(2013.4.21 雪景色の合戦場のしだれ桜:二本松市東新殿)
4月21日朝、雪は一向に弱まる気配がありません。
ベニカナメの赤い新芽にも、どんどん雪が積もっていきます。
今日は、午前9時から12時まで、作業停電の予告がされているのです。ですから、表では雪の中、すでに電力会社の方々が工事の準備をはじめています。
停電となればテレビもなし、暖房もなし、いまや生活や娯楽のほとんどが電力を利用しているのです。テレビ好きの“ワイフ君”の希望によって、マイカーでどっかへ行っちゃいましょうということになったのです。
国道4号線もこの通り・・・
やってきたのは、オープンしたての国道4号線下り側の“道の駅「安達」千恵子の里”。
一通り建物の中を物色し、買い物をしました。
雪はますます降りがよくなっているようにさえ感じます。道の駅敷地内にある大木“万燈(まんとう)の桜”にも重く雪が降り積もっています。
道の駅には、二本松市の名のある桜の写真が展示してありました。ここからまっすぐ家に戻っては、作業停電中の真っ直中に着いてしまうでしょう。そこで、“合戦場のしだれ桜”経由で戻ることにしたのです。
4月下旬にしては記録的な大雪なのではないでしょうか。思いがけない雪景色を見ながらのドライブです。
道の両側から、竹が道路をふさぐ形で覆いかぶさっていたりもしました。
二本松市針道を通過・・・
ここまで来る間に、車の横転事故と、前部を大破した自損事故らしきものを目にしました。
すでに夏タイヤに履き替えた方々も多いんでしょうね。わたしの車はまだ冬タイヤのままですから、こういう思いがけない大雪にもちゃんと対処できるのです。こういうのを“ズボラ”何て言わないで、“用意周到”と褒めてもらいたいです。ハハハ
『きっと誰もいないんだろうな・・・』なんて“ワイフ君”と話しながら来てみると、駐車場には交通整理のガードマンの方々と沢山の車、そして露天のお店まで出ていたのには驚きました。
これが雪の“合戦場のしだれ桜”です!
まあ、週末に是非ともここを見ようと予定をされていた方々は、この悪天候をものともせず来られたのだと思います。
“合戦場のしだれ桜”の道路をはさんで反対側に見えた桜は、かわいそうに重い雪に枝折れしていました。
今から3年前の2010年4月17日にもちょうどこんな雪が降り、咲き始めた桜の花は凍えそうな雪景色に変わってしまったのでした。
次々と車はやってきて、さして広くない駐車場はいつも車で一杯。
思いがけない雪景色ドライブを終え、わが家に戻った時には作業停電も終了し、雪も雨に変わっていました。明日は天気がいいようですが、これじゃ自転車にも乗れないか・・・。
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米沢は午後からようやく雪が止みましたが,真冬並の冷たい北西風が吹き出しました。こちらは夏タイヤでしたので,精々市内走行くらいでした。
桜もようやく咲き始めたのですが,この雪と低温で満開は先送りですね。GW まで花が残るだろうと思います。
こちらも午後からみぞれから雨へと変わり、そして止みました。停電の時間つぶしのドライブでしたが、“合戦場のしだれ桜”からの帰り道、夏タイヤで坂を上がれず立ち往生しているワゴン車がいました。こんな日に夏タイヤで走ろうというのですから、いい根性してます。
こんなこともろうかと、急いで夏タイヤに交換したりはしないことにしています。いつまでも履いていると冬タイヤが減るのがもったいないなんていう人がいますが、早く取り換えれば夏タイヤが早く減るのですから同じですよね。
米沢の桜はこれからですか?その昔、上杉神社のお祭りのとき、ちょうど桜が満開だったような記憶があります。GWには米沢でしょうかね。
「合戦場」ですか! うちの近所にも合戦場という地名や駅があります。戦国時代に合戦があった場所らしいです。
“合戦場のしだれ桜”の場所は平安時代に奥州征伐に来た源義家と地方豪族の安倍貞任・宗任が戦った場所といわれる場所のようです。また、“合戦場のしだれ桜”は福島県枝垂桜番付表では大関にランクされている近頃人気の桜なんです。
合戦場のしだれ桜は二本松からお袋の実家に行く際のルートですが,あのアップダウンで今日の雪の中あれほどのクルマが集まるとは,そのことにも驚きです。
この雪のお陰で米沢はGWとお祭りが桜で彩られそうです。
気象庁がウェブサイトで記録を公表している1961年以降最も遅い積雪だったそうです。すでにタイヤ交換を済ませていた方々も相当いらしたのではないでしょうか。国道4号線も積雪でしたから、ノロノロ走っていた車もありました。無謀にもノーマルの超扁平タイヤで“合戦場のしだれ桜”に挑み、上り坂の途中で立ち往生していたあきれた輩もおりました。
今年の桜前線は例年より1週間から10日ぐらい早めでしたが、山形の桜はこの雪で帳消しとなって例年通りの開花ということでしょうか。