休日は風を切って

休日は自転車に乗って風を切って、そんな生活をずっと続けていけたらと思っています・・・

可哀相だけれど・・・

2021年04月02日 | ガーデニング

わが家の狭い庭先に植えてあるモチノキ。ここに植えられてから、かれこれ35年ぐらいにはなるでしょうか。常緑の木ですから1年を通してほぼ同じ姿なんです。夏には強い日差しを遮って、シンビジウムなどに快適な空間を提供してくれていました。

 

わが家の庭が山砂で栄養不足のために、さほど成長することもなくほぼ同じ姿でいてくれました。ところが、近年になって枝のあちこちが枯れ始め、だんだんその姿が保てなくなってきたんです。もちろん、わたしは上手な剪定など出来ませんし、長年の栄養不足から老化が早まったのかも知れません。

 

根元の太さはこれぐらい。350mlのジュース缶と比べてみました。モチノキは雌雄異株とのことで、わが家のものは全く実を付けることがありませんでした。本当は赤い実が沢山なって綺麗なんですけれどね。そんなところも少し残念なところでした。つい先日、福島市の園芸センターでセイヨウニンジンボクの苗を見つけてたまらず買ってしまいました。セイヨウニンジンボクも結構繁茂する植物で、わが家の庭にはもうそんなスペースがないというのに・・・。

 

で、結局モチノキがこんな姿になったのも、そんなことに起因するところもあるのです。セイヨウニンジンボクはその姿を一度見たときから虜になっていて、スペースが無いんだったら造ってでも植えたいというところも心のどこかにあったんでしょうね。可哀相だけれどここらで新旧交代、とうとうモチノキと入れ替えしようということになったんです。

 

切り落とした枝を処分するのにはガーデンシュレッダーが大活躍。細かく砕かれた枝葉はゴミ袋3つ半に収まりました。

 

そして本日、丸裸になったモチノキはとうとう根元から撤去されることになりました。長い間本当にありがとうね、ご苦労さん。なんだか本当にそんな気持ちになったんですよ。植物だって立派に生きているんですものね。“ワイフ君”が「こんなに雫をたれて・・・」と切られた枝先に光っていた樹液を見て言ったときには、涙を流して悲しんでいるような姿を想像して、辛くてすまない気持ちにもなったんです。

 

ま、結局はモチノキが生きていた場所には、こうしてセイヨウニンジンボクの苗木がその命を育もうと根を下ろすことになったんですけどね。一時『置かれた場所で咲きなさい』という本が話題になったことがありました。植物は自分では動けないのですからその通りですけど、人間がそう言われたら少しならずとも抵抗したくなりますよね。と、話しは少しズレましたが、セイヨウニンジンボクはとても成長が早いそうで、1年で1m、2年で2m・・・そして、3年経った3mの姿をみなさまにご覧いただける時が来ることを今からとても楽しみにしているのです。

