をドアに挟まれることになったのは、他の乗客が列に割り込んだためらしい。事故の背景には、車内持ち込みのベビーカーを邪魔者扱いにする一部の風潮もあるんじゃないかね。
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