蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

パスポート取り上げ

2019-11-05 | 社会
なんとも忌まわしく、恥ずかしいニュースだ。

横浜の行政書士事務所が、雇用したフィリピン女性のバスボートを取り上げているという。パスポートといや、身分証明書だよ。これを奪われたらどんなに心細いか、海外旅行を経験したものなら分かるはず。

当の女性は、パスポートの管理方法や期限を事務所が一方的に決めるという契約を雇用時に結ばされ、退職を希望しても返却されないそうだ。身分証明がないから他の職場に勤めることも出来ず、帰国することも出来ない。

外国人労働者も一律善良でまじめな働き者ばかりではないと聞くが、だからといって身分証明書を取り上げる法はないだろう。事務所の責任者は取材を拒否していて、パスポート取り上げの理由を説明する姿勢を見せない。後ろめたいところがある証拠だ。

大体、パスポートは記載本人の所有物だ。これを返却しないのは、私有物横領という立派な犯罪ではないか。行政書士と言えば、ある程度の教養を身につけた人物であろう。それが敢えてこういう行為をするとは、かなり悪質な犯罪ではなかろうか。

こんな犯罪が横行する日本て、どういう国なんだ?

いずれにせよ、こうしてまた日本の対外イメージが悪化する。日本は外国人の人権を尊重しないというイメージが強化される。韓国のちゃぶ台返しに日本がいくら反発しようとも、戦時中の徴用工や慰安婦の問題で、国際的には韓国側の主張が説得力を増すばかりだろう。
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