先ごろ、わが家のブラシノキが今年2度目の花を咲かせたことを記事にしました。【ブラシノキ(カリステモン・ハナマキ・キンポウジュ)】フトモモ科ブラシノキ属の常緑性低木。『日本へは「ブラシノキ」の和名を持つスペキオスス種が明治中期に渡来し、庭木として植栽されました。主に流通しているのはスペキオスス種のほか、「ハナマキ(花槇)」や「キンポウジュ(金宝樹)」の別名を持つキトリヌス種、「シロバナブラシノキ」の和名を持つウィミナリス種などです・・・(カーデニングの図鑑より)』とあります。花姿はまさにビンなどを洗うブラシにそっくり、英名は「Bottle Brush」ですからまったくそのままです。
ブラシノキには赤・ピンク・白などの花色が有るそうですが、ブラシノキといえば本来「赤」というイメージがあります。わが家のものは「ピンク」系で、購入したときのプランツタグに( )して金宝樹とあったように記憶しています。ブラシノキの仲間はオーストラリアを中心に約30種もあるそうですから、わが家のものは「赤」のブラシノキとは品種が違っていたのですね。
花の形状は全くの「ブラシの木」。こうなってくると「赤」のブラシノキも欲しいところですが、ブラシノキには耐寒性がないのだそうです。わが家のものはちゃんと雪の中で冬越ししていますから、そこからも品種が違うということがうなずけます。わが家のブラシノキは現在高さが150センチといったところで、2年前に購入したときの倍以上に育っています。花期は5~6月となっていて、今年のように秋に花をつけたのは今回が初めてのことです。
わたしはブラシノキにいつも感心することがあります。5ミリぐらいの小さな丸い蕾がはじけると、その中に丸めて押し込まれているシベが徐々にほぐれながら2センチぐらいに成長してくるのです。しかも、どれ一つとして絡まったりすることなくです。植物のミクロの技に拍手です。するところ、ブラシノキに花びらは無いのだろうかと思ったら、花びらはとても小さくて開花と同時に落ちてしまうのだそうです。そこから花言葉は「はかない恋」なのだとか。しかし、他には「恋の火」や「恋の炎」、花色が鮮やかなことから「気取る心」、真っ直ぐ伸びるシベの姿から「素直な気持ち」なんていうのもあるようです。
こんなきれいな花を年に二度も楽しめるkojiさんがうらやましい(^^)v
花言葉も、言いえて妙。
これから毎年春と秋に咲いてくれたらいいのですが、これが温暖化の影響だとしたら深刻ですね。