もしその時が来ないときは、何らかの理由から今度はセイヨウニンジンボクが伐採されて新旧交代させられていることでしょう。



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12 コメント

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ご無沙汰しております! (noko)
2021-04-02 02:10:16
kojiさん  おはようございます!
まだ、寝れないでいます。お風呂も洗濯もまだです。
モチの木が切られたから飛んできました!といっても同情したわけでは・・・なくて、私もハナミズキの木を切りました。モチノキほど大きくないけど、17年経った木でした。
ノコギリで8本の幹を切りましが、いまkojiさんの6枚目の状態です。
鉢をぶら下げたり、もう少し、側にいて貰います。下にも枝が出ていて、ツボミが膨らんでいます。
ニンジンボクもキレイですよね。チョウが寄ってくるのが楽しみですね。直ぐ大きくなりますよ。
突然お邪魔してすいません( ´艸`)今か
ら30分後に寝ます。おやすみなさい。
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“nokoさん” (koji)
2021-04-02 02:26:29
わたしもまだ寝ないんです。
いつも夜は寝ないのです。寝れないというか、寝たくないというか・・・寝るのが苦手です。
大きくなった、しかも長い間あった木を切るのはすまない気持ちになりますよね。“nokoさん”もでしたか・・・。
未来のためには仕方ないですよね。
いつもありがとうございます。オヤスミナサイ・・・。
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昨晩のうちにありがとうございました! (noko)
2021-04-02 12:53:14
kojiさん  こんにちは!
私は夜の仕事?が凄くはかどるのです。やりたいことが多すぎて仕方なく寝ています。朝が遅いものですから6時間半は寝ています。以前からkojiさんも夜型だとは思っていました。
昨日は昼出かけましたので、遅くまで、投稿と皆さんのブログを見ました。
昨日は、カメラの扱いが分からないので勉強しました。
多肉植物も種類(分類)が多く意外と、難しいお花です。調べるのに時間がかかります。いつも、こんなことをしています。
ハナミズキは植えた時から、植木屋さんが葉を撫でられているのを見ましたが、葉に病気がありました。
「ホワイトラブ」という品種で、大きくなり、大輪の花は咲いているのですが、 真っ白の花に入る茶色の色が目立ちすぎ、どうしてもキレイだと思えないので、思い切りました。
というのも、今私は、大きな木の整理をしています。後、面倒を見る人もいないので、木の断捨離も進めています。
真っ白のツバキなども、霜でキレイなお花が見えなかったり、葉が大きく、成長の早い朱月(肥後椿)・花の里も切りました。ツバキは花後の剪定をしておかないと、チャドクガが発生し大変なことになります。ブドウも・・・誰もする人がいないですから。
そういう事で少しずつ準備をしています。
お花でもアカンサス・エンゼルストランペット・ジンジャー・皇帝ダリアは整理しましたが、根は石のように大きく重くなり、わたしの手には負えませんでした。
今日も昼から病院です。今の気持ちは動ける今が楽しい❣です。
※ URLが出なくなり、入れても違うと出ます。通じるのでこれでもいいです。
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“nokoさん” (koji)
2021-04-02 16:54:18
全くその通りで、いちいち納得しながらコメントを拝見しました。
大きな木の断捨離、全く同じ思いです。以前から大きな木の剪定など、わたし以外出来ないものは無くそうと、低い木や草花などに置き換えようとすすめています。
今一番頭を悩ませているのが、ベニカナメの生け垣です。刈り込み作業にとても手が掛かります。ところが、断捨離半ばで昨年脳梗塞で半年近く入院してしまいました。
出来ないものは処分してしまえばいいと思っていましたら、“ワイフ君”が全てわたしより上手に片付けてくれていました。これには驚くと同時に大いに感謝いたしました。
今朝は気温が低く、車のフロントガラスには霜が降りていました。日中はとても暖かくいい天気になったので車のタイヤ交換をしました。
麻痺を抱えたいまは以前の倍の時間がかかります。加えて体のあちこちが筋肉痛になります。中でも腰が痛くなるのが一番ツライです。
それでも時間は要しながらも以前と同じ事が出来ることにとても感謝しています。動けるうちが花ですね。がんばりましょう。
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こんにちは。 (yoshi)
2021-04-02 17:38:35
いつもありがとうございます。
コメントは初めてさせていただきます。
哀しい気持ちになったり
仕方がないという諦めの心境になったり
しながら読ませていただきました。
長年育った樹木には思いを持っていると思っています。あえてブログにざんげ(?)のような気持ちを正直に書き上げた勇気のようなものに心動かされて、コメントをしてしまいました。
セイヨウニンジンボクとはどんな樹なのか知らないのですが、次はこの樹を可愛がってあげましょう~~。
植物を育てていると思い切りよく踏ん切りをつけなくっちゃならないとき、ありますよー。そういうことは大事だと思います。
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“yoshiさん” (koji)
2021-04-02 19:19:14
ありがとうございます。
雑草にだって命はあるはずなのですが、平気で抜き取ります。憎しみを持って抜き取ったりもします。
ところが、長年手をかけてきた樹木になるとこれはもう別物です。本来だったらわたしたちより遙かに長生きなはずなのに、その命をこちらの都合で止めてしまうのですからね。
木こりさん達が大きな木を伐採するときに塩で清めたり御神酒を捧げたりするのはそんなところなんだろうと思うのです。
ただ、あくまでも自分が生きていくことを基本に物事を考えないと流されてばかりの人生になっちゃいますからね。そこは仕方のないことです。
庭のスペースには限りがあるので、何かを植えたいときには、何かを処分しなくちゃならない。これは仕方のないのことですからね。“yoshiさん”のおっしゃる通りだと思います。
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枝枯細菌病 (玉井人ひろた)
2021-04-02 21:25:21
モチノキ科の樹木がやられる、枝枯細菌病だと思います。

我が家ではモチノキ科の「イヌツゲ」がやられ、30年以上のを2本切りました。

カビの一種らしいのですが、枯れ始めたのを見つけたときは、もう遅いようです。
残念でしたね。
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桜が満開ですね (ボギー)
2021-04-02 21:36:51
こんばんは、これはある意味、仕方がないことだと思います。
「モチノキ」が完全に弱って、変な病気にかかる前に切り倒したのは、正解ではないでしょうか?
私は60歳になったら、シルバー人材センターで、剪定を教えて貰おうと考えています。
父がそうしたのですよ。
最近は頼まれることがなくなりましたが、以前はよく知り合い宅の剪定に行ってました。
だから私も、同じことをしたいと考えています。
おそらく10年後には、私はkojiさん宅の庭木の剪定ができるようになってるはずです (^_^;
それまで楽しみにしていて下さいね。
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“玉井人ひろたさん” (koji)
2021-04-02 23:08:01
樹勢が衰えてきたなと感じていたのは、“玉井人ひろたさん”ご指摘のような病気の気配があったのかも知れませんね。
そんなところから、今回はぜひ植えたいと思っていたセイヨウニンジンボクにその場所を譲り渡すことになったんです。
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“ボギーさん” (koji)
2021-04-02 23:11:38
きちんと将来を見据えていらっしゃっるのは流石です。
第二の人生の生きる張り合いを見つけておくことはとても大切なことだと思います。
そのとき、わが家にそのような樹木があったときにはよろしくお願いいたします。
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