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『マイトガイは死なず 小林旭回顧録』

2025年02月11日 | 私的読書日記
個人的に小林旭さんは好きな役者さんです。
小さなことにコセコセしない、往年の映画スターの雰囲気を持っているからですかね。
そんな小林旭さんが回顧録を出しました。

『マイトガイは死なず 小林旭回顧録』

石原裕次郎、美空ひばり、高倉健らとの華麗なる交遊、輝き続ける名曲・名演の舞台裏、芸能界への直言――。
今だから明かせる、破天荒な秘話の数々!
「渡り鳥シリーズ」「マイトガイシリーズ」など、
日活黄金時代の貴重なスチール写真も大量に収録。
「生涯現役なんていう意識はないが、黙って消えるのは柄じゃない」(本書より)


これが波乱万丈でおもしろい。
ワクワクしなが読み終えました。
なかでも美空ひばりさんと小林旭さんの結婚と離婚の経緯を改めて知ることができました。
嫌いで別れた二人ではありませんでしたが、周囲が二人を夫婦にしておかなかったようです。

そして1977年、偶然福岡のホテルで二人は再会します。
このシーンがいいんですね。

一九七七年頃、離婚以来一度も顔を合わせることのなかった小林とひばりは偶然の再会を果たしている。福岡のホテルのレストランで小林が夕食を取っていた時のこと。離れた場所で打ち上げのパーティーを行っていたのは、公演を終えたひばり一行だった。

その時は互いの存在に気づくことはなかったが、二人はエレベーターホールで鉢合わせし、無意識のうちに手を広げた小林の胸にひばりが飛び込んできた。

挨拶を交わした後、別れ際にひばりはこうつぶやいた。
「どうして待っててくれなかったの?」
その言葉の真意を小林が尋ねることはなかった。


分かれた女房に向けて、周りに人もいるでしように両手を広げたアキラ。
こんなことは普通の人にはできません。
さすがに大スターです。
そして一人の女としてそこに飛び込むひばり.....。
このシーンを知っただけでもこの本を読んだ甲斐がありました。


『マイトガイは死なず 小林旭回顧録』
コメント
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