休日は風を切って

休日は自転車に乗って風を切って、そんな生活をずっと続けていけたらと思っています・・・

【胃がん闘病記⑤】分化型と未分化型(胃がん治療ガイドライン)

2019年04月07日 | 闘病生活【胃がん闘病記】

胃がんが検診などで見つけられるような大きさになるまでには、通常何年もかかるといわれているようです。わたしは、自分がこうなるまで全くその知識が無かったのですが、がんにはその細胞の増殖の仕方によって分化型(もとの正常な細胞の特徴を残したまま塊を作って大きくなる)と未分化型(もとの細胞の構造がほとんど見られずバラバラに広がり、がんの範囲が分かりにくい。悪性で進行が早くリンパ節に転移しやすい)というものがあるそうです。こんなところにまで欲を張らなくてもいいと思うのですが、わたしの場合にはその両方のがん細胞が確認されたようなのです。

胃がん治療にはガイドラインというものがあって、分化型の早期胃がん(2センチ以内)は内視鏡による治療が可能ですが、未分化型のがんは内視鏡による治療はせずに、胃の切除とリンパ節の郭清(かくせい)が行われます。したがって、わたしの場合には後者の方法が用いられ、前のエントリーの中で「胃内部からの内視鏡切除は無理」というのは、そのような胃がん治療ガイドラインというものが日本胃癌学会で決められているからのようです。

11月30日、郡山市内の病院にて担当の先生から病状と腹腔鏡手術[開腹はせずに、お腹に数箇所の小さな穴を開け、そこから専用のカメラや特殊な手術器具を差し入れて行う低侵襲(ていしんしゅう:身体への負担が少ない)の手術]の説明がありました。先生は説明用紙にわたしの胃を描いて、がんの部分に2センチと大きさを書き、胃の2/3切除の位置に線を書きました。“低分化型腺癌”と赤字で書き入れ、郭清するリンパ節の位置から矢印を出して肝・肺遠隔転移(の可能性有り)と書きました。これはガイドラインに沿ったスタンダードな胃がんの手術ということでした。“ワイフ君”とわたしは覚悟を決めて先生の話をじっと聞きました。手術は年を越してからになるということでした。

★胃がんの治療については、こちらの画像が分かりやすいです。わたしに適用される手術は、この“定型的幽門側胃切除術”というものになります。

 

【胃がん闘病記①】へ /【胃がん闘病記⑥】へ



最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
正月は (へばな)
2019-04-07 01:26:51
こういう状況のなかでお正月を迎えたわけじゃ~、華やいだ雰囲気にはなれませんでしたね(T_T)
返信する
“へばなさん” (koji)
2019-04-07 04:56:42
パタパタパタと畳み掛けるように手術まで流れるのかと思いきや、病院はその手の手術でいっぱいなのですね。
その間にこちらは癌が転移したりしまいかと気が気ではありませんでしたが「3ヶ月や4ヶ月は延びても大丈夫ですよ」なんて言われました。まあ、それぐらい初期だったということなのでしょうか。
ですから、お正月は普通にお正月していましたが、いずれ手術が控えているので、おっしゃるように華やいだ気分にはなれませんでした。
返信する
2/3でしたか (なでら男)
2019-04-07 12:57:38
胃は,幽門側から 2/3 切除でしたか。私も,十二指腸から胃の幽門輪までを切っているので,食べたものが一気に小腸に落ち込むのでダンピング症状が起こり辛い時期がありました。多分,koji さんも今は食事が大変だろうと思います。時間は掛かると思いますが,ジワジワと回復に努めてください。
返信する
“なでら男さん” (koji)
2019-04-07 18:34:51
おっしゃるとおりで、いまは食事が大変です。
しかし、“ワイフ君”には栄養士さんから指示があったように細かくしなくて良いから普通に出してくれと言ってあります。
自分が口の中でかみ砕いて細かくする実感が無いと食べていても楽しくないからです。
ダンピング症候群は大変辛いようにお聞きしていますが、いまだ未経験です。入院中は全くその逆に胃から食物が流れなくて困りました。
早くラーメンが食べられるようになりたいものです。
返信する

コメントを投稿