蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

抵抗という文化

2016-11-30 | 社会
韓国の大統領って、日本で言や天皇と首相と最高裁長官と財務相を合わせたぐらい権力の一極集中なんだってね。それを退陣に追い込むんだから、民衆パワーの凄さまざまざ。

光州事件をはじめ、あの国は抵抗抵抗抵抗の連続だね。権力者に対しては右も左もない、軍人出身の全斗煥もリベラルの金大中も左翼の盧武鉉も、最後は容赦なく不幸不名誉な事態に追い込まれてる。

韓国の権力者は、さぞかし気の休まるヒマがないことでしょうなあ。ちょっとしたきっかけで民衆の怒りが大爆発を起こす。朴槿恵サン、いまや集団サディズムの血祭りだもんね。

ひるがえって、この国ではどうだろう。原発再稼働、秘密保護法、普天間移転、安保法制、駆けつけ警護、年金抑制法案……何もかも、政府のやりたい放題。

来日中のノーベル賞作家スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチさんが、いみじくも述べた。「日本社会には抵抗という文化がないように感じる」

日本の権力者はラクでラクで、毎日ウハウハなんじゃないかね。

民衆も、同じくらい幸せなのかな。

